先日蕎麦の食べ方を放映していた。蕎麦粉を作るまでのご苦労はさて置き、ソバ屋で蕎麦を作る過程と、その蕎麦をいかにおいしく戴けるかについてクイズ形式で見ていた。前後には特に外国人の口いっぱいに頬張つて咬み切っているさまは、あたかも厚く重ねたハンバークお食べてる感じで、日本蕎麦には似つかしくないと見えた。日本食には日本食にあった食べ方がある。先日寿司屋で外国人の客に、写真つきの解説リーフを見せて、説明していたが、ソバ屋も結構外人客が来ると思はれるので、食べ方の説明書を見せて、本来の蕎麦の味を紹介してほしい。日本人でも最近は、大食漢が自慢のように見せるが、食はもっと大切に扱ってほしい。周りの人も楽しく食べられる気配りが必要ではないか。個人の自由と言わずに、伝統の食の美学は日本人は護ってほしい。外国人にも教えてあげてほしい。
総工費を１１０１億円圧縮したという。競技場の建設仕様を変更しての見積は、圧縮とは言わない。仕様変更である。増田明美さんの所感によれば、「アスリート第一」のアスリートとは誰の事だったにか。せっかくの国立競技場が、エリートスポーツだけの聖地ではもったいない。市民が集い、気持ちよく汗を流せる場所にしていく方法を考えたい。尤もだ。サッカーだ、ラグビーだ等言わずに、競技場の仕様を明確にすべきだ。後日追加仕様品目ガ出ないよう透明性を求める。あとからやる工事程金額が張る者はない。多目的を狙うと、どうしても追加予算の要求となり、オリンピク委員会の動向も注意すべきだ。
エンブレム盗用疑惑について、大会組織委員会の釈明があった。原案を世界中の商標登録と照らし合わせ、類似のものがあり、原案を修正願い、さらに躍動感を追加して出来上がったのが、今回のエンブレムですとのこと。最初の類似商標とは、どんなものかは表示されなかった。これを開示する必要がある。別に類似デザインで取りやめた経緯もあり、傾向を見てみたい。商標登録は対抗手段として有効ながら、二年も前に開示されたデザインと酷似したデザインの場合、当然優先権は早い者にあると思う。侵害でなくとも、明らかに酷似したデザインである場合、快い気持ちがしない。盗用とか、コピーとかを問題にしているのでなく、独創性を発揮すべきオリンピック、パラリンピックのエンブレムとして、非のないデザインでありたい。