ああいい音だな何と言う鳥の鳴き声か、皆にも聞かせたい。録音してこれに似合う音楽をつけて聞かせよう。決して悪い事ではない。ただ聞く人は千差万別、いい音に聞きほれる人、音楽が邪魔と感じる人もいる。自然の優雅な音は、余計なものをそぎ落としたところにあると思う。人に聴かせたい「もったいない」音色はご自身が感じたそのものの音色で充分。それが聞ける位置が判ればこの上無い賜物と思う。最近はなんでも音楽に包めば優雅とでも思うもか、言葉そのものにも、音楽以上の趣ききがあることを、特にラジオの場合朗読の響きを音が妨害してると感じるのは歳のせいかしら。特に周波数によって、聴力に格段の違いがあることは秋の虫の音が聞き取れない人が年寄りに多いと思う。使えるものを捨てる「勿体なさ」を憂いた方がおられたが、消費経済が経済発展と信じている方が多い今日、全世界観で物の利用価値を考えて、消費抑制を念頭に政治をしてほしい。