オリンピックの男女平等の精神と、肉体的、生理的の男女の差は歴然としてある。たまたま昨夜のラジオ深夜便で、かつてのマラソン選手で九死に一生を得た鯉川なつえさん(現順天堂大准教授))の経験談を聞いた。女子の本来持つ肉体的、生理的条件が、男性と著しく異なる点、即ち妊娠、出産、母乳育児が、生活活動に加算される。男子がいくらか応援できても自分が産んだ愛情は、比較にならない。育児で悩む主婦の精神的肉体的労働は言葉では言い表せないものがある。鯉川氏が炎天下で倒れた時、今で言う熱射病、アメリカの医師が、水を飲ませるより至急体を氷で冷やせと指示されて助けられたと言う。2020 年東京オリンピック暑い盛り耐熱訓練も大事だが、基本的対策は至急始める必要を感じた。鯉川氏曰く。女性が運動を始めると、生理が止まるのは、やはり異常と見るべきで、指導者、コーチ、医学的見地から選手を、一時で使い切ることなく、選手寿命をも十分考慮すべきと叫ばれた。これは避けて通れない緊急の課題である。精神論で短い命とならぬことを切に願う。、