ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

ヨコスズ尾根も三ツドッケもシロヤシオとミツバツツジの大饗宴! 2/2

2016年06月23日 | ハイキング/奥多摩

2016/5/20  一杯水避難小屋から下山しても良かったのですが、S子の疲労度合いも大したことがなさそうなので、三ツドッケへ登ることにしました。

 
▲さっそくシロヤシオが咲いていました。12:35ころ。


▲満開のシロヤシオの木が何本も連なっています! 12:38ころ。


▲ピンクのミツバツツジと白いシロヤシオが隣りあって咲いています! 12:39ころ。


▲ミツバツツジが満開! 12:40ころ。


▲ミツバツツジの中を歩くS子。12:43ころ。


▲白とピンク! 12:43ころ。


▲まだまだミツバツツジ! 12:51ころ。


▲ミツバツツジの向こうに山並みが。中央には先週登った御前山1405mが見え、その先には丹沢が見えています。右には石尾根があるのですが、六ッ石山1478.8mでしょうか? 右の遠くにはPCで拡大すると、富士山らしき山も見えていました。13:07ころ。


▲三ツドッケ(天目山)1576.0m山頂です。13:08ころ。


▲手前から左に延びている尾根は埼玉県との県界尾根です。中央に川苔山1363.3m、その右がおそらく本仁田山1224.5m、いちばん右端遠くに大岳山1266.5mも見えています。13:08ころ。


▲少し右へパーンすると、中央に大岳山、その右隣りに御前山、いちばん右は六ッ石山でしょうね。右の遠くには丹沢が見えています。13:08ころ。


▲さらに右を眺めると、ほとんどが石尾根ですね。左の六ッ石山から右の顕著なピークは鷹ノ巣山1736.6m、その右隣りは日陰名栗山1725mでしょう。13:09ころ。


▲石尾根の続きです。左の日陰名栗山から高丸山1733m、七ツ石山1757.3m、写真中央少し右のなだらかな笠のような山は東京の最高峰・雲取山2017.1mです。雲取山と重なるように手前にある山は天祖山1723.2m、その手前の尾根がタワ尾根ですね。そのタワ尾根の天祖山の右手前のピークがウトウノ頭1587.9mでしょうね。雲取山右には長沢背稜が続いているのですが、そのピークは芋ノ木ドッケ1946mでしょうか? タワ尾根の手前のすぐ眼前の尾根はハンギョウ尾根でしょうね。13:09ころ。


▲尾根のちょっと下方も白とピンク! 13:10ころ。


▲シロヤシオの連なり! 13:13ころ。


▲三ツドッケ山頂から降りて来て、長沢背稜の登山道へ合流しました。13:29ころ。

三ツドッケを登って来て正解でした。ヨコスズ尾根以上にシロヤシオ、ミツバツツジともに盛大に咲いていました。これほど見事にシロヤシオが咲いている場所が奥多摩にあったとは知りませんでいた。


▲この巻き道にもミツバツツジとシロヤシオが咲いていました。13:49ころ。


▲白とピンクの落花。13:50ころ。


▲これでもか、と咲いていますね。13:52ころ。


▲一杯水避難小屋に着き、そのまま東へ進みました。避難小屋の水場が現われます。14:01ころ。


▲冬には涸れることの多いこの水場ですが、今は冷たい水が出ています。この水場の名前が「一杯水」です。14:01ころ。


▲ブナでしょうか? 太い木が生えています。14:15ころ。

この尾根沿いでもミツバツツジやシロヤシオが咲いていました。


▲道標が出て来ました。そろそろのはずです。14:30ころ。


▲道標の下に誰かが「古棒杭尾根入口」と書いていますね。「古」が付いている理由は分かりません。普通は「棒杭尾根」です。今日はここを下降します。林道へ短時間で降りられますから便利な尾根で、よく使わせてもらっています。14:30ころ。


▲この尾根にもミツバツツジがよく咲いていました。14:37ころ。


▲広葉樹林体が終わると、植林帯が始まり、傾斜が急になってきます。15:04ころ。


▲倉沢林道の終点近くに出て来ました。15:31ころ。


▲左下を流れるのは倉沢谷の右俣、長尾谷です。15:45ころ。


▲崩壊で荒れた林道部分を通過し、魚留橋を渡ると、あとは平坦な林道が続きます。15:52ころ。


▲倉沢バス停です。16:25ころ。

「天益」はこの日も入れなかったような・・・・ 金曜日ですから鬼門ですね。


▲S子はシロヤシオとミツバツツジの落花を拾って持ち帰りました。それを黒っぽい食器に浮かべ、家でも楽しみました。けっこう長持ちして、一週間は愛で続けることが出来ましたよ。

今回の山行は僕もS子も大満足の感動山行でした。ヨコスズ尾根で昔シロヤシオが咲いているのを見たことはありましたから、「少しは見ることが出来るかな」との期待はあったのですが、これほどだとは驚きでした。ツツジですから表年だったのかもしれません。来年、今年同様に素晴らしく咲くかどうかは分かりません。ただ、これだけのシロヤシオの木があるのですから、再びの感動を必ず与えてくれる年は来るはず。
来年以降も必ず訪れたいと思います。楽しみが増えましたね。


ヨコスズ尾根も三ツドッケもシロヤシオとミツバツツジの大饗宴! 1/2

2016年06月20日 | ハイキング/奥多摩

2016/5/20  僕は自称・沢屋ですし、S子もどちらかと言えば沢屋ですから、夏の尾根歩きはあまり気分がすぐれません。水の流れる涼しい沢の中に身を潜ませたいのです。ただ、S子は沢登りをする体力が衰えてきていますから、夏でも尾根歩き中心になってしまいます。
夏の暑さを避けるには、標高の高い山に登ればいいのですが、奥多摩でそれをしようとすると、所要時間や必要な体力も大きくなってしまいます。
前の週は御前山1405mでしたから、今回は1500m級の山を目指そうと考えました。それが三ツドッケ1576mです。この山を選んだ理由がもうひとつあります。それは鷹ノ巣谷遡行後に稲村岩尾根で見たミツバツツジ満開の様子。それをS子にも見せてあげたかったからです。そして実は、内心まったく期待はしていなかったのですが、昔ヨコスズ尾根上部でシロヤシオの花を見たことがあります。2、3本の木があったように記憶しています。今回、シロヤシオの花ひとつでも見ることが出来たらいいな、と一応考えてはいたのですが・・・・


▲東日原バス停の裏を登って行きます。8:40ころ。


▲オトシブミが道端に落ちていました。8:45ころ。


▲車道から離れ、登山道になります。8:46ころ。


▲東日原の家並み。8:50ころ。


▲左奥から山ノ神尾根、タル沢尾根、カラ沢尾根。カラ沢尾根のこの写真に見えている崩壊地の左に岩場があるのですが、その岩を「待っとけ岩」と言うのだそうです。何故そう呼ぶのかと言うと、石尾根の城山あたりから間違えてカラ沢尾根を降りて来る登山者が多いのですが、その岩場で進退窮まってしまいます。日原の派出所から見えますから、警察官がその登山者に拡声器で「そこで待っとけよ~」と伝えるわけですね。9:01ころ。


▲セリバヒエンソウ。9:16ころ。


▲山腹高くに民家もありましたから、この辺りの家は沢水だけを引いてるんだろうなと思っていたら、ちゃんと町の水道がありました。町の全戸に引いているのですね。9:22ころ。


▲細長い巻貝の殻がありました。山の中ですから、タニシとかではありませんし、人が持って来て捨てたとも考えにくいですし・・・・ 帰ってからネットで調べると、カタツムリなどの仲間でキセルガイと言うらしいですね。このあたりは石灰岩が多いですから、貝にとっては棲みやすいのでしょうね。9:29ころ。


▲登山道に花が落ちていました。桐の花のようですが、桐の木らしきものは見当たりませんでした。9:41ころ。


▲柵の中は奥多摩工業の鉱山です。石灰岩の鉱山なのでしょう。9:46ころ。


▲葉全体の中心部分が濃い色になっているシダです。名前は分かりません。9:54ころ。


▲植林が減り、自然林が増えて来ました。10:13ころ。


▲グルリン。どうすればこうなるのでしょうね? 10:23ころ。


▲しばらくは右側が急に落ち込んでいる登山道が続きます。ここを100m近く落ちて死亡したケースもあるようですから、要注意! 11:04ころ。


▲ふさふさの柔らかそうな草がたくさん生えていました。S子のお気に入りです。11:09ころ。


▲ミツバツツジと今日初めての出会いです。11:16ころ。


▲まだ標高が低いですから、葉もだいぶん大きくなっていますね。11:17ころ。


▲マムシグサ。11:28ころ。


▲ミツバツチグリ。11:38ころ。


▲ヤブキリの幼虫でしょうか? 11:39ころ。


▲足もとに白い花がたくさん落ちていました。そうです。ほとんど期待はしていなかった、シロヤシオ! 11:47ころ。


▲目を上にあげると、シロヤシオの花が! ただ、今日は曇っていますから空の白と重なってあまり区別が付きません。11:47ころ。


▲シロヤシオを喜ぶS子。11:47ころ。


▲本当に清楚な花ですね。11:48ころ。


▲低い位置にあったのでパチリ。11:49ころ。


▲登山道にはずうっとシロヤシオの白い点々が続いています。11:53ころ。


▲数は少ないですが、ヤマツツジも咲いていました。12:01ころ。


▲ミツバツツジも花盛りです。12:01ころ。


▲キツツキが開けた穴なのでしょうか? 12:04ころ。


▲ミツバツツジに囲まれながら歩きます。12:08ころ。


▲一杯水避難小屋に到着しました。12:11ころ。


▲この避難小屋にも何度もお世話になりました。12:31ころ。

ここまででも十分に満足できるミツバツツジとシロヤシオの美しさでした。まさかシロヤシオに出会えるとは思っていませんでしたから、それだけで大満足。

S子に「三ツドッケまで行く?」と聞くと、大丈夫のようなので、休憩後、三ツドッケへ登ることにしました。もし疲れているようなら、ここから下山するつもりだったのです。


心地よい青空のもと、緑輝く御前山へ登りました 2/2 ――― 森林伐採のため登山道が閉鎖されていました。

2016年06月13日 | ハイキング/奥多摩

2016/5/13  今日の天気は本当に安定した快晴です。僕とS子の山登りはいつも超のんびりですから山頂到着も午後2時を過ぎてしまっています。「正しい登山」ではそろそろ下山しておかなければならない時刻ですが、日も長いので大丈夫でしょう。

 
▲御前山避難小屋です。この小屋は建て直した際に、天井下の壁部分が大きく開いていて「寒い」と不評だったのですが、その後壁の開きは閉じられました。一度泊まってみたいですね。14:28ころ。


▲小屋の左横に水場があります。晩秋から冬にかけて水は涸れないんでしょうかね? 14:28ころ。


▲ムラサキケマン。越年草で、毒もあるそうです。14:30ころ。


▲避難小屋の中の様子。明るい小屋ですね。14:31ころ。


▲登山道脇に花が咲いていました。花の色が薄黄緑色~薄黄色です。実際に見ると、清楚なとても美しい花でした。図鑑やネットで名前を調べようとしましたが、まったく分かりません。14:39ころ。

K嶋さんが教えてくれました。ルイヨウボタン(類葉牡丹)です。花びらのように見えるのが咢片なのだそうです。6枚あるのだそうですけれど、どれも5枚しか見えません。6枚目があるはずの隙間だけはあるのですが・・・・


▲木漏れ日の中を気持ちよく下山していきます。14:44ころ。


▲でも、いいことばかりは続かないもの。S子の足が攣ってしまいました。登りでは攣らなかったのに、下りで攣るとは・・・・ しばし休息します。少し休むと落ち着くのですが、攣っているときは実に痛そうです。15:07ころ。


▲ラショウモンカズラ(羅生門葛)。名前の由来は渡辺綱(わたなべのつな)が羅生門で切り落とした鬼女の腕に見立てたのだそうです。ただ、これは謡曲『羅生門』の中での話しで、実際は京都の一条戻橋の上で鬼の腕を切り落としたという逸話なのだそうです。どちらにせよ、この花のどこが鬼の腕なのでしょう? 15:31ころ。


▲カツラの巨樹がありました。15:35ころ。


▲久し振りに見るヤマシャクヤク。15:38ころ。


▲山道から林道に出て、本当なら再びこの山道を下って行くのですけれど、通行止めです。倒木があるのだとか? 崖崩れとかなら分かりますけれど、倒木が原因の通行禁止ってどんなのでしょうね? 15:46ころ。


▲再びラショウモンカズラが咲いていました。綺麗な花です。切り落とされた鬼女の腕にはどうしても見えませんよね。15:51ころ。


▲ベンケイソウ科のマンネングサの仲間です。何マンネングサかはよく分かりませんが・・・・ 15:56ころ。


▲ネットであれこれ調べましたが、キケマンか、ミヤマキケマンかの、決定的な違いを僕の目では判別することが出来ませんでした。15:58ころ。


▲途中、森林伐採の人たちが作業していました。対岸の広範な山肌が皆伐されていました。どこをどう通って来たかよく分からないのですが、よく見知った建物が現われました。栃寄森の家です。下山を予定していた登山道は沢沿いのコースでしたから、ずいぶん上の道に来てしまったものです。16:44ころ。


▲高さ数メートルの木が白い花で満開でした。写真の花なんですが、調べても名前が分かりませんでした。16:49ころ。

これもK嶋さんが教えてくれました。オオカメノキです。


▲セリバヒエンソウ。16:52ころ。


▲本来なら下山してくるはずだった登山道がここです。「森林伐採に伴い登山道を通行止めと致します。・・・・伐採期間:平成29年3月末まで ※毎週日曜日は作業を行わないため通行は可能です」と書かれていました。17:07ころ。


▲境橋バス停へ向かって急ぎます。前方に石尾根が見えています。左のピークは六ッ石山1478.8m、右のなだらかなピークは三ノ木戸山1177mでしょうか? 17:09ころ。


▲バス停が近づいてきたころ、道端にヘビがいました。何ヘビなんでしょう? アオダイショウのような気もするのですが・・・・ 17:22ころ。


▲境橋バス停に到着しました。17:25ころ。

バスはすぐに来て、奥多摩駅ではまずは天益を覗きます。どうやら金曜日の天益は僕たちにとっては鬼門のようですね。地元の人たちの宴会だったように思います。まあ、仕方ありませんね。電車で帰って地元で打ち上げ。

尾瀬では標高差のある山登りはしていませんから、S子としてはひと月半ぶりの高度差のある山歩きでした。下山時に足が一度攣りましたけれど、ほぼ順調に歩き通せました。


心地よい青空のもと、緑輝く御前山へ登りました 1/2 ――― 少しだけ違うコースから

2016年06月10日 | ハイキング/奥多摩

2016/5/13  GWを雪がまったくない尾瀬でのんびりと過ごした僕とS子でした。満足感は十分に得ていましたが、一週間もたつとまたぞろどこかを登りたくなりますね。
と言うわけで、だんだん暑くもなってくるので、標高もそれなりに高い山を登ることにしました。 


▲奥多摩湖バス停からダムを渡って向う側の大ブナ尾根を登ります。大ブナ尾根は写真の右から左上へ連なっている尾根です。ただし、末端から素直に登る通常のルートではなく、今日は尾根末端を回り込んでしばらく進んだあたりから取り付きます。9:04ころ。


▲奥多摩湖いこいの路の入り口です。9:14ころ。


▲何ウツギかは分かりませんが、ウツギの仲間だと思います。9:17ころ。


▲スイカズラが咲いていました。いい香りがする花です。9:17ころ。


▲写真中央少し左に、奥多摩湖を隔てて倉戸山1169.3mが見えています。倉戸山から右に延びている尾根は榧ノ木尾根、さらに右へ続く尾根が石尾根だと思います。9:23ころ。


▲写真の中央、遠くに大寺山の白い仏舎利塔が小さく見えていました。今日は青空が綺麗です。9:27ころ。


▲トチノキ(栃の木)の花が咲いていました。9:36ころ。

トチノキついて調べていたら、栃木県の県木だということは「ふ~ん」と言った感じですが、さすがに「面食らう」の語源にトチノキが絡んできていると言われると驚きました。
というのも、栃の実を渋抜きしてもち米と混ぜて栃餅にするのは知っていますし、餡子をくるんだ栃餅は大好きです。さらに、栃の実を粉に挽き、麺棒で伸ばして栃麺も作るのだそうです。栃麺は固まりやすいので、急いで作らなくてはならないようで、そこから慌てることや慌て者のことを「栃麺棒」と呼ぶようになったのだそうです。そして、「栃麺棒を食らう」が略されて「面食らう」になったとか。古代から日本人に食されて来たなじみ深い植物だったのですね。


▲奥多摩湖畔に沿った林道を進んで来ました。写真の東屋があります。そこで休憩。9:39ころ。


▲東屋から少し戻ったところに、今日の登山口があります。10:04ころ。

すぐに山道がふたつに分かれました。左に上がっている道はその先にモノレール軌道が見えています。ここは右の山道を選びました。


▲すぐに鹿柵が出て来ました。高さ2mくらいの鉄杭の間に粗目のネットを張り巡らしています。10:09ころ。


▲白い紐をほどいて柵を開けます。通った後はまたちゃんと紐を結んでおきます。10:12ころ。


▲ネットが破れている柵もありました。でも、シカは通り抜けられないと思います。右の看板には「苗木をシカから守るために、必ず扉を閉めてください。東京都水道局水源管理事務所」とあります。10:28ころ。


▲作業小屋でしょうか? すごく立派で、登山者のための休憩所みたいです。作業小屋は短期使用でしょうから、こんなに頑丈には作らないのが普通ですから。10:30ころ。


▲昆虫が交接中でした。ゾウムシの仲間のようにも思うのですが、調べても分かりませんでした。10:52ころ。


▲フタリシズカの穂が立っています。でもまだ蕾ですね。11:10ころ。


▲標識がありました。この山道でよかったようです。11:11ころ。


▲大ブナ尾根への登山道は左上へと登っているのですが、もっとしっかりした山道がまっすぐ進んでいました。そちらへ行き過ぎてしまったS子が少し戻って来ました。11:12ころ。

でも、まっすぐ進んでも結局は大ブナ尾根へ続いているような気もします。いつかまっすぐ歩いてみたいものです。


▲山道を登って行くと、モノレール軌道が現われました。最初に見えていたモノレール軌道だと思います。11:20ころ。


▲しばし休憩をとり、再び山道を歩き始めました。モノレール軌道沿いに山道は通っています。山道とモノレール軌道とが離れてしまう箇所にプラットホームがありました。11:47ころ。


▲見覚えのある鉄塔(携帯電話の中継塔?)が見えて来ました。大ブナ尾根です。サス沢山940.0mの近くに出たようです。びっくり! です。何故なら、昭文社の地図によると、もっと上の標高1050m付近に出るはずだったからです。11:50ころ。


▲ギンリョウソウ。11:54ころ。


▲輝く新緑の中を進みました。12:20ころ。


▲「東京市」と刻まれた石柱がありました。1889年から1943年まで東京府(現・東京都)の東部にあった市です。ほぼ現在の23区に相当していました。ここ大ブナ尾根にどうしてこのような石柱があるのでしょう? 12:32ころ。


▲新緑の木陰の登山道は思いのほか涼しく歩けます。12:33ころ。


▲葉の様子を見るかぎり、ミツバツチグリだと思います。13:05ころ。


▲季節は春ですから、ハルリンドウかな? と思ったのですが、調べてみるとどうやらフデリンドウのようです。小さな可愛らしい花です。13:11ころ。


▲バイケイソウの群落です。2015年7月11日にもここを通っています。緑色の花が咲き誇っていました。http://blog.goo.ne.jp/1940sachiko/e/a85ace4f4ca50b5824a3311609b82e21
13:16ころ。


▲カタクリの葉がまだ残っていました。13:24ころ。


▲チゴユリ。小さな百合の花を下から仰ぎ見ました。13:29ころ。


▲最後の急登を登り終え、惣岳山1348.5m山頂に到着しました。山頂には平日にもかかわらず登山者がたくさんいました。もう少し先で休憩することにします。13:32ころ。


▲登山道脇にニリンソウが咲いています。13:38ころ。


▲カタクリの実が見えます。種が熟して、弾けて落ちると、その種をアリが巣まで運んで生育地が広がって行くのだそうです。種はアリが好む匂いがするのだそうですね。13:39ころ。


▲御前山へ向かいます。ここの登山道にはカタクリ保護のため柵がめぐらされています。13:43ころ。


▲フデリンドウです。先ほどのよりは少し大きな花でした。13:47ころ。

南側が開けたベンチのある休憩場所がありました。そこでしばし休みます。


▲御前山1405.0mに着きました。14:14ころ。

大ブナ尾根は急登ですから、S子の足が攣らないかと心配していました。でも、今日は順調です。青空の広がる今日の天気同様、気持ちよく登っていましたね。


久し振りにハイペースな山行をヤケト尾根で 2/2 ――― 日陰名栗山からの下山もハイペース!

2016年04月15日 | ハイキング/奥多摩

2016/3/27  石尾根に出ました。天気もまだまだ持っています。晴天ではなくなりましたけれど、薄曇り程度。ひょっとしたら、石尾根に出る前後には雷もあるかと予想されていたくらいですから、嬉しい予報外れ。

 
▲左端には奥多摩湖が見えています。その右上には三頭山。三頭山の手前左右に走る尾根は赤指(あかざす)尾根、その尾根の手前には峰谷の集落が見えていますね。12:46ころ。


▲右に三頭山、左には御前山が見えています。御前山手前の山が榧ノ木山だと思います。そしてその榧ノ木尾根の手前の尾根が下山に使う浅間尾根。12:46ころ。


▲右から左へパーンしています。左端に鷹ノ巣山1736.6mが見えました。12:47ころ。


▲ヤケト尾根は終了点が日陰名栗山ではありません。少し西へ行かねばなりません。この写真がそう。12:52ころ。


▲日陰名栗山1725m。12:53ころ。


▲見たことのない感じの山名板が掛けられていました。焼き物です。13:12ころ。

さすがに山頂ではゆっくりと休みました。


▲鷹ノ巣山方面へ下山開始です。13:17ころ。


▲鷹ノ巣山の避難小屋。13:34ころ。


▲中の様子。なかなかいい避難小屋ですよ。13:46ころ。


▲鷹ノ巣避難小屋の水場。13:51ころ。


▲浅間尾根は歩き易い尾根です。丸太がたくさん置いてありましたが、シイタケの榾木でした。14:15ころ。


▲山中にしては立派な神社がありました。鳥居もあります。14:33ころ。


▲続いて幾つも祠があります。3つはあったでしょうか? 14:37ころ。


▲文字はよく読めないのですが、富士登山とか大正とか、また、富士山の絵も見えますね。ここは浅間尾根ですからね。14:38ころ。


▲峰谷の奥集落(多分)が見えて来ました。14:44ころ。

このあと林道に出て、奥集落まで行きました。以前とはちょっと違うような・・・・
林道の記憶がありません。


▲奥集落です。この小屋はお風呂のようです。こんなお風呂最高ですね。14:49ころ。


▲また山道となり、また車道に出て来ました。14:54ころ。


▲また長めの山道でした。そしてまた、車道に出ます。15:08ころ。


▲とうとうゴール到着。峰谷バス停です。15:22ころ。

ここまで鷹ノ巣避難小屋から1時間34分ほど。一般的なコースタイムとほぼ同じでした。とは言え、休憩なしです。
ところで、峰谷は一日3本のバスしか出ていません。今度のバスは16:55ですから、あと1時間30分も待たなければなりません。と言うわけで、続いて峰谷橋まで歩くことに。そこまで行くとバスの本数が多くなるのです。


▲峰谷橋が見えて来ました。たったの30分で着いてしまいました! 15:53ころ。


▲峰谷橋バス停です。16:12のバスに乗ることができました。15:56ころ。

S原さんも奥多摩駅での行きつけは天益でした。カウンターに座れました。一昨日来て予約で満席でしたから、来れて良かったです。S子がいないのは残念ですけれどね。
警察のH本さん、元有名な沢屋さんで今はマウンテンバイクで山を走り回っているというM野さんとそのMTB友達(自衛官)がいて、沢の話しや彼が所属したり創設したりした有名な山岳会の話しとか、面白かったですね。かつての未知の沢を解明する喜びが、今はMTBで未知のコースを走ることの喜びにつながっているのだそうです。

今回のYYD体験山行で、僕はこの会への入会を決めました。すぐに入会手続きをするわけではありませんが、たとえ他の会をさらに探したところで、帯に短し襷に長し、なのはどこの会だとて同様でしょう。山は連れて行ってもらうものではありません。仲間とともに楽しく作り上げて行くものです。HPを見ての最初の直感を信じることにしましょう。