またしても1ヶ月以上前の山行記録です。Y山さんが計画した体験山行です。体験山行というのはYYDに興味のある方にYYDの山行を体験してもらって、入会するかしないかの参考にしてもらうための山行です。YYDのことを知ってもらうためですから、普段YYDが実践しているような山行でなければなりませんし、かと言ってあまりハード過ぎてもいけません。
僕自身は入会前に2回の体験山行に参加しました。最初はヤケト尾根でした。奥多摩の日陰名栗山の北尾根です。この尾根は僕は何回か登ったことがありましたから、問題はありません。2回目は丹沢のゲレンデ広沢寺でした。ここも何度となく訪れたことのあるゲレンデですし、易しいルートでの基本練習だけでしたから、問題はありませんでした。
今回のY山さんの体験山行には女性2名が参加するようです。彼女たちのことを考慮して、早過ぎるペースでは歩かないでしょうから、今の僕でも大丈夫なはずと考えて、参加させてもらうことにしました。
2022年3月27日(日) 伊豆ヶ岳東尾根地図読み山行
▲8:36。西吾野駅前でさっそくY山さんによる地図読み講習が始まりました。僕は地形図から山の形を想像するばかりで、磁石を使っての地図読みは苦手(ほとんどしたことがない)です。
▲8:55。まずは伊豆ヶ岳東尾根手前の丘を越えなければなりません。
▲9:01。杉の植林の中を登って行きます。
▲9:09。森坂峠、標高は350mほどです。ここは十字路になっていて我々は真っすぐ進み、下っていきます。
▲9:19。すぐに下久通(しもくずう)の集落が見えて来ます。
▲9:30。ここが伊豆ヶ岳東尾根の登山口になります。
▲9:33。琴平神社。下の道路からも見えていました。
▲9:35。すぐ上にも鳥居と神社があります。これも琴平神社。こんなに近くにふたつの琴平神社がある理由は何なのでしょう?
▲9:51。要所要所で地図を見ます。自然とこの日の体験者への指南役が決まったみたいです。向こうでも青ザックのK藤さんが教えてあげています。
▲10:03。また地図読み。
▲10:11。この場所の地名が狢入(むじないり)だと言うことなんでしょうね。このドラえもんは有名みたいですね。昔から置いてあるようですし、色褪せてもいませんから、誰かが定期的に交換しているのでしょうか? ネットで見る限りでは2017年にはすでにありました。
▲10:18。訳あって遅れてしまったS藤さんがここで追い付き、合流しました。
▲10:26。所々で急登があります。
▲11:01。下りもあります。
▲11:10。670m標高点です。向こうに見えているのが伊豆ヶ岳でしょうね。のび太の人形もありますね。この辺りで東尾根の6合目くらいでしょうか?
▲11:18。また急登です。
▲11:20。なだらかな場所もあります。
▲11:29。まあまあ急登。
▲11:31。下りもあります。
▲11:39。脆い急登が出て来ました。落石を落とさないように慎重に登ります。
▲12:00。山頂直下のこの日の核心部に出て来ました。残置ザイルがセットされています。僕たちは練習も兼ねて、ザイルを出すことにしました。全員が長めのシュリンゲで簡易チェストハーネスを作りました。Y山さんがリード、僕が半マストで確保します。セルフビレイもしっかりと取りました。ザイルの中間でエイトノットを作って、カラビナに留めて後続が登りますが、Y山さんのところに到着する前にザイル末端が僕の居る場所から上に行ってしまいそうです。僕は持っている20mロープを括り付けます。こうなる可能性は分かっていましたから、ロープは手元に置いていたんですけれどね。状況を先読み出来るメンバーがいないと困ることもあるでしょうね。
▲12:14。簡易チェストハーネスの様子です。
▲12:16。もちろん、このようにザイルで確保しなくても大丈夫ですけれど、意外と急です。良い練習になったと思います。
▲12:24。最後に僕がフォロウしました。残置ザイルは3ヶ所あって、2ヶ所目から下にいるY山さんを見ています。
▲12:25。2ヶ所目から見上げるとこんな感じ。最初の部分だけ脆そうで、傾斜もいちばん急でしたから、ザイルを出しました。その上は比較的問題はありません。先行したメンバーは先に進んでいます。
▲12:28。最後から登って来るY山さん。彼の姿を確認するのも最後から2番目に登っている僕の責任です。
▲12:30。安全地帯に到着です。
▲12:30。そこは伊豆ヶ岳山頂。皆、すでに昼食タイム。
▲12:30。伊豆ヶ岳850.9m山頂です。
▲12:43。K藤さんが皆にお汁粉(ぜんざいだったかな?)を振る舞ってくれました。美味しかった!
▲12:59。伊豆ヶ岳山頂は南北に細長いですね。
▲12:59。のんびりと休憩し、ここから後半戦に突入です。
▲13:02。山頂で咲いていた馬酔木(あせび)の花。
▲13:03。山頂からは暫らく急降下が続きます。
▲13:19。次のピークにある東屋が見えて来ました。
▲13:19。東屋があったのは古御岳(こみたけ)山頂でした。
▲13:28。古御岳からも長い急下降をします。
▲13:33。そして、古御岳の南の次のピーク(710mほど)から西への下降が始まります。ここからは山道もないので地図読みが重要です。皆で地図と磁石でルートを探しています。標高差数10mは尾根形がないので、下降ポイントの確定は難しくなります。
▲13:37。Y山さんはほんの少しだけ北よりに下りかけましたが、すぐに地図で確認しています。
▲13:38。結果、修正して30度ほど南へ戻ってきました。
▲13:46。途中にこんな石垣があります。以前はもっと里の人も通っていた尾根なのでしょうね。
▲13:48。道なき急な斜面を下る体験山行参加の女性ふたりです。
▲13:50。尾根形がはっきりしてきましたね。標高600m前後付近だと思います。
▲13:59。558m標高点かな? このすぐ先で尾根がふたつに分かれて、その左の尾根を下降しますから、慎重に地図読みしなければなりません。
▲14:24。どうやらここは鉄塔が立っていた跡地のようですね。もしそうなら、標高は470mくらいだと思われます。
▲14:31。手入れの行き届いた杉林ですね。
▲14:40。名郷の集落が見えて来ました。
▲14:45。車道に降りました。
▲14:48。名郷バス停です。ここが始発。この停まっているバスで飯能駅まで乗りました。
飯能駅前の居酒屋さんで反省会。体験山行参加の2名を中心に会話も弾みましたね。その後、この2名はYYDへの入会が決まったようです。
この日の山行は僕にとっては比較的楽だったと思います。2名に合わせたペースだったからだと思います。先頭を歩くK藤さんにY山さんは何度も「もっとゆっくり」と声を掛けていましたから。地図読みは皆に任せっきりでしたが、ザイルを出した場面では少しは役に立てたかなと思います。