先月の3月13日にS﨑君と日和田で岩トレしました。その時、初めてクライミングを体験したK森さんですが、S﨑君からのメールでは「2~3日後からむらむらと登りたい欲求が湧いてきた」んだそうです。それで、4月も再び日和田へ行こうとの話が出て来たとのこと。それで今回、日和田へ行くことになりました。
今回は隼平君は参加していません。まだ子供ですから、大人と一緒のトレーニングは無理があるかもしれませんね。その代わりではありませんが、K森さん同様、S﨑君の同じ職場の後輩、M江君が参加することになりました。K森さんよりは年上ですが、彼もまだ20代、身長も高く細身ねです。御在所の藤内壁に行ったことがあって、剱岳の源次郎尾根を登ったこともあるそうです。ですから、装備はひと通り持っているようです。ただ、継続的に何度もクライミングをやっていたわけではないそうですね。
今回は前回よりも1時間遅く高麗駅に集合しました。陽も伸びましたし、この日は気温が高く夏日予報でしたけれど、まだしばらくは岩トレにも良い季節だと思います。
2022年4月23日(土) 日和田岩トレ
ここのところクライマーの少ない日和田が続いていました。この日も多くはなかったのですが、講習会なのか、男岩南面の3級ルートには軒並みトップロープが張られていました。それで僕たちは女岩南面へ。
僕の確保でS﨑君がリードします。女岩中央の3級ルートです。左側にも易しいルートがあるのですが、そこにもトップロープが張られています。そして、S﨑君がトップロープをセットし、僕たちのトレーニングがスタート。
▲10:57。最初にK森さんが登ります。問題なく簡単に登りました。上からはロワーダウン(ロープに体重を預けて、確保者が下ろすのに任せて下る)で降りて来ました。続いてもう一度登り、今度はクライムダウンで降りて来ます。上の写真で確保するのはS﨑君、左はM江君。
▲11:17。K森さんに続いてM江君も登ります。問題ありません
▲11:20。M江君もロワーダウン。
▲11:46。続いて、もう少し右のルートにチャレンジします。最初のルートよりも少しだけ難しいルートです。K森さんからチャレンジ。ここも問題なくクリア!
▲12:39。次のルートは1本目と2本目の間の岩が少し膨らんだ場所から登ります。なかなか足を地面から離すことが難しく苦労しています。この時はまだK森さんは登れなかったと思います。
▲12:57。続いて、この難しいルートにM江君も挑戦しました。右足を地面から離すことがなかなか出来ずに苦労していました。人によって得手不得手はありますし、得意な部分も異なります。熱心に指導するS﨑君。
どこらへんで登ったかは忘れましたが、S﨑君も僕もこのルートを登ってみました。ふたりとも登れました。グレードですが、5級-くらいだと思います。
ここらで昼食。
▲14:31。昼食後もK森さんは同じルートにチャレンジ! 苦労の末、見事に登りました。
そして、S﨑君がトップロープの位置を少し左へ移しました。
▲14:49。新しいトップロープの位置でやはりK森さんが最初にトライしました。彼女はやる気満々です。女岩南面の左端を登ります。後で僕も登りましたが、3級だと思います。今のK森さんには簡単なルート。
▲14:52。最上部は少し難しく感じたようですね。今のこの位置から左の壁を登りました。
▲14:54。ロワーダウンで降りて来ます。青空バックなので美しいですね。
▲15:05。M江君も問題なく登って、ロワーダウン。気分も最高!
M江君も何年ぶりのクライミングだったんでしょうね。クライミング経験者とは言え、学生時代に少し体験しただけのようですから、ほぼ初心者ですよね。てっきりそれなりに登れるものと考えて、いきなりそれなりのルートに挑戦させてしまいました。でも、苦労はしていましたが、素質は見せていましたね。何度か経験を積むと、才能を開花させるのではないでしょうか?
ここで、僕にも登らせてもらいました。ふたりが登ったルートよりもちょっとだけ左のカンテ沿いに登ってみました。3級+くらいでしょうか? 続いて、女岩西面の右下の前傾壁も数メートル登ってみました。途中で右に逃げましたからはっきりとは分かりませんが、5.7はありそうに感じます。
▲15:35。K森さんもこの前傾壁を登ってみたくなったようで、僕に続いてトライ。いいところまで登れてましたね。
ここで再度トップロープの位置を替えました。S﨑君が女岩南面の右端をトライしたがっていたのです。
▲16:08。早速、S﨑君がトライ。ハング下を登るのですが、スタンス(足場)がなかなか決まりません。
▲16:14。ハング下に手を入れてアンダーホールドとします。まだスタンスがしっかりと決まりません。結局、S﨑君はハング下ではなく、もう少し左から登って行きました。最初のルートは5級+(5.7~5.8)くらいかな? と思います。S﨑君が登れたルートは4級+かな?
この後だったでしょうか? 僕も登ってみました。ハング下から、ハング下部のアンダーホールドやその上のホールドを使いながら登って行きます。登れました。5級+くらいに感じました。昔のガイドブックには5級と出ていましたけどね。
▲16:31。K森さんも果敢にチャレンジ。ここまで幾つものルートを登って来て、まだ筋肉がパンプせずに使えています。筋肉に乳酸が蓄積されにくいのでしょうかね? 素晴らしいことです。当然ですけれど、登れませんでした。でも、その頑張りに拍手ですね。少し左のルートは何とか登れました。
ところで、この日の僕はあまり登りませんでした。腰が酷く痛かったからです。前日に自転車を2時間以上漕いだので、その影響かと思います。何本かは登らせてもらいましたが、登っている最中は腰の痛さを忘れているのは不思議ですね。
日没時刻が18時20分ころになっていますから、僕たちも17時過ぎるまでトレーニングを続けました。終了後、麓のうどん屋さんで打ち上げをしました。埼玉県も蔓防が終了したので、このうどん屋さんでもアルコールを提供できるようになりました。そのせいだけではないと思いますが、お客さんも大勢入っていました。
話も弾み、来月も岩トレをしそうなムードでしたね。今日は僕もS﨑君も初めてルベルソ5をトップロープの確保で使用しました。ハイフリクションモードはやっぱり制動力が大きいですね。弱い力でも制動が効きます。本当は懸垂下降でも使う練習をしたかったのですが、この日は登ることだけに精一杯でした。天覧山の最下部岩場で繰り返して、懸垂下降の練習をしてみたく感じています。