2013/2/2 土曜日なのですが、夜に用事が入っていたので本当は山へ行く予定ではありませんでした。でも、気温が4月並みに上昇するとの予報が出て、S子と二人で暖かい日和田へ行くことにしました。家を出たのも10時ころですから、まあ、のんびりですよね。
▲高麗駅から日和田まで歩いて、準備をして、1本目のリードを僕がしました。そして、写真はフォロウするS子。時刻は11:55ころです。もうお昼時ですよね。
まずはいちばん易しいルートから。先週の異常な少なさとは比べ物になりませんが、今日もクライマーは少ないですね。
▲2本目も男岩南面中央の易しいルートを登りました。その後、懸垂下降しているS子です。登ったルートは幸子のすぐ左のへっこんだところ。
一面曇っていた空も、急に晴れ渡り、快晴です。気温も急上昇しています。12:43ころ。
▲3本目は男岩南面左下の垂直なフェースから左端を直上するルート。写真ではS子が垂壁を抜けたあたりです。13:06ころ。
▲4本目からはS子がリードしました。まずは僕の1本目と同じルート。最上部は左端から回り込みました。14:03と14:08ころ。
▲男岩西面を懸垂下降。今日も本当にクライマーが少ない! 14:36ころ。
▲5本目は僕の3本目と同じルートをS子がリードすることになりました。S子には少し難しいかなとも思ったのですが、カチッとしたホールドがあるので大丈夫だと思ったのです。
しかし、結果は写真の通り。数メートルの垂壁途中から右へと逃げてしまっています。15:01ころ。
でも、S子の登攀力不足ではありません。何と! 垂壁上半分がびしょ濡れなんです! さっき2時間ほど前に僕がリードしていた時には乾いていました。でも、今はびしょ濡れ!? フォロウしてみると、湿っているといった程度ではありませんでした。垂壁上半分にだけバケツ一杯の水をぶちまけたかのように濡れていました。
日和田でこんなことは初めてです。考えられることと言えば、気温の急上昇によって岩場内部の氷が融けて浸み出して来た。それくらいでしょうね。何とも不思議な現象です。
▲いったん右に逃げたので、中央のクラックへと登りました。楽勝ですね。15:10ころ。
▲6本目もS子のリードです。他のクライマーも次々と帰り始め、男岩南面にはザイルが1本もなくなりました。
というわけで、こんな時にしか登れないルートを登ってもらいます。つまり、男岩南面の右下から左上へと対角線上に斜上するルートです。登っているクライマーが大勢いる時は(一人でも同様ですけれど)迷惑極まりないルートですね。
右下のフェースから中央凹角へトラバースするあたりが意外と厭らしかったですよ。そんなトラバースは普段はまずやらないので、新たな発見でした。15:45ころ。
本日はこれで終了。ゆっくりと片づけをして、日和田の岩場の東にある尾根を経由して高麗駅へと下山しました。帰宅すると、夜の用事へと出かけ、夕食は9:30ころからでした。