ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

久し振りの岩トレで日和田へ―――嘆かわしいほどの筋持久力の低下! そして、O橋君のお祝い!

2014年10月15日 | 岩登りトレーニング

2014/10/11  なんと! 7ヶ月ぶりの岩登りトレーニングです。沢登りには行っているのですが、沢歩き的なのが多く、登攀的沢は海沢谷枠木沢だけ。これではクライミング能力が衰えてしまって当然です。
ここから再びのスタートをしに、日和田へと向かいました。

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▲分かりにくい写真ですが、1本目は男岩の西面右端から南面左端に回り込むルート。ウォーミングアップ用の易しいルートは早く来ているパーティーがトップロープを垂らしていますから、こんな重箱の隅のようなルートどりになりました。9:35ころ。

ちなみに、今日は自分はリードする気はまったくありません。すべてO橋君のリード。

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▲2本目は南面中央。この時、ここだけぽっかりと空いていましたから。10:00ころ。

3本目は写真を撮り忘れましたが、2本目のすぐ右、中央クラックに抜けるルートでした。

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▲4本目はアンダークーリングルート。矢印で示したホールドをアンダーで掴みます。10:26ころ。

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▲「上部は易しい方に行きます」と言っていたO橋君。でも、実際に選んだルートは難しい方。10:29ころ。

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▲懸垂下降するO橋君。男岩の上には陽光が当たり、今日は暑いくらいでした。10:44ころ。

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▲男岩西面の混雑具合。10:59ころ。

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▲明るい空と日陰の岩場の調整がうまくいかず、見にくい写真です。右下から伸びているザイルが僕たちのザイルで、トップロープにセットしてあります。中央にいるのがO橋君。松の木ハングに挑戦中。三角形の右の辺をホールドとして使えば登れるのでしょうが、それは反則です。なかなか登れずにギブアップ! 11:41ころ。

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▲続いて僕もチャレンジ。やっぱり駄目で、ザイルにぶら下がって確保してくれているO橋君を撮りました。二本の足はもちろん小生。12:03ころ。

僕としては実にショックです。トップロープでならだいたい登れていたのに。ちょっとぶら下がっても、二度ぶら下がることはなかったのに。それに、核心部より下のホールドで行き詰ってしまっているとは!

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▲O橋君の2回目のチャレンジです。松の木ハング自体は結局駄目で、右を巻いて登りました。松の木ハング上部も難しいのですが、こちらの方は何とかクリア! 12:19ころ。

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▲5本目のリードルートは南面右端の3段になっているフェースです。今O橋君が取り組んでいるのは1段目。本来のルートに限定があるのかどうかは知らないのですが、僕は自分で「右端のカンテを使わない」ルールを作っています。カンテを使うとⅣ+のグレードより易しくなってしまうからです。
3段目もそのルールに忠実にやると、身長の低い女性などにはかなり難しくなってしまいますが。13:05ころ。

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▲6本目は南面と東面の角のカンテルート。13:38ころ。

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▲上部は「フレークルート(仮称)」へ向かいました。フレーク右上の矢印の角を掴んで登ります。体をフレーク右の顕著なチムニーに上手く入れるようにして登ります。チムニーの中には足を置く手頃なスタンスがなく、ちょっと工夫が必要なのです。13:41ころ。
O橋君もそのフレークの前に立って、どうやって登るか、考え込んでしまっています。
僕もフォロウでは2、3回登ったりクライムダウンしたりしました。何とか登れましたが。

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▲わりと岩場には蛇がよくいて、日向ぼっこをしたりしていますけど、この抜け殻の主も男岩を住処にしていたんでしょうか? アオダイショウでしょうかね? 14:22ころ。

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▲7本目は松の木ハングの左の辺を登り、いま写真中央にいるO橋君の位置から左に3mほどトラバースするルート。ただ、O橋君が置いている左足の位置よりもう一段下をトラバースした方が易しいと思います。14:40ころ。

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▲8本目は男岩の東面です。「東面基部斜上ルート(仮称)」。こんなルートを登っているクライマーはいないでしょうが、なかなか面白いルートですよ。スタンスを限定すれば、グレードも上がるはず。今回はいちばん下の段には降りずに登っているのですが、グレードはⅣ+級くらいでしょうか? 最後はいまO橋君がいるあたりから左のクラックを登っておしまいです。15:20ころ。

今日はこれで終了。いつもはもう少し遅くまで頑張るのですが、これから拝島の「ネパール・キッチン」でS子も合流し、食事をするのです。
拝島にはインド料理店もあるのですが(そこもなかなかいいお店)、僕はより田舎っぽいネパール料理の方が贔屓なんですね。
5時少し前に店に到着し、O橋君へのささやかなお祝いの席を設けました。詳細はともかくとして、彼の人生に大切な転機が訪れたのです。栄転と表現してもいいのでしょう。
今までよりはずうっと遠くへ移り住むことになってしまいますから、滅多に一緒に山へ行くことも出来なくなりますけれど、またチャンスはあるでしょう。


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