魚鳥木、申すか?申さぬか?

ぎょ・ちょう・もく、申すか?申さぬか?
申す!申す! 魚⇒ニシキゴイ。鳥⇒ニホンキジ。木⇒制定無し、花は桜と菊

老子『道徳経』を翻訳してみました。47

2017年10月16日 | 老子『道徳経』
英語と中国語を学ぶため 
老子『道徳経』を 翻訳してみました。
訳に間違いが有りましたら御教示下さい。


第四十七章
原文

不出戸知天下、不闚牖見天道。其出彌遠、其知彌少。是以聖人、不行而知、不見而名、不爲而成。

英訳文
You can know the world without going out. You can know the nature without looking out of the window. The farther you go out, the less you can know. So the saint who knows "the way" knows everything without going out, understands everything without seeing and does everything without doing.

書き下し文
戸を出(い)でずして天下を知り、牖(まど)より闚(うかが)わずして天道を見る。その出ずることいよいよ遠(とお)ければ、その知ることいよいよ少なし。ここを以(も)って聖人は行かずして知り、見ずして名(あきら)かにし、為(な)さずして成す。

現代語訳
玄関から出ずに世界の事を知り、窓から外を観ないで自然の摂理を知る。遠くへ出かければ出かける程に解る事は少なくなって行く。だから「道」を知った聖人は何処へも行かずに全てを知り、何も見ずに全てを理解し、何もせずに全てを成し遂げる。

老子『道徳経』を翻訳してみました。48 へ続く。




ビジネスリーダーのための老子「道徳経」講義
田口佳史
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聖徳太子の十七条憲法を英訳しました 16

2017年10月16日 | 聖徳太子の十七条憲法を英訳
聖徳太子の十七条憲法を英訳してみました。
訳に間違いが有りましたら御教示下さい。


第十六条
原文

十六曰、使民以時、古之良典。故冬月有間、以可使民。從春至秋、農桑之節。不可使民。其不農何食。不桑何服。

書き下し文

十六に曰く、民を使うに時を以(も)ってするは、古(いにしえ)の良き典(のり)なり。故に、冬の月に間(いとま)あらば、以って民を使うべし。春より秋に至るまでは、農桑(のうそう)の節(とき)なり。民を使うべからず。それ農(たつく)らずば何をか食らわん。桑(くわと)らずば何をか服(き)ん。

現代語訳
時節を選んで民衆を使役するのは、古くからの良いしきたりである。だから冬の間の手が空く時に、民衆を使役するようにしなさい。春から秋にかけては、農耕や養蚕をしなければならないから、民衆を使役してはならない。彼らが農耕をしなければ我々は一体何を食べるというのか。養蚕をしなければ我々は一体何を着るというのか。

英訳文

When you employ the people for public duties, you must consider seasons. This is the good rule from ancient times. Therefore you should employ them in winter while they are at leisure. From spring to autumn, they are engaged in agriculture and sericulture. You should not employ the people. If they do not cultivate fields, what can we eat? If they do not raise silkworms, what can we wear?

聖徳太子の十七条憲法を英訳しました 17 へ続く。




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