「先ず」
何を措いても先ずしなくてはならないこと、
それは、私はこれでよいのだという自己肯定です。
それは、自己満足ということでも、無反省な自己追究ということでもありません。
私たちを縛っているさまざまな社会的規準や道徳的価値から、自分自身の人生を自由に解放して、大切にするということです。
生きる上での一応の目途に過ぎない人間の作った規準や価値に縛られ、私たちは折角それぞれに用意されている自分の世界が、すっかり見えなくなっています。
それを見出し、それを楽しむ、その為に先ず自分を肯定すべきなのです。
『神の風景』p160 藤木正三著
ekyoukaiは良い教会(ekyoukai.org)から転載