人生ってまるで
紺碧の空を泳ぐ 綿雲みたい
ぽつり あなたは言った
そんなふうに生きてきた あなたに
そんなふうに泳いできた 人生に
僕はかける言葉もなく
ただ 後ろ姿を見つめるだけだった
人生の海原の中
時は時として残酷で
孤独だけを残していく
けれどね
僕は心の中でつぶやく
人生って
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黄昏の光の中
風が優しくなってきた
遠く近く車の音(ね)
小さく手を振る君のシルエット
真夏のフェリーボート
もうこんなに離れてしまった
君の叫びが聞こえない
もやいを解く人の声
静かに岸を離れる大きな船
大きく響く汽笛の音(ね)
少し少しずつ小さくなる君
真夏のフェリーボート
もうこんなに離れてしまっ . . . 本文を読む