ひだまり 歌詞
道産子バージョン 作詩 shig/谷田茂
1.
ここにきさえすれば
ここにいさえすれば
あたたかくなれるよ
あなたがいうから
ここにいる
かたく しばれたこころ
少しずつ 少しずつ
とけていく
そんなきもちがするの
ありがとう
ありがとう あなた
ありがとう
ありがとう みんな
<間奏>
2.
ここにきさえすれば
ここ . . . 本文を読む
列車は京都に近づいていた
窓の外は田園風景が広がり、周りに形の良い山が続いている
青々とした水田、佇む白鷺、民家
雨が降り始めている
速い100キロ近く出ているだろう飛ぶように風景が過ぎ去ってゆく
牧師になった友人を琵琶湖の畔の街に訪ねる旅
ふと視線を下げると 線路が見えた
思いが浮かぶ
どうして 線路は二本なんだろう太い一本でも 三本でもいいじゃないか
どこまで続くのかこの . . . 本文を読む
このホテルのプールが好きなんだ
ってあなたは言った
椰子の木の影がブルーになってプールに落ちている
私もいつか好きになっていた
南の島のリゾートホテル
毎年彼と一緒に来た
でも、別れた
きっかけはつまらないこと
でも、わたしのせい
今回は別の人と
&n . . . 本文を読む
一瞬とは瞬(またた)きの間の時間
カメラマンは知っている
それはシャッター速度、つまりシャッターが下りる時間
約30分の1秒
一眼レフではその次が60分の1
次が125分の1
250分の1
500分の1
1000分の1
2000分の1
. . . 本文を読む
夜空が澄んでいる
星なんて見るのは久しぶり
空が暗いからこそ光る星
誰かに聞いた
もし夜空の中に
青く光る星を見つけたら
暗い過去は
全て消え去るだろう
その星の名を「希望」という
私には見つけられなかった
帰ろうと振り返った時
一つの星が目に入った
その星は青かった
水平線上に上がったばかりの星
体がじーんと鳴る
楽しかった想い出だけ . . . 本文を読む
たった今まで 晴れていたついさっきまで 光ってた世界は君の 為にあり地球は回る 君の周りを
やがて訪れる 迷いの時目標は遙か 遠ざかり夢は壊れ 君は呟くこんな筈では 無かったと
思いもしない 現実に君は声無く 立ちつくす求めるだけの 人生に神は答える ことはない
けれど
絶望なんか することはない君の足下を 見るがいい道は確かに 続いてる行き着く先は 見えなくとも
君の道を 行けば . . . 本文を読む
風はのりもの
多くのものを、その座席に乗せてはこぶあなたの思い、あなたの悩み、あなたの喜び
風はのりもの多くのものを、その座席に乗せてはこんでくる神々の愛、神々の言葉、神々の歌
風に乗せるためには風から受け取るためにはアイテムが必要
それはおさな子のように素直なこころ
だから、真にすばらしいものはあなたの中から生まれたものでなく風に託された神々からの贈り物
それゆえ、おごることなく . . . 本文を読む
夕陽が落ちたばかり
静かに風がそよいでる肌では わからない
少女の吹く シャボン玉が流れることで風の存在を知る
珊瑚礁に守られて 干潮の海は凪ぎ湖面のように 静まりかえっている
地平線に落ちた太陽は まだ 雲を照らしてる
その雲が 海に映っている
海に 小魚の群が 小さな さざ波を作り出す
少女は シャボン玉を吹いている完璧な球が 風に運ばれ やがて はじけるその時 少女の中の無 . . . 本文を読む
静かな夜ジョン・コルトレーンのサックスがもの悲しげに歌い上げる
夜はジャズがいいそれも、バラードが
知らず、遠い想い出が現れては、消えてゆくまだ、二十歳過ぎの多感な頃、知り合って3ヶ月ほどの女の子とジャズ喫茶に行ったよくしゃべる女の子だったそれが堪らなくなって、ジャズ喫茶に行ったのだった
ジャズ喫茶では会話は御法度だっただから、二人は黙ってジャズに聴き入っていたいや、音楽に耳を傾けていた . . . 本文を読む
待ち合わせの時間に遅れそうだった。
駆け足で急ぐ僕のほほを、折からの雪が打つ。
家を出るときは、晴れていた。
SNOW。
僕が見つけた、彼女の名前の喫茶店。
美雪はテーブル席で本を読んでいた。
顔を上げた美雪は立ち上がって、僕のコートの雪を払った。
「体冷えてるわね。熱いものがいいわ」
美雪はウェイトレスに、ホ . . . 本文を読む
どこかに行きたいな 虹の飛行船に乗って
どこ?
どこかそれはね どこって所じゃないの
どこか ってところなの
素敵なところ
そこではね 人は自分より他人の事の方が大切なの
だからみんな
心が青空みたいに澄み切っていて とても優しいの
私たちの飛行船を見つけると
みんな 学校も 仕事も放り出して 集まってくるの
そしてね . . . 本文を読む
6時AM窓を開けて寝たので、朝の光りで穏やかに目覚めた
空はコバルト色、薄い白雲が絵のように描かれている
ONKYOのデッキにつないだiPodをONにして、パソコンに向かう。庄野真代が歌っているいつか忘れていった、こんなジタンの空箱 ひねり捨てるだけで、あきらめきれる人・・飛んでイスタンブール
そんな、簡単なものだろうか忘れてはならない大切なものを、人は忘れ去っていく忘れなければならないもの . . . 本文を読む
春の雨 アスファルトに敷き詰められた桜の花びらが何故か哀しい激しく強く降りしきる雨まるであの日のように傘を差してお花見したっけ君は上を見ず、散った桜ばかりを見つめてた「私はね、散った花びらが好きなの」それからしばらくして、君は僕の元を去った「私って、散りゆく桜みたいね」僕には君を引き留めることは出来なかった理由も告げず、僕から去った君を今も僕は忘れることが出来ない桜の木の下で、突然傘を畳み僕は雨に . . . 本文を読む
「誕生日に何が欲しい?」
僕にとって、君の初めてのバースデイおしゃれをしないわけではないが、装飾品をいっさい身につけない夕子僕は自分で選ぶのを観念して、夕子に欲しい物を聞くことにした
「何もいらないわ」
「そういうわけにいかないよ、何か言ってよ」
「じゃあ、こころにつける、飾りがいいわ、形のない、美しい物が好きだから」
難問だしばらく考えて、僕は言った
「今度の土曜日が君の誕生日だ、そ . . . 本文を読む
君のたっての願いで 休暇を取って南の島にやって来た
サイパンのそばの小さな島
小さなホテルに着くなり 君はわっとばかりに前のビーチに飛び出した
そして裸足になり 波打ち際に立った
そこで君に何かが起こった
凍り付いてしまったのだ
綺麗 とひとこと
そして涙をぽとぽと落とし始めた
&n . . . 本文を読む