「虚偽」
言っていることと行っていることが違うということ、
これは小さいことではありません。
それは要するに虚偽なのですが、この虚偽は、
良いことを言いながら悪いことを企んでいるとか、
出来もしないことをさも出来るかのように装っているとか、
その場ごかしのことを無責任に言っているとか、
建前で本音を巧妙に隠しているとか、
単にそういったものではないからです。
虚偽とは、自分を守り通す為には一切を、たとえそれが神であろうと一切を利用して憚らない自己神化なのです。
人間を根本的に駄目にするのは、これです。
『神の風景』p125 藤木正三著
ekyoukaiは良い教会(ekyoukai.org)から転載