中部経済展望2024
中部経済展望2024 エコノミスト・内田俊宏さんに聞く【詳報】:ニュース:中日BIZナビ
▽2023年は、個人消費がリベンジ消費に支えられた一方、物価高騰で実質賃金の上昇は見られなかった。中部地方は輸出企業の業績は好調だったが、全体的な成長率は期待ほど高まらない状況だった。
▽24年は、円高修正と金融政策の変化が予想され、実質賃金がプラスに転じる可能性がある。地政学的リスクや米中対立の激化などが日本経済に影響を及ぼす可能性があるものの、インバウンド(訪日客)のさらなる回復やジブリパークなどの観光面には期待が持てる。
▽名古屋は、中日ビルなど栄地区の再開発や高級ホテルの整備が進み、ジブリパークの効果もあってインバウンドの長期滞在拠点としての魅力が高まる。リニア中央新幹線が開業すれば、名古屋は東京から40分圏内になる。ワークライフバランスや生活の質を重視する世代にも名古屋のまちをアピールできる。