華麗なる履歴書第一生命19億円事件の
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77070
第一生命の営業トップで年収1億円超、銀行頭取がひれ伏し
地元の名士がこぞって加入……89歳にしてこれだけの金額を集めたもの
第一生命の山口県周南市の89歳の営業レディが、
21人の顧客から、10年にわたり約19億円をダマし取って
懲戒解雇となり、同社から詐欺容疑で刑事告発を受けたニュースより
>庄司が顧客への手土産を仕入れていた地元の土産物屋の店主が語る。
「とにかく、偉い人の心をつかむのが上手で、土産物を持って
『元気ですか』と ふらりと 訪ねていく。
ウチで買ってくれた品物も絶対に郵送にはしない。手渡し。
そして、人に会った日にはすぐに礼状を書き、翌日には
必ず届くようにする。誰でも思いつくことかもしれませんが、
あれだけ長く愚直に続けられる人はなかなかいないでしょう」
県内の大手企業の幹部を押さえるのと同時に、庄司が顧客として大量に抱えていたのが、地元の開業医だった。
「県内の医院をタクシーで次々と回っていました。嘘か真か、本人は
『山口の開業医の8割は私のお客さんよ』とまで豪語」(庄司の知人)
開業医の顧客を得るのに、山口銀行の支店長たちとの関係が
大いに役立った。
「勤務医が開業するのには多額のおカネがかかります。そこで、
庄司さんが山口銀行につなぐと、滞りなく融資が受けられる。
開業時から世話になるから、医師のほうも庄司さんには頭があがらず、
後輩が開業するときにはまた彼女を紹介する。彼女は
市内の医師たちが次々と顧客に」
自宅は第一生命のオフィスからほど近い築40年ほどの賃貸マンション。
オートロックもなく、家賃は7万円だ。それとは別に、
物置小屋として5万円の部屋を借りていた。
洋服は市内の老舗の洋品店で購入した派手な色合いのものを
着用していたが、貴金属は身に着けていなかった。
週刊現代2020年10月24・31日号より