甘い香りをあたり一面に漂わせキンカンの花が咲いた。
花は春・夏・秋と三回咲くが、夏の花が多く実を付ける。
三月頃込み合った枝をかなり選定したので春は咲かなかった。
秋にあと一回咲く予定だ。
花の甘い香りは昆虫を引き寄せる。
割とよく来るのがクマンバチだ。
黒っぽくて体長2cm位あるがおとなしい。
花の蜜を吸って花から花へ移動している。
受粉にはハチなど昆虫の力が必要だ。
キンカンは11月下旬になると、青かった果実がオレンジ色に熟し、生のまま皮ごと食べられる。
たくさん実るので色づきの良いものを選んで食べている。
熟していないと酸っぱさも感じるが、ビタミンCを含み風邪の予防に最適だ。
昔からの農家の庭には何処にも植えてあったそうだが、最近は食べる人も少ないと聞いている。
またキンカンを全く知らない人も多く、昨冬に職場にキンカンを持って行った。
「食べたことがない」方々に市販の大粒で甘いのと、我が家の中粒で酸味の感じる両方を食味してもらった。
とても好評だった。
ビタミンCが豊富で風邪の予防に効きそうなのは、当然私の家のキンカンだった。
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