江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

体験入学した孫娘ー1  

2019-07-06 | 随想
フランスで家族生活を送っている娘が、2年ぶりに孫を連れて来日した。
 
孫(女の子)はフランスで小学校1年生を無事修了し、2カ月間のバカンスに入ったのを機に日本へやって来たのだ。
無事修了したと敢えて言ったのは、フランスの学校は幼稚園から「落第」も「飛び級」もあるからだ。
 
航空料金が安い6月中に来日したかったので、修了を待たず登校日を数日残して学校を去ったのだが、「ネットで成績を見たら合格していた」というのだ。
つまり、9月からの新学年での2年生進級が確定したということだ。
因みに、孫の同級生の一人は飛び級で3年生になるとのこと。
 
 
そんな孫っ子が、7月から地域の小学校へ「体験入学」した。

自国の小学校は修了したとは言え、日本の学校に入るのは初めてだし日本語の読み書きはもちろん、会話能力も不十分だ。
彼女は2年前にも来日したが、その時の日本語レベルのままという感じだ。

家庭では母親(娘)がつとめて日本語でやりとりする様にしているようだが、昨年の9月に小学校へ入学して学校でフランス語を学習するようになると、日本語はどんどん置いてきぼりにされた。
フランスの小学校は1年生から徹底してフランス語を習得させるカリキュラムになっている。

めきめきフランス語の読み書きは上達していくが、日本語は現状維持が精一杯という感じだ。

果たして、この子が日本の小学校へ入って行ってどんなことを感じて来るだろうか・・・。



(つづく)


<すばる>

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