江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

芸術とは何か…。見て触って自由な発想で感じ取ること

2019-08-13 | 随想
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれた事件は様々な波紋を広げている。

その同じころ私は、「札幌芸術の森」美術館に行った。
暑い中を7.5haの広大な敷地に点在する野外美術館の彫刻を見て回った。







国内外の優れた作家が実際に現地を訪れ、設置場所に合わせてオーダーメイド方式で制作された作品で74点ある。
時間もあったのでその全てをつぶさに見て歩いた。


彫刻を見て「何を表現しているのか」とか、作家がつけた題名と自分が見た作品のイメージがちょっと合わなかったり、「なるほど」と納得したり、色んな感じ方を受けた。

見終わった感想は「面白かった」の一言だ。
一つの作品を見た感じ方、受け止め方は人それぞれである。
見た人が感じたことを他人が否定したり、間違えているなどと云うことは出来ない。

多くの作品を見て自由に感じ取ることが、芸術的な視野やセンスを広め深めることになると思う。




併せて、テオ・ヤンセン展も見てきた。
プラスチックパイプで巨大な動物や昆虫のような物体を作り、帆で風を集めて其の風を一つ一つのプラスチックチューブに送りこみ歩行する。

ストランド(砂浜)ビースト(生命体)と名付けられた物体は、歩行、方向転換などして動き、恐竜の骨が動いているかのようにも思える。
これが芸術なの?ロボット歩行する研究ではないのかとも思われる楽しい展示だった。

風で動くロボットにも思えるので、理科の授業に楽しく使えると思い、少し高かったが模型二つ買ってきた。


(つづく)

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