遂に、上海万博がオープンした。
中国が世界に中国の存在感を示す絶好のチャンス到来である。北京オリンピックの後は、上海万博と続く、中国にとって大きな世界的なイベントである。
嘗て、日本は「ジャパン アズ ナンバーワン」として外国から評価されたこともあった。現在では「チャイナ アズ ナンバーワン」と云うべきかも知れない。
万博の開会式では、フランス、韓国、その他の国の大統領の出席が画像で報じられたが、我が国の総理大臣の顔を見る事は出来なかった。日中関係は、日米関係と同様に重要であると云ってたのに、我が国の総理大臣の顔が見れないのは、聊か淋しい。沖縄普天間米軍基地の問題で、上海万博どころでは無いといった所かも知れない。
中国には、仕事と遊びを兼ねて、何度か行ったことがあるが、行くたびに中国の計り知れないパワーに驚いたものだった。上海、北京などでは、身の危険を感じるような道一杯の自転車が、今や自動車だらけの往来に要注意となってる。郊外の目的地へ自動車を走らせるにも、凸凹の埃だらけの道を3時間ぐらいかかったのが、今では綺麗に舗装された道となってて、1時間ぐらいで到着する。しかも、更に奥地へ向かって道路建設中との事だった。
6~7年前、上海へ行った時、中国人の通訳が「中国は、共産主義社会だけど、上海に関しては、資本主義社会です」と云ったのが印象的だった。
我が社で取り扱ってる商品の内、低単価の物は、殆ど中国製である。以前は、台湾製、韓国製だったのが、中国製に入れ替わったのである。所が、安さが魅力だった中国製商品が、原油の値上げと、人件費の上昇で、安く作れなくなってきたと云うのだ。台湾製、韓国製が高くなった要因は、人件費の上昇だっただけに、中国での人件費上昇は気になる所ではある。
上海万博の情報が、これからもインターネットやテレビ等で紹介されるだろうと思われるので、楽しみではある。