江戸時代、盛んに行われた「富くじ」が明治時代に入り禁止。大正時代を経て終戦直前に復活したのが「勝札(かちふだ)」でした。
昭和20年7月、政府は浮動購買力を吸収して軍事費の調達をはかるため、1枚10円で1等10万円が当たる富くじ“勝札”を発売しました。しかし、抽せん日を待たず終戦となったため、皮肉にも“負け札”と呼ばれるようになってしまいました。同年10月、政府は戦後の激しいインフレ防止のため浮動購買力吸収の必要性が大きくなったので、“宝くじ”という名前で「政府第1回宝籤」を発売することになりました。(Resource: 宝くじ公式サイト)抽選は8月20日に予定されていましたが、その5日前に終戦。混乱の中での抽選、当選金の支払も行われたようです。
【埼玉県六三制宝】くじ
昭和23年に発行された学校・教育復興を目的とした宝くじ。
【福券】
戦況の悪化した昭和19年戦費調達のため発行された「奨金付き福券」。懸賞金の付いた無利子の国債のようなもの? 額面十円で一等は五万円となっている。額面1万円、償還期間は20年の国債買って、無利子だけど5千万円当たるかもしれない。・・・・って、どうなんだろう。
当たり券の半券が残ってる。
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森の中の恍惚:戦後71年
・戦時公債
・日本銀行兌換券
・勝札
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