森の中の恍惚

野山が笛を吹いている

川越市 元町一丁目稲荷神社

2019年01月23日 | 1/7,726 

「本宗稲荷神社」から東へ歩いて数十歩。元町一丁目(旧本町)の「牛若丸の山車」の山車庫と並んで鎮座する『元町一丁目稲荷神社』へ参拝。


シンプルな拝殿ですね。千木、鰹木も揃っています。拝殿奥にある本殿は明和八年(1771年)に作られた蔵造の社殿で、明治26年の川越大火の祭にもその災いに耐え抜いたといわれています。


残念ながら、これは解読できなかった........。


鳥居の貫の裏側に年表が掘られていました。明和8年(1771年)に「榎本弥佐衛門 山城國ヨリ分祀奉斎ス」とあります。
 鎮座地元町は川越市の中央にあり、城下町川越の中心地である。
 口碑に「川越の町年寄であった榎本家は熊野修験であり、天正年間に当地に移住した名家である。その屋敷に祀られたのがこの稲荷社で川越七稲荷の一である」という。
 『風土記稿』に「稲荷社大屋敷稲荷と号す、名主弥左衛門が持」とあり、更に「旧家者弥左衛門氏を榎本号す、先祖は紀伊国熊野の人なり、天文年中子孫某なるもの当郡の内に住せり、某人気象豪邁にして事に堪たりと云、もと修験にして本国熊野の神を奉じければ、人これを熊野堂と号して諱字院号等を呼ばず云々」とある。
 社記に「往古当町平民榎本弥左衛門(榎本一家ノ祖先)ナル者其前紀劦熊野新宮ノ修験タリシカ天正年間兵乱ヲ避ケテ当所ニ移リ当社ヲ創立セシ後追々信徒増加シ当本町一同ノ共有崇敬トナリシト伝フ」とある。このことから榎本稲荷とも呼ばれる。
 明和八年一一月山城国紀伊郡稲荷本山神主松本和泉守発給の「正一位稲荷大明神安鎮之事」があり、正一位に叙せられている。
(Resource:「埼玉の神社」埼玉県神社庁)


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