部長出勤中！
ブリーダー廃業
最近多いですね。
いつも一瞬迷います。
センターには数日で処分される犬達が待っている。
引き取れば、次の子は保護できない。
一度に引き取れば、一度に医療費もかかる。
多頭の大規模レスキューというのは、弱小個人ボラにはとても大きな負担となり、次の子を引き取るのが
きつくなってしまうのです。
それでも放棄は後を立ちません。いつもいつも悩みます。
大抵はボランティアさんが入っていますので、すぐには行きません。
若い犬が多い場合と小型の場合は、なんとか全部決まったよ～って連絡が来ますので行かなくて済みますが。
今回は高齢の子も多いと聞いていましたが、やはり残っていると連絡があり行ってきました。
まあ色々見ていますが、、、、。
毎回、やはり犬を飼うって大変なんだって感じます。
沢山の犬の面倒を見る。
何十年と生活の為に犬達の世話をしていたプロのはず。
生活のためですから、売れなければ困りますから、ペットとは違うから世話は完璧のはず。
しかし
そうではではないのは、なぜなのでしょう。
不健康な犬を生み出してしまう環境。
だから、ブリーダーが批判されてしまうんです。
せめて、心身共に健康な犬を繁殖させていれば批判されないでしょう。
せめてね。
でも実態は違う。
世の中裏と表があるのが常とはいってもね。
違いすぎるんです。酷いんです。
いつもそう。
今までもそう。皆同じです。
どうして、こうなっちゃうのか。
多分これですごく良い状態だと思います。
ボランティアさんが入った後だからです。
元は酷かったのがうかがえます。
ここで何頭の子犬が産まれたのでしょうか。
大抵はセリに出されますので、どこから来た子犬かなんて、気にする人もいないでしょう。
血統書があれば安心ですか？
血統書に記載されている事を調べる飼い主はいるのでしょうか？
皆さん自分の家の犬は違うと思っています。
信じたいのでしょう、できれば知りたくないでしょう。
気持ちは分かります。
でも、酷い現実を知ることから、変わります。
沢山の人が知る事。それで十分です。
直接何かをしなくてもいいです。
繁殖犬がどういう扱いを受けるのか。
生まれて数日で子犬は引き離されます。
せっかく産んだ子犬を産むたびにすぐに取り上げられるメス犬達。
お乳が張っているのに何度子犬を取り上げられたのでしょうか？
痛いこともされます。
その詳細をここではあえて書きません。
犬達の目が教えてくれます。
いつも見るこの目。
感情がありません。
瞳孔が開いていて、何も感じない目。
恐怖の目。
諦めた目。
人を疑う目。
感情は無視され物として扱われてきた目。
センターの犬達とは全く違う、別の悲しい目。
繁殖って、性格が良くて、器量が良い子が使われます。
人間だったら違う人生ですよね。
性格が良いばっかりに、きれいな毛色かわいい顔に生まれてきたばかりに
生まれた時から物として扱われてしまうのです。
ここから出ようね。
大丈夫、もう痛いことはないよ。
君はだれー？？こんちわー。 遊び好きな若い犬達はすぐに挨拶に行きます。
おいでよ～どうしたの～
おーい！！！遊ぼうよ～。
ロン君、、、、そっとしてやってください。そのうち出てくるから。
生まれて初めて外に出たのですから仕方ありません。
２,３日そっとして・・・・。
子犬のサークルにバッグごと入れておいたら出てきた。
子犬はやっぱり平気だね。
目が相変わらず表情がないし。
保護して２週間経ちました。
少し目がやわらかくなったかな？
それでも表情硬いですね。
触ると縮こまり、固まります。
これでもかなりよくなりました。
ごめんね。お腹見せてね。。。このお乳です。何頭育てたらこんな風になるのか。
これじゃ、子犬はお乳飲めません。お乳飲まない子犬が健康でしょうか？
ゆっくり慣れたら手術しようね。
歯は皆酷いです。プロが育てた犬の歯がこんな状態です。
どんなにシャンプーして見た目だけきれいにしても心と体はボロボロです。
おやつ、人の手が暖かいこと、日向ぼっこ、土の匂い、草の匂い、風の匂い、外で駆け回ること、
何も知りません。
今は見るもの感じるものすべてが恐怖そのものです。
カメラを向けるだけで震える子も居るので、まだ写真も撮っていない子もいます。
少しづつ載せます。
アニプロのブログを読んでくださっている方なら知っていると思います。
犬達の目がこんな目では無いと言うことを。
ゆっくり時間をかけます。
預かりさんにも今回は長丁場だよとお知らせしてあります。
アニプロ預かりさん達皆たくましく、OK～と連絡来ました。
何しろ偏屈犬見捨てられないアニプロなので、巻き込んで申し訳ない。
それでも預かりさんのお宅で皆すばらしく良い子に生まれ変わっていっていきます。
アニプロ預かりさん精鋭が揃っていますので
（ははっは。いつも笑ってごまかすアニプロ）いつもありがとです。
よほど酷い子で無い限り、医療が終わり次第随時預かりさまの元へお願いをします。
本来であればこの状態で飼い主さんの元へ行くのが一番早いのですが。。。
特別な事はしません。穏やかにのんびり自由な時間を過ごさせてやるだけ。
躾なんていりません。そっと待つだけです。
慣れてきたらべったりですよ。保障します。何しろ生まれて初めて信頼する人になるんですから。
飼い主さん来ないかな～。気になる方連絡ください。↓飼育相談は受け付けます。
HP＞ http://www.maroon.dti.ne.jp/shiawase/index.htm
すばらしく変わりますよ。
今は、何もかも諦めているだけ。素直なまっさらな子たち。慣れだしたらあっという間です。
慣れるまでの時間はそれぞれの子達で違いますが、大丈夫です。必ず慣れます。
アニプロ待つのは得意ですし。
何もしないでいいし、何もできなくていい。
犬達は賢いので、何もできないこと無いのを知っていますし。
たくさんのご縁がありますように！
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アニマルプロテクションHP
＞http://www.maroon.dti.ne.jp/shiawase/index.htm
【転載元】神奈川Animal Protection in Yokohama
