チョッパーのこと。

甲斐犬とテリアのmix チョッパーの日々。

英語は"1に度胸"である。

2005-12-14 | チョッパー中継

友達と2人でブリスベンに旅行をした時、クラスメイトだったスイス人の男友達2人に遭遇した。
しかも同じ宿。

そしてある日、パブ(日本でいうバー?飲み屋?)に行く前に、彼らの部屋に招かれた。
もちろん、変な意味ではなくてね。
安宿なので、6人部屋、男ばっか。
日本人の子も1人いた。

中にはイギリス人もいて、スイス人の友達も含めて、
英語ベラベラ。
そんな中に放り込まれた日本人女子2人。

話題は、
「世界の語学について」。
スイス人の友達は、じっくり聞くと文法とか間違ってんだけど、会話となるとちゃんとできてるからいやだ。
こちとら内容を理解するのに必死。
時々意見を求められるので、聞き逃せない。
雑談だというのに、こうなるともう、ちょっとしたリスニングテスト。

そして恐れていたことが。
なんと話題が中国語、日本語に!

さらにスイス人が、
「彼女は大学時代、中国語を2年勉強していたんだって」
なんつー絶妙なパスを!
一気に私は舞台の真ん中に!

「え、えと…勉強したというか、”私は日本人です”が唯一覚えているフレーズだし…」という私の言葉はかき消され、次々と質問攻めに遭う。

「漢字は共通のものだから、日本人にとって中国語は簡単じゃないの?」
「日本では6年も英語を勉強するのに、なぜ話せないの?」
などなど。
誰も助けてはくれないし、「わからない」じゃ~許してもらえない。
無いに等しい引き出しを全開にして、すみっこの塵のような知識をかき出しても、そこには”英語で語る”という二重苦が!
他の日本人は、もう視線すら合わせてくれない!
ひ~

言いたいことがうまく言えないと黙り込んでしまうのが日本人だけど、このように黙ることが許されないこともある。
荒療治だけど、いい経験させてもらったよ…。

新しい単語を覚えたとかじゃないけど、こういうので「度胸」を学べる。
「黙っていれば誰かが何か言ってくれる。どうにかなる」なんつーのは、実践では通用しないのが痛い。

ちなみに日本人は文法が得意なので(ヨーロピアン達が苦手だということもある)、レベルチェックで上のクラスに入れられることが多く、よく会話の授業で死にかけになる。

逆にヨーロピアンは、ベラベラしゃべれるくせに、アルファベットが順番どおりに書けないということも珍しくない。
単語も熟語も文法も無茶苦茶。
未だに、ヨーロピアンの友達からのメールは、解読不可能なことがある。
ははは。


諸刃の刃のノロケである。

2005-12-12 | チョッパー中継

「トシちゃんはげてきちゃったねぇ」
と、若かりし頃トシちゃんの追っかけだったイトコの麻也ちゃんに言ったら、

「私の好きになる人は、みんなはげちゃうのかなぁ」
と笑った。

不謹慎ながら、思わず笑ってしまった。
(のろけか…?)とひそかに思いながら。

麻也ちゃんのダンナ様のなかちゃんも、トシちゃんと同じ道を歩んでいるが故の、このセリフである。
結婚前に10年も付き合ったにも関わらず、結婚して10年たつにも関わらず、このセリフである。
こんどこっそりなかちゃんに教えてあげたら喜ぶだろうな…。

でも、ちょっと勇気がいる。

私は冬眠する。

2005-12-12 | チョッパー中継

私が寒さに弱いのって、冬眠するからじゃないのかなぁって言ったら、相方くんは、

「気のせいだから深く考えるのやめなさい」
だと。

でも、私いつも寒いし冷たいし。
寒いとのろくなるし、やる気も減退するしさ。
動物は冬眠のために徐々に体温下げて準備するって言うじゃん?
最近食欲もあるしさー。
体は冬眠の準備してて冬眠しなきゃいけないのに、せずにいるからこんなにつらいんじゃないのかなぁ?
冬眠する動物としない動物がいるように、人間にも実は冬眠する種類があんじゃないの?

なんつって、同じことをパソコンの横で寝ている弟を起こしてとくとくと語ったら、やつは笑顔で答えた。

「どっちでもいいんじゃない?」
「もっとちゃんとお姉ちゃんの話を聞いて!」
と揺さぶると、とっても迷惑そうに、

「いや、俺寝ようとしてるのに、人間冬眠論語られても…」
だと。

確かに。
こんなくだらん話を、(返事はどうあれ)「うん、うん」と聞いてくれた、相方くんと弟には感謝すべきか。
短いけど冬眠してこよ。






「いぬのえいが」やっと見た。

2005-12-12 | 616


ずっと見たかったんだけど、なんとなく機会を逃し逃し。
たまたま会員証の書き換えで一本無料だったので、迷った挙句2本見る事に。
1本は、リロアンドスティッチ。

思えばスティッチと出会ったのは、アメリカのディズニーショップ。
30cmくらいの大きさのスティッチが、私を呼んでいた!
で、ポーターのリュックにスティッチをつめて帰国したのですが、荷物検査の人はかえってあやしく思っただろうなぁ。

その後フロリダのディズニーワールドで、英語とエイリアン語を話すスティッチも購入。
日本で売ってるスティッチは顔がかわいくないんだよね。
なんでだろ。
当時は日本では「スティッチって何?」って感じでしたが、今や結構な人気じゃない?
かわいんだよー。
映画もとってもかわいい。
まぁ、大感動!とか超泣ける!とかではないけど。
私の中では、ベイブとかと同じ位置です。

で、本題ですが、「いぬのえいが」。
いろいろな犬に関するエピソードが、軸になるエピソードと交差しながら進んでいきます。
どのレビューを見ても1番話題に上っている「ねぇ、マリモ」。
これは原作の絵本を持っていますが、そんなには泣けませんでした。
期待しすぎてて。

構成としては、とてもバランスが良かったと思います。
泣けるし、笑えるし、考えさせられる。
でもちょっと狙いすぎだったかな~!私的には。

セリフなしのアニメも流れるのですが、これに泣かされました。
なんで人間てこんなことするんだろう?
どうしてこんなことが起こっちゃうんだろう?
なんだかすごくくやしくて、涙が出てきました。

最近では、犬に対する虐待が増えているそうです。
それは、例えば殴ったり蹴ったりとかではなくて。
えさと水をあげるだけで、殴らない代わりになでたりもしない。
無視という虐待です。
これが犬にとってどんなにつらいことなのか。
犬じゃないからわかんないけど。

あまりにも無視されると、無駄吠えをすることが多くなるそうです。
それで、余計鬱陶しがられてしまう。
悪循環。
イタリアだかどっかの国では、ある時期、ある町に捨て犬が激増するという話を聞いたことがあります。
バカンスを大切にする余り、その時期面倒を見られないということで、海辺に向かう途中にあるその町で犬を捨てていくんだとか。

引きました。
許せない。

で、話は元に戻って、映画ね。
あまりにも"泣かせ"を狙ってる感が否めなくて、ちょっと黙っててよって感じでした。
でもやっぱり、犬好きの人は泣けると思います。
軸となるポチの話は、ここまで狙ってるなら、やっぱハッピーエンドにして欲しかったな。
マリモの最後のセリフ、わかってるのにやっぱぐっときました。

犬好きじゃない人は、おもしろくないかもしれないなぁ。
映画が終わって後ろを振り返ったら、そこには号泣している相方くんがいました…。
この人、今までどの映画でも泣いたこと無かったのに?!(笑)
「どこで泣いたの?!」
「全般的に…」
相方くんも、愛犬レオ(ポメラニアン)を溺愛する愛犬家です。

どんなにばかでもいいよ、ルック…
長生きしておくれん。
ルックも最後に、マリモと同じこと思ってくれるかな?








☆HAPPY BIRTHDAY ! なな☆

2005-12-09 | チョッパー中継

この写真からもう一年。

ななちんが本日、1歳の誕生日を迎えました。
オメデトー!

昨日遊びに行ってきたのですが、もう何歩か歩けるようになって。
もう抱っこしてもじたばたされなくなりまして。
ああかわいいってなもんです。

昨日、鼻水ダラーンのシャッターチャンスをものにしたのですが、もう1歳ですし、女の子ですし、プライバシーの問題もありますので…。

つーか、鼻水たらしてるのに、
「あああ、ちょっと待ってなな!拭いちゃだめー」

と携帯を構える私と、それに協力してくれたななママ。
人でなし?
おっきくなったら、ちゃんと見せてあげるからね~

これからもいっぱい一緒に遊ぼうね





「すし太郎」を英語で

2005-12-07 | 616


オーストラリアのパースは、世界でも指折りで入国時の荷物検査が厳しいんだそーだ。
5年ほど前、ワーホリでその地に降り立った私は、あらゆる日本食を持っていた。
そして、英語ができなかった。

はちきれそうなスーツケースから出てきたのは、海苔やらインスタント味噌汁やらダシやら…。
係員にとっては、つっこみ所満載の客である。

その中に「すし太郎」があった。

「What's this?!」
と聞かれたところで、答えられるわけがない。
だって英語ができないんだもん。
それに、「スシの素だ」って言っても、オージーは握り寿司やせいぜい巻き寿司しか知らないんだし、伝わるわけもない。

ちょっとキレ気味に何聞かれたって、もう英語に対する脳のシャッターは閉められている。
もう、私に英語は聞こえない…。

「スシ…スシ……」
と繰り返すしかない私を見て、さすがに不憫になったのか、
「もう、行っていいよ…」となりました。

この時、力まかせにスーツケースを閉められ、旅はこれからだというのに鍵が壊れました。

スーツケースを閉めるのに手間取っているのを見かねて、笑顔で手伝ってくれたプロレスラーみたいなおっさんに、何と抗議できたというのでしょうか。
鍵を壊されたのに、「センキュー」と言うしかなかったあの時。
今でも説明できそうもないので、きっとすし太郎は持って行かない。





心のダメージと体調不良は比例するか?

2005-12-06 | チョッパー中継

それにしても体調が悪い。
以前からの喉の痛み+胃がもやもやしてご飯が進まない。
でもちょっと嬉しい…。

だって、私ね、すごい頑丈なのよ。
例えば、すごい大変なことが立て続けに起きて、夜も眠れない、泣かずにはいられないっすよ!と思っても、絶対に胃なんかこわさない。
先に周りの人が体調を崩していく。

絶対私のがダメージを受けてたって、体調こわしたもん勝ちっぽくない?
不謹慎でごめんなさい。
でもだってなんか、すごく傷ついてるかんじするじゃん。

学生の時、しょっちゅう胃の病気になる友達がいた。
すぐ恋に落ちて、彼氏とケンカするとマッハで病気になる。
傷つきやすい、守ってあげたくなる、とすげーモテていた。

数々の経験を経て、私は悟った。

「心のダメージと、病気は比例しない」と。

だってそうじゃなきゃ納得がいかんではないかー。
病気にならないおかげで、ちょっとやそっとじゃびくとも傷つかない鉄の女みたく思われている。
超いい迷惑。

以前、最悪のケンカを親父として、その時はさすがに弱った。
夜も眠れず、ご飯も食べれなくなり…
それだけ。
そう、それだけ。

確かに睡眠導入剤とかを医者からもらったりしたけど、だからって体調を崩したりはしなかった。
ご飯が食べれず体重は激減したけど、それだけだった。
むしろ「やったーやせたー」ぐらいの勢いだ。

そればかりか、
じじーが先に突発性難聴になりやがった。
なんちゅーことだ。
まるであんたのほうが傷ついたみたいじゃんか。
そして見ていたおかんも胃潰瘍になった。
私は体重が激減したにも拘らず、結局何にも起こらなかった。

はたからみたら、私だけたくましい人じゃん。
という結果に。
断然、腑に落ちない~!

みんなは揃って「健康が1番だよ」となだめてくれる。
確かに、体調崩したいなんて不謹慎なこと言ってるかもしれないけど、やっぱり私は腑に落ちない。
なんだかがんばっていないみたいじゃんって。

私だっていろんなことを我慢して、言いたいことだって今じゃ五分の一くらいには抑えている(つもり)。
ちくしょー、なんかくやしい。

でもまぁ、めそめそ泣く人は嫌いだし、あの人は強いという看板があると、人生何かと便利でもある。
あーあ、まーいっか。

「かわいそうに~」となぐさめてくれる親友が1人いれば、まぁやっていけるもんだし。

最近は相方くんもなぐさめてくれなくなったしね~。
ぶーぶー。



ななと飲みに行く。

2005-12-05 | チョッパー中継

急きょ、ななママ・パパwithななと、私と相方くんとで飲みにいくことになりました。
なながいるということで、個室は絶対条件。
ななが叫ぶので、がちゃがちゃした飲み屋、というのも条件。
で、近場。

ななパパが風邪気味だったので、運転手に決定しました。
イエー♪

無理やり起こされた割には、絶好調のななちん。
久しぶりに会った相方くんに興味があるようで、なんとなく物陰から凝視してました。

「おいしいね☆」の「ね☆」のところで、首をかしげる。
いただきます、ごちそうさま、と手を合わせる。
「まんまー」に加えて「ワンワン!」。
立ってパチパチ手を叩いて、意味不明の言葉を叫ぶ。
いろいろできるようになったもんだ。

でも相方くんは相変わらず、
「かわいいけど、どう扱っていいかわからない…」

ほりごたつの下にもぐって、相方くんをじっと凝視するなな。

そっとのぞいたら、誰かにバイバイしていた。

なな、そこに誰かいるのかい?


Staircase to the moon.

2005-12-03 | 616


オーストラリアの中でも、パースに次ぐ大好きな町「ブルーム」。
そこで5月から10月くらいまでの、月に3日、満月の夜だけに起こる自然現象が"staircase to the moon"通称「月への階段」。

ケーブルビーチという海岸に、町中の人が集まってきます。
この時期には、オーストラリアのあちこちから旅行者が集まってくるので、小さな町は大賑わい。
逆に、この時期以外は旅行者はほとんど訪れません(・0・)

「月への階段」の間、ビーチには小規模だけどマーケットが開かれます。
屋台で腹ごしらえしながら、ゆっくりと月が昇るのを待つも良し。

水平線からオレンジ色の月が昇り、潮の引いた遠浅の浜に月の光が反射して、月へと続く階段を作ります。

本当に神秘的で、素晴らしい。
初めて見た時は、言葉を失くしました。

その他にはなーんにもない、素朴な田舎町。
その昔は真珠産業で栄え、多くの日本人潜水夫が活躍し、そして亡くなりました。
第二次世界大戦中、日本の空爆によって壊滅状態にされた町でもあります。

以前は荒れ放題だった日本人墓地も、今ではきれいに整備されています。

炎天下の中、自転車でキコキコ走って何度か行きました。
ひんやりとした広い墓地には、多くの墓石が静かにたたずみ、ただ無心に手を合わせたくなります。
やっぱり私も日本人だなー、と実感するのでございます。

こんな辺境に3度も行った、というと変な顔をされますが、
「やっぱオーストラリアはいいなー!」と思える町です。
何にもすることがなくても、いいじゃん、と思える町です。
一日中、お昼寝したり、町で買ってきたビーズを使って、ヘンプのアクセサリーを作ったりして過ごすのです。
でも、ばかになるといけないので、滞在は1週間ほどにしてますが。

ちなみに、北部に住むアボリジニ達は普通にお金を持っています。
政府からもらってるそうですが。
普通に一軒屋に住んで、車に乗って、スーパーでまとめ買いをしています。
安宿で、貸しチャリに乗って、せこせこパンを買っていると、ちょっとだけむなしくなります。
うふふ。

美しいビーチと、赤土の大地と、「月の階段」の町。
星空の下で見られる映画館のある町。

あー、また行きたいなぁ!!!




ドブに落ちたケーキに例えられる。

2005-12-01 | チョッパー中継

「ものすごくおいしそうな自分好みのケーキがあって、食べてみたら今まで食べたこと無いくらいおいしくって、すっごく幸せな気持ちでいたら、『あ、それドブに落ちてたやつだよ』って言われた気分だよ!」
ド、ドブ?!
そして確かにそれはショックな気分だね!

私が、自分のかわいがっていた後輩に昔惚れていて、あげくこっぴどく振られたことを知った彼は、上のセリフを言って泣きました。
しばし呆然としたのを昨日のことのように覚えています。
大学時代の話です。

彼はものすごくもてる人でした。
何の努力もしなくても、女の子は自分に夢中になることを自分でも知っている人でした。
それなのに、なんということでしょう。
何をどう間違ったのかわかりませんが、彼は私のことを好きになってしまいました。

私が、彼の外見が全くタイプでないことを、彼はとてもよく知っていました。
そんな女の子と付き合うのは、生まれて初めてのことでした。
なので、どうやったら自分のことをずっと見ていてくれるのか、その方法が分からずパニックになっていました。
いつ何時、誰かにとられてしまうかもしれない、という妄想に取り付かれていました。

どうやったら私に好かれるのか見当もつかない彼は、嫉妬すると想像を絶するような呪いの言葉を吐いていました。
彼の苦悩と葛藤を知っている私は、彼がなんだか不憫でならず、一生懸命そばにいるよう努力しました。

まるで格闘技選手権のような私達のラブは、1年半ほどで幕を閉じます。
お互いに、疲れ果ててしまったからです。
そりゃそーだろ、よくそんなに続いたもんだよ、と友達は言いました。
ええ、同感です。

さながら戦友の彼は、今では優しく見守ってくれています。
もちろん、会ったりはしないけど。
”どこかに行ってしまうかもしれない”って怯えから開放されたら、なんか楽になった気がする、と笑っていました。

今は、ずっと年下のかわいい彼女がいるそうです。
幸せになっておくれ。

私がいないと死んでしまう、とわりと本気で思っているような子が好きなので、こういうすごいセリフを言われることが少なくないです。
そして、ストーカーまがいとか、今思うとよく殺されなかったな~というようなことが何回かあります。

あー、何を間違ったかこんな話書いちゃったよ。

でもストーカー話は笑える(もちろん今となっては)ので、また書こっかな。

みなさん、熱烈ラブをしようぜ!
イエー!