80k700m タイトルはまだ考えてない(旧 安全靴をはいたタヌキのホームペヱジ)

自称“流川市民”の、鉄道橋梁&トンネルと北海道の国鉄(JR)廃線跡が好きな人間がブログに挑む。(最近は迷走の日々…)

JR天北線 下頓別駅

2013年02月11日 | 鉄道―宗谷本線・留萠本線周辺廃線調査
 下頓別駅はホームが残されており、レプリカか本物かわからないが、駅名標があって鉄道があった事を伝えようとしているのには好感が持てた。











 ホームの土留めに1897年製の古レールが使われており、HTTKの刻印から、北海道炭礦鉄道のレールだろうとあたりをつけて、2ちゃんねるの古レール・転用鉄道橋等情報スレッドで伺ったところ、ボルコウ・ボーンのレールであろうとの回答を得る事ができた。









 1889年11月18日に北海道炭礦鉄道会社として設立されて、1906年10月01日に北海道炭礦汽船株式会社に社名を変更した北海道炭礦鉄道株式会社であるが、レールが製造された1897年以降に新規に開通した路線は、1897年07月01日の、今の輪西駅付近にあった初代の室蘭駅から延伸する形で開通した、輪西駅(初代)から室蘭駅(2代目 1997年10月01日現在の室蘭駅付近)の区間のみで、他は駅の開設のみとなっている。
 レールが敷設されていた場所として可能性が高いのは、新規開業区間が含まれる室蘭市付近だが、いずれにしても、道南と呼ばれる地域から、はるばる道北にレールが運ばれて駅のホームに使われた事は間違いない。



 古レール・転用鉄道橋等情報スレッドに入り浸っていたあの頃、古レール・古鉄道桁と廃線跡の画像掲示板の運用を試みたり、神田駅でスレッド住人とプチオフ会をした事が懐かしく思い出される。
 ホーム上屋の柱や用地境界柵やホーム跨線橋等に転用されている古レール撮影・調査は、結構手間がかかる事から、廃線跡で使われているのを撮影する程度になってしまったが、効率よく撮影できないものだろうか…。


ホーム残存(第3次調査時)
鉄道官舎残存(第4次調査時)

備考:ホームの土留めには、1897年製のレールが使われていた
 BV & ××(不明) 1897 H T T K
 ※北海道炭礦鉄道株式会社がボルコウ・ボーン株式会社に発注したレールと推測される


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2 コメント

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ぞくぞく (かずっさぁ)
2013-02-16 21:38:12
私のブログで「ゾクゾクします」のコメントが、これとリンクするとは・・・
特に2枚目の写真

「転用鉄道橋等情報スレッド」ってww
これぞ2ちゃんて感じです
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かずっさぁさん、ありがとうございます (ブログのヌシ)
2013-02-18 00:13:46
言われてみると、以前コメントしたブログの記事の写真の風景に通じるものがありますね。
私の場合、自宅周辺の風景よりむしろ、自宅からそれなりに離れた場所の友人宅周辺とか、親戚宅周辺とか、映像や写真で見た鉄道の沿線風景とかが私の原風景ですね。
当時は自宅が落ち着く場所ではなかったのかも知れませんし、自宅という場所があまりにも日常的で、かえって記憶に残らなかったのかも知れません。
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