「八転び七起き」の人生

「七転び八起き」の間違いではなく、現在八回目の転倒から起き上がろうともがいている男の「人生の回顧録」です。

無事?早稲田中学に入学する

2011-01-30 | 日記
一応無事?に入学は出来たのだが、入学式直後になにやら不安になるようなことが起きるのである。

クラス割は決まっており、それぞれの教室に行くのだが、各教室で担任の教師からいろいろな注意事項を聞くことになるのだが・・・・。

そのなかで、「教科書以外に次のものは必ず持って来るように」と言うのである。

それは、和英辞典、英和辞典、漢和辞典、古語辞典、国語辞典、の五つで、それ以外にも、学習年鑑など、必要に応じて持ってくるように言うのである。

ここで私は「ハタ!?」と考え込んでしまうのである。

和英辞典は小学校を卒業するときに「優等生の記念」としてもらったものがあるが、それ以外は持っておらず、正直な話「買ってもらえるだろうか?」と言う不安があったのだ。

何故こんなにも辞典類が必要かというと、教師が言うには「お前たちは高校2年が終わるまの5年間で6年分の教科を終了しなくてはいけない、よって、授業中はお前たちの質問に答えている暇はない」と言うのである。

このため、「授業中は常に辞書を机の上におき、わからないことは必要に応じて自分で調べろ」とも言うのである。

そして、授業が始まりと同時に、その厳しさを目の当たりにするのである。

過去に書いてはいるのだが、公立の中学であれば「理科、数学、国語、社会」と言う教科割が、早稲田中学では全く違うのである。

理科は「物理、化学、生物」の3教科に。

数学は「幾何、代数」の2教科に。

国語は「漢文、古文、現代文学」の3教科に。

社会は「政治・経済、地理、歴史(中学は日本史で、高校は世界史)」の3教科にと、11の教科に細分化されているのである。

各教科には専任の教師がおり、尚且つ、中学1年でも「普通の高校レベル」と言う有様なのです。

そもそも、物理、化学、生物、幾何、代数、・・・・と言う教科の分け方自体が異常な上に、教科書の内容もハイレベルなのである。

そして、私が最初につまずいたのが「漢文」である。

普通であれば、高校の国語の授業で数時間習う程度だろうが、これが中学1年から毎週のようにあるのだ。

漢文の授業を思い出してみるがいい。

難しい漢字が羅列しているばかりでなく、読み方の順序もさまざまで、漢和辞典を持たなかった私はたちまちついてゆく事できなくなるのである。

こうなるとどうしようもなく、漢文の次は「幾何」でつまずき、「英語」「化学」「代数」・・・・と、正に「ドミノ倒し」状態になってしまうのである。
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