(↓昨日のつぶやきから)
企業活動に理念と戦略と戦術があるように、映画作りにも同じようなものがあるハズなんだな。理念はテーマやコンセプト。戦略はなんだろう?創造する世界観みたいなものか?そして戦術は描写、或いは表現かな。顧客に直に分かるのが戦術であるように、観客に感じられるのは描写のみ。(続く)
(続き)ネットで語られる映画の話も、描写ばかりに偏ったものが多かったりする。やたら映像が美しかったとか、ヒロインが可愛かったとか、アクションが派手だったとか。かと思えば、テーマについての善し悪しを語る過ぎるモノもみかける。描写が狙った世界観を創造できてるかが問題なんだけどね。
「ポニョ」は良く分からない映画だった。映画館で観た時もそうだし、先日のTV放送も途中少し観たけど、やはり自分が作者の意図を掴んでいない感じがある。こちらのせいもあるし、造り手の拙さもあるのかも知れない。
「ポニョ」について、niftyに製作の裏話があったのでリンクしておく。- http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/rl-20100209-832/1.htm
戦略=ストーリーとすれば分かり易かったですね。ストーリーの組立、構成みたいなもんでしょうか。
昨日、オカピーさんが「ポニョ」を取り上げてらして、明確な説明がなされておりました。それでは割とポジティブなお話になっているんですが、その辺はもう一度観ないと何とも言えません。戦略=ストーリーからいっても、それでも?マークが付いてしまう部分も個人的にはあるような気がするのですが。
上記のニフティでは、記事のタイトルが『本当は怖いポニョの都市伝説?』というだけに、ダークな読みについても言及されていました。
<一部では、洪水後の世界は「あの世」で、実は全員死んでましたという都市伝説のような解釈が存在する。しかし、むしろあれは「赤ちゃんが生まれる前」の世界だったと仮定したらどうだろう。死後の世界よりもわかりやすく、ポジティブな見方ができるのではないだろうか。内容的にも、「生まれてきてよかった」という公開当時のキャッチコピーとも一致する。>
<メディアに取りあげられる「死」のイメージは殺人であったり自殺であったり、やたらとネガティブなものばかりだ。しかし普通の人にとっての「死」は、ただ「生まれる前に帰るだけ」であって、怖がったり怯えたりするようなものではないのだ。肩肘張らずに、もっと穏やかに迎え入れることができれば、どんなに幸せなことか。ポニョのノー天気な主題歌やハッピーエンドは、まさにその象徴である。>
<一般的には「母親とは無条件に優しいもの」というイメージがある。そして常に完璧さが求められがちだ。しかし宮崎駿の提示する「母性」とはまるで海のごとく、時に優しく、時に荒々しい、気まぐれで得体の知れないものなのだ。
『崖の上のポニョ』という作品の持つ不気味さとは、決して都市伝説的な「死の恐怖」ではない。むしろ我々が普通に抱いている「母親とは無条件に優しいもの」という前提条件が覆される不気味さなのだ。>(犬山秋彦 山口敏太郎事務所)
議論が渦巻くのは良い映画か? という話も続けようと思えば可能ではあるけれども、あえて書きますまい。興行的には成功するでしょうが。
さて、おまけの音楽動画を一つ。
このブログでは基本的に映画に使われた音楽しか取り上げないようにしていますが、今日のおまけはある映画のパロディになっているので取り上げました。ベテランさんはすぐに分かります。
企業活動に理念と戦略と戦術があるように、映画作りにも同じようなものがあるハズなんだな。理念はテーマやコンセプト。戦略はなんだろう?創造する世界観みたいなものか?そして戦術は描写、或いは表現かな。顧客に直に分かるのが戦術であるように、観客に感じられるのは描写のみ。(続く)
(続き)ネットで語られる映画の話も、描写ばかりに偏ったものが多かったりする。やたら映像が美しかったとか、ヒロインが可愛かったとか、アクションが派手だったとか。かと思えば、テーマについての善し悪しを語る過ぎるモノもみかける。描写が狙った世界観を創造できてるかが問題なんだけどね。
「ポニョ」は良く分からない映画だった。映画館で観た時もそうだし、先日のTV放送も途中少し観たけど、やはり自分が作者の意図を掴んでいない感じがある。こちらのせいもあるし、造り手の拙さもあるのかも知れない。
「ポニョ」について、niftyに製作の裏話があったのでリンクしておく。- http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/rl-20100209-832/1.htm
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戦略=ストーリーとすれば分かり易かったですね。ストーリーの組立、構成みたいなもんでしょうか。
昨日、オカピーさんが「ポニョ」を取り上げてらして、明確な説明がなされておりました。それでは割とポジティブなお話になっているんですが、その辺はもう一度観ないと何とも言えません。戦略=ストーリーからいっても、それでも?マークが付いてしまう部分も個人的にはあるような気がするのですが。
上記のニフティでは、記事のタイトルが『本当は怖いポニョの都市伝説?』というだけに、ダークな読みについても言及されていました。
<一部では、洪水後の世界は「あの世」で、実は全員死んでましたという都市伝説のような解釈が存在する。しかし、むしろあれは「赤ちゃんが生まれる前」の世界だったと仮定したらどうだろう。死後の世界よりもわかりやすく、ポジティブな見方ができるのではないだろうか。内容的にも、「生まれてきてよかった」という公開当時のキャッチコピーとも一致する。>
<メディアに取りあげられる「死」のイメージは殺人であったり自殺であったり、やたらとネガティブなものばかりだ。しかし普通の人にとっての「死」は、ただ「生まれる前に帰るだけ」であって、怖がったり怯えたりするようなものではないのだ。肩肘張らずに、もっと穏やかに迎え入れることができれば、どんなに幸せなことか。ポニョのノー天気な主題歌やハッピーエンドは、まさにその象徴である。>
<一般的には「母親とは無条件に優しいもの」というイメージがある。そして常に完璧さが求められがちだ。しかし宮崎駿の提示する「母性」とはまるで海のごとく、時に優しく、時に荒々しい、気まぐれで得体の知れないものなのだ。
『崖の上のポニョ』という作品の持つ不気味さとは、決して都市伝説的な「死の恐怖」ではない。むしろ我々が普通に抱いている「母親とは無条件に優しいもの」という前提条件が覆される不気味さなのだ。>(犬山秋彦 山口敏太郎事務所)
議論が渦巻くのは良い映画か? という話も続けようと思えば可能ではあるけれども、あえて書きますまい。興行的には成功するでしょうが。
さて、おまけの音楽動画を一つ。
このブログでは基本的に映画に使われた音楽しか取り上げないようにしていますが、今日のおまけはある映画のパロディになっているので取り上げました。ベテランさんはすぐに分かります。
>描写が狙った世界観を創造できてるかが問題
そう、ここから映画を論じていかないと、絶対映画は良くならない。
これは断言しちゃいます。
>ポジティブなお話
生がある限りは老いや死もあるわけでして、当方にしてもそちらを全く考えなかったこともないですが、逆に宮崎アニメからダークの部分を探るという傾向がインテリ層の間でよくあるので、いつも避けています。^^
例えば、「千と千尋の神隠し」は援助交際の暗示であるとかね。ここまで行くと馬鹿らしい。
リンクされていた記事も読んでみましたが、この程度のダークさならよく理解できます。
宮崎駿も最初は環境を破壊する人間を目の敵にしていたようですね。
しかし、「ナウシカ」の頃になると自然と共生する道を探り出します。
以降の作品は、環境を破壊しようとしまいと人間は自然の一部であるという思想が通奏低音になっているので、そこから敷衍する形で今回の記事を書いてみました。
「千と千尋の神隠し」が「不思議の国のアリス」なんていう解釈も私はすっと頭に入って来なくって、でもそういう見方で見ると別の感慨が生まれるだろうとは思いましたよ。
「トトロ」への思いとか、オカピーさんの宮崎作品の理解度は完全に私を超えていると、これは断言しちゃいます。
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