(2006/ナンシー・マイヤーズ監督・共同製作・脚本/キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック、イーライ・ウォラック、エドワード・バーンズ、ルーファス・シーウェル、シャニン・ソサモン/135分)
最近、古い映画ばかり紹介しているので、この辺で先日TV放送された21世紀の作品をば。
ナンシー・マイヤーズの、彼女なりの“映画愛”が詰まった作品、といったところでしょうか。
遠くに住む者同士が旅の宿泊費用を安くあげようと互いの家を交換するのが“ホーム・エクスチェンジ”のはじまりのようですが、「ホリデイ」はロンドンとロサンジェルスに住む二人の女性が、失恋の痛手を癒そうと、クリスマス休暇に“ホーム・エクスチェンジ”をする話です。
ケイト・ウィンスレット扮するロンドンの女性アイリスは新聞社の編集員で、長年付き合ってきた同じ会社の男性社員に『僕たちは合わない』と一方的に別れを宣言された上にクリスマス直前に彼氏の婚約を知らされてしまう。それでも付き合っていた頃の優しさが忘れられず、彼が『合わない』と感じたのは自分に非があるのではないかと思っている。
キャメロン・ディアス扮するアマンダはロスの自宅兼オフィスで映画のPV製作会社を経営しているが、多忙な彼女に相手にされないのが不満な同棲相手が浮気をした事に腹をたて、ヒモ同然の彼を追い出してしまう。
そんなアマンダがクリスマス休暇を遠くで過ごすことを思いついて、インターネットの“ホーム・エクスチェンジ”のサイトを探して、登録してあったアイリスの家を選んだという次第。
面識のない相手に家の鍵を渡すなんてあり得な~いと思ってしまいますが、“ホーム・エクスチェンジ”のサイトは実在するし、彼方では結構古くからあるシステムのようです。実際の手続きを細かく描いたら倍くらいの面白エピソードが出来そうなのにと、最初は大雑把な脚本に不満でしたが、案外常識として定着してるのかもしれませんな。
主人公達の心情のみを追いかけていて、それも細かな部分はバッサリと切り落とした印象がある本で、でも自分でも意外に楽しめてしまいました。特にアマンダとジュード・ロウ扮するグラハムのエピソードが好きで、本としても一番力が入っている部分ではないですかな。二人の恋愛の進展具合だけでなく、周囲の複雑な事情(^^)の明かし方も上手かった。それに正面から見たキャメロン・ディアスが思った以上に美人で可愛かったし、ロウのハンサムぶりもロマンチックな雰囲気に合っていたかなぁと。
でも続けて2度目を観る気にはなりませなんだ。男女のああいう話って、もう何度も観たような気がしますからね。
それと、時の流れが不明瞭な感じがしましたな。時差のある場所が平行して描かれてるからだけではなく、詰め込み過ぎたエピソードの整理が悪いんでしょう。
『ナンシー・マイヤーズの“映画愛”が詰まった』と思うのは、ロスのアマンダの家の隣に住む老人アーサー(ウォラック)が著名な映画の脚本家という役どころで、偶然知り合ったアイリスにお薦め映画のリストを作ってあげたりとか、アマンダの仕事仲間で作曲家のマイルズが、レンタル店でアイリスに素敵な映画音楽の作品を紹介する場面(ダスティン・ホフマンが一瞬出てきます)があるからで、アレはまさにマイヤーズさんのお薦め映画に違いないんだろうなぁと。
恋に恋する若い人にはお薦め度★三つ。
ところで、カリフォルニアってクリスマスでも屋外プールで泳げるほど暖かいの?
最近、古い映画ばかり紹介しているので、この辺で先日TV放送された21世紀の作品をば。
ナンシー・マイヤーズの、彼女なりの“映画愛”が詰まった作品、といったところでしょうか。
遠くに住む者同士が旅の宿泊費用を安くあげようと互いの家を交換するのが“ホーム・エクスチェンジ”のはじまりのようですが、「ホリデイ」はロンドンとロサンジェルスに住む二人の女性が、失恋の痛手を癒そうと、クリスマス休暇に“ホーム・エクスチェンジ”をする話です。
ケイト・ウィンスレット扮するロンドンの女性アイリスは新聞社の編集員で、長年付き合ってきた同じ会社の男性社員に『僕たちは合わない』と一方的に別れを宣言された上にクリスマス直前に彼氏の婚約を知らされてしまう。それでも付き合っていた頃の優しさが忘れられず、彼が『合わない』と感じたのは自分に非があるのではないかと思っている。
キャメロン・ディアス扮するアマンダはロスの自宅兼オフィスで映画のPV製作会社を経営しているが、多忙な彼女に相手にされないのが不満な同棲相手が浮気をした事に腹をたて、ヒモ同然の彼を追い出してしまう。
そんなアマンダがクリスマス休暇を遠くで過ごすことを思いついて、インターネットの“ホーム・エクスチェンジ”のサイトを探して、登録してあったアイリスの家を選んだという次第。
面識のない相手に家の鍵を渡すなんてあり得な~いと思ってしまいますが、“ホーム・エクスチェンジ”のサイトは実在するし、彼方では結構古くからあるシステムのようです。実際の手続きを細かく描いたら倍くらいの面白エピソードが出来そうなのにと、最初は大雑把な脚本に不満でしたが、案外常識として定着してるのかもしれませんな。
主人公達の心情のみを追いかけていて、それも細かな部分はバッサリと切り落とした印象がある本で、でも自分でも意外に楽しめてしまいました。特にアマンダとジュード・ロウ扮するグラハムのエピソードが好きで、本としても一番力が入っている部分ではないですかな。二人の恋愛の進展具合だけでなく、周囲の複雑な事情(^^)の明かし方も上手かった。それに正面から見たキャメロン・ディアスが思った以上に美人で可愛かったし、ロウのハンサムぶりもロマンチックな雰囲気に合っていたかなぁと。
でも続けて2度目を観る気にはなりませなんだ。男女のああいう話って、もう何度も観たような気がしますからね。
それと、時の流れが不明瞭な感じがしましたな。時差のある場所が平行して描かれてるからだけではなく、詰め込み過ぎたエピソードの整理が悪いんでしょう。
『ナンシー・マイヤーズの“映画愛”が詰まった』と思うのは、ロスのアマンダの家の隣に住む老人アーサー(ウォラック)が著名な映画の脚本家という役どころで、偶然知り合ったアイリスにお薦め映画のリストを作ってあげたりとか、アマンダの仕事仲間で作曲家のマイルズが、レンタル店でアイリスに素敵な映画音楽の作品を紹介する場面(ダスティン・ホフマンが一瞬出てきます)があるからで、アレはまさにマイヤーズさんのお薦め映画に違いないんだろうなぁと。
恋に恋する若い人にはお薦め度★三つ。
ところで、カリフォルニアってクリスマスでも屋外プールで泳げるほど暖かいの?
・お薦め度【★★=悪くはないけどネ】
ど田舎に暮らすアイリスと、優雅に暮らす社長のアマンダが、どういう気持ちであれに登録したのか想像もつきません。しかもアイリスは犬も置いて行っちゃうし!
>二人の恋愛の進展具合だけでなく、周囲の複雑な事情(^^)の明かし方も上手かった。
ですよね~。わたしもあれでジュードにくらっときちゃいました(笑)
ナプキンマンもキュートです。
うちの場合だと、取り替える前に掃除とかもしなきゃならないし、ノラ猫の餌のやり方も教えなきゃならないし・・・やっぱり無理だ~(^_^;)
この映画で今も印象に残っているのは、久しぶりにお姿を拝見したウォラック翁の枯れた演技です。今もお元気なんですよね。
序盤の別れた彼氏に『別れるっていうのに、涙もみせないのか』と言われた理由が終盤で明かされ、ラストでもう一度生かされる。
あの辺は上手かったですねぇ。
全然趣旨が違うからあれですけど、あれくらいでも価値観が違えば後日揉めそうだなぁと思うのもあったりして、“ホーム・エクスチェンジ”は日本じゃ無理でしょうねぇ。
初めてコメント致します。
>主人公達の心情のみを追いかけていて、それも細かな部分はバッサリと切り落とした印象がある本で、でも自分でも意外に楽しめてしまいました。
十瑠さんは原作も映画も御覧になったのでしょうか?
私的には“ホーム・エクスチェンジ”して、アマンダには新しい恋が見つかり、アイリスには素敵な隣人アーサーとの出会いやマイルズとの友愛が芽生えるという描き方をしてもらいたかったのですが・・・。
でもご都合主義には目をつぶって、観た後で楽しくさせてもらえた好い映画でした。
特にラブコメなど、気持ちが塞いでいたりむしゃくしゃしている時などは、明るくさせてくれるジャンルですよね。
(私もgooです)このテンプレートを使いたかったので(でも、私には似合わない)出会えて嬉しかったです。
最後に質問です。
画像と文章を横並びに投稿したいのですが、どうやったら良いのか分からず、gooはできないのかと諦めていました。でも十瑠さんは左に文章
右にホリディのポスターを入れてらっしゃる!
方法をお暇な時に教えて下されば助かります。
よろしくお願いします。
>ご都合主義
アマンダとグラハムの出逢いは許せても、アイリスとマイルズのはLoveにまで発展させなくても良かったですよね。例えそうなったとしても、別の描き方があったように感じるのは、ご都合主義が鼻につくからでしょうか。
>このテンプレートを使いたかったので・・・
このワイン色のテンプレート使うのは2度目です。季節に合わせて毎年数種類のテンプレートをとっかえひっかえです。
最後の質問については、お宅の掲示板に後日書かせていただきますね。
今後ともヨロシク