(1988/ジョン・マクティアナン監督/ブルース・ウィリス、アラン・リックマン、ボニー・ベデリア、レジナルド・ヴェルジョンソン、アレクサンダー・ゴドノフ、ウィリアム・アザートン)
新作を観る時間がないので、思い出の作品について・・・って、どうしても単純明快なストーリーのものになりますな。
人気抜群のこの映画ですが、これもTVで流れるとつい覗いてしまう映画です。特にクリスマスが近づくと。
ニューヨークの刑事、ジョン・マクレーンは別居中の妻に会いに、米大陸の反対側西海岸ロサンゼルスに向かう。飛行機嫌いの彼は、隣の男性から、素足で・・・ええーっとなんでしたっけ、なんか飛行機が嫌いにならないおまじないみたいな事を聞くんですよね。裸足になればいいと。で、あとで妻の会社についた後、部屋で裸足になるんですが、これが後々ストーリーの中で利いてくる。
うん、この映画は単純明快な話なんだが、割と細かな伏線が張ってあって、あとで分かって妙に嬉しくなる映画です。
奥さんはキャリア・ウーマンを目指しているので、子供を連れて別居しているんだが、勤めている日系企業が自社ビルを建て、その完成披露パーティーにあわせて、ジョンを呼んだらしい。クリスマスでもあるので、ジョンは子ども達にお土産も持ってきている。
そのビルに向かうジョンと平行して、同じようにビルに向かう一団がある。これが、アラン・リックマン率いるテロリスト達。この辺のカットバックは小気味よくて、わけが分からないのに、ワクワク気分にさせてくれます。
「ハリー・ポッター」のアラン・リックマンは、ひげ面でいかにもという感じなので、私も最初は政治テロリストかと思ってましたが、すぐに金庫目当ての泥棒とわかります。話は勧善懲悪モードになっていくので、後は気楽に娯楽映画としてみればいいし、安心です。
その後、コンピューター専門家も含めた悪党団はビルを占拠するが、運良く隠れていたジョンが、たった一人でこいつらと戦うこととなる。
もう、その後のストーリーは省きましょう。有名ですから。
最初に見たときは面白くてたまりませんでした。次から次と事件は起こるし、黒人警官や事件記者など、脇役もメイン・ストーリーに絡んできて、これも伏線のようになっているので、一粒で二度おいしい映画となっています。
小道具では、トランシーバーがいい使われ方をしてましたな。勿論、ガラスもね。
ラストのリックマンとの決着は、ちょっとあんなにうまくいくかなあ、という感想はもちました。
ジョン・マクティアナンはこの後「レッド・オクトーバーを追え!(1990)」でも上手いところを見せてくれましたが、その後はぱっとしませんな。“ダイ・ハード”シリーズもレニ・ハーリンの「ダイ・ハード2(1990)」までで、マクティアナンの「ダイ・ハード3(1995)」は出来としては少し劣る。
そういえば、4が出来たとか出来るとかいう話があったが、どうだったっけ。
ブルース・ウィリスは、昔NHKでやってた「こちらブルームーン探偵社」で知った俳優だが、あの番組も面白かったので毎週観ていた。そういえば、シビル・シェパードはどうしたんだろう?
彼のその後はどうしても“ジョン・マクレーン”のイメージから抜けきれないような感じがしますな。「ジャッカル(1997)」で悪役になったりと頑張ってるけど・・・“ジョン・マクレーン”のイメージというか、ブルース・ウィリスの個性が強すぎるのかも知れないな。リュック・ベッソンの「フィフス・エレメント(1997)」は成功だった。
ボニー・ベデリアの名前を最初に知ったのは、シドニー・ポラックの「ひとりぼっちの青春(1969)」だが、この映画はだいぶ後になって観たので、ボニーは名前を知っているだけだった。ただ、69年から知っていたので、「ダイ・ハード」に出ていると分かったとき、年は幾つなんだろうと思ったもんだ。90年のアラン・J・パクラ「推定無罪」も面白い映画だった。
「ホーム・アローン(1990)」などのマコーレ・カルキンは甥っ子に当たるそうです。
ダイ・ハード。なかなか死なないヤツって意味でしたっけ。最後のクレジット・ロールで流れる、フランク・シナトラが最高ですな。
忘れてました。この映画のカメラはヤン・デ・ボンです。そう、「スピード(1994)」の監督。「レッド・オクトーバーを追え!」も彼の撮影らしいです。
新作を観る時間がないので、思い出の作品について・・・って、どうしても単純明快なストーリーのものになりますな。
人気抜群のこの映画ですが、これもTVで流れるとつい覗いてしまう映画です。特にクリスマスが近づくと。

うん、この映画は単純明快な話なんだが、割と細かな伏線が張ってあって、あとで分かって妙に嬉しくなる映画です。
奥さんはキャリア・ウーマンを目指しているので、子供を連れて別居しているんだが、勤めている日系企業が自社ビルを建て、その完成披露パーティーにあわせて、ジョンを呼んだらしい。クリスマスでもあるので、ジョンは子ども達にお土産も持ってきている。
そのビルに向かうジョンと平行して、同じようにビルに向かう一団がある。これが、アラン・リックマン率いるテロリスト達。この辺のカットバックは小気味よくて、わけが分からないのに、ワクワク気分にさせてくれます。
「ハリー・ポッター」のアラン・リックマンは、ひげ面でいかにもという感じなので、私も最初は政治テロリストかと思ってましたが、すぐに金庫目当ての泥棒とわかります。話は勧善懲悪モードになっていくので、後は気楽に娯楽映画としてみればいいし、安心です。
その後、コンピューター専門家も含めた悪党団はビルを占拠するが、運良く隠れていたジョンが、たった一人でこいつらと戦うこととなる。
もう、その後のストーリーは省きましょう。有名ですから。
最初に見たときは面白くてたまりませんでした。次から次と事件は起こるし、黒人警官や事件記者など、脇役もメイン・ストーリーに絡んできて、これも伏線のようになっているので、一粒で二度おいしい映画となっています。
小道具では、トランシーバーがいい使われ方をしてましたな。勿論、ガラスもね。
ラストのリックマンとの決着は、ちょっとあんなにうまくいくかなあ、という感想はもちました。
ジョン・マクティアナンはこの後「レッド・オクトーバーを追え!(1990)」でも上手いところを見せてくれましたが、その後はぱっとしませんな。“ダイ・ハード”シリーズもレニ・ハーリンの「ダイ・ハード2(1990)」までで、マクティアナンの「ダイ・ハード3(1995)」は出来としては少し劣る。
そういえば、4が出来たとか出来るとかいう話があったが、どうだったっけ。
ブルース・ウィリスは、昔NHKでやってた「こちらブルームーン探偵社」で知った俳優だが、あの番組も面白かったので毎週観ていた。そういえば、シビル・シェパードはどうしたんだろう?
彼のその後はどうしても“ジョン・マクレーン”のイメージから抜けきれないような感じがしますな。「ジャッカル(1997)」で悪役になったりと頑張ってるけど・・・“ジョン・マクレーン”のイメージというか、ブルース・ウィリスの個性が強すぎるのかも知れないな。リュック・ベッソンの「フィフス・エレメント(1997)」は成功だった。
ボニー・ベデリアの名前を最初に知ったのは、シドニー・ポラックの「ひとりぼっちの青春(1969)」だが、この映画はだいぶ後になって観たので、ボニーは名前を知っているだけだった。ただ、69年から知っていたので、「ダイ・ハード」に出ていると分かったとき、年は幾つなんだろうと思ったもんだ。90年のアラン・J・パクラ「推定無罪」も面白い映画だった。
「ホーム・アローン(1990)」などのマコーレ・カルキンは甥っ子に当たるそうです。
ダイ・ハード。なかなか死なないヤツって意味でしたっけ。最後のクレジット・ロールで流れる、フランク・シナトラが最高ですな。
忘れてました。この映画のカメラはヤン・デ・ボンです。そう、「スピード(1994)」の監督。「レッド・オクトーバーを追え!」も彼の撮影らしいです。
・お薦め度【★★★★★=アクションファンは、大いに見るべし!】 

ええ、ええ、私なんか「風共」や「ウエストサイド」などの4時間近いヤツを一日2回観てました。途中、外に食事にも行ったりして。券にサインをもらって、再入場出来るようにしてもらったりしてねえ。
おっと、長くなりそうなのでこれくらいで。
どうぞ、又のお越しを楽しみにしております。
構成の巧さなどを語る時に最後まで書かないと意味を成さないこともありますから。読む方の自制力に期待して書いております(笑)。
実写映画はやはり実写と実技が命。それをSFXが見事にサポートした作品です。
CGとSFXでは大違い。
SFXは実写をベースにした特殊撮影で、あくまで撮影技術がものを言う。
CGはコンピューター上で書かれた絵に過ぎず、これに頼っているとどうにも映画作りが下手になるのは、既に色々な作品が自ら証明していますね。
まして私はCGはそれほどリアルだとは感じず、どうしても絵にしか見えない。その昔ジーン・ケリーがトム&ジェリーと一緒に踊ったのと大差がないような気がしますよ。
実写の素晴らしさを観客が理解できないと、アクション、SF、ホラーといったジャンルは甚だ味気ないものになっていくばかりでしょう。
「グラディエーター」とか「戦場のピアニスト」、「タイタニック」でもCGは使われていたと思いますが、あの辺は表現の巾が広がって良かったと思いましたね。
W・アサートンは「イナゴの日」が最初に意識した作品ですが、実は未見。シュレシンジャーの“カーボーイ”の後の作品なのに、双葉さんの評価が☆☆☆★★だったし、暗い内容のようだったので、そのまんまです。
仰るとおりだと思います。
このうち「グラディエーター」は「やはり『ベン・ハー』『エル・シド』のほうが凄いや」と思いましたが、「戦場のピアニスト」「タイタニック」は正に表現の幅が広がったと感心しました。「戦場」が凄いのは実写も圧倒的に素晴らしいからですが。
そう言えばアサートン君は「イナゴの日」でも出ていましたなあ。これは「グッドバー」より後で見たので、やはり最初は「グッドバー」です、私の場合。
「イナゴの日」の実力は☆☆☆★★★と思います。
力作ではありましたが、後味が悪い為に双葉師匠は★一つを引かれたと推測します。
十瑠さんの思い出の作品なんですね。
小さい頃から何度もオンエアを観ていたのに、こんなに細部までしっかりした作品だと思ってませんでした。
小道具とか伏線とか見ていて気持ちいいくらい!
足の裏のガラスを引き抜くシーンは痛々しかったですけど…。
ラストの相棒との対面がいいですよね~。
那智さんでしたかねぇ、マクレーンは。
>こんなに細部までしっかりした作品だと思ってませんでした。
元ベトナム兵のFBIとかが、地元警察の使えないボスに『引っ込んでろ』というのは痛快だったけど、テロリストは更にその上をいくって粘り越しの設定が面白かったですよね。
宵乃さんと同じく、ラストの対面も良いし、トラウマから解放されるであろう黒人警官のズドンも忘れられないっス