佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション(新潟県佐渡市)のトキ2羽に
ビタミンB1不足による異常行動が見られ、26日の専門家会合で対応策が
話し合われた模様。好物のドジョウばかり食べたのが原因で、人の脚気に
似た症状がでたようだ。
ビタミン注射で回復した模様。会合で「薬を注射するのは、本来のありかたでは
ない。対策を考えるべきだ」などの意見が出されたようだ。3月の放鳥に向け
調整中の0歳の雄が12日、真上に飛び上がって落ちたりするなどの行動を
繰り返した模様。24日には4歳の雄が一時池でおぼれたようだ。
センターによると、ドジョウにビタミンB1を壊す酵素チアミナーゼが含まれ、食べ
過ぎるとビタミンB1不足で神経伝達に異常を起こす事があると云われている。
環境省は24日からビタミンB1配合飼料を与え始めたようだ。