防衛省は２３日、沖縄本島と宮古島の間の公海上を通過して太平洋上で活動をしていた中国海軍の計１１隻の
艦艇が、再び両島間を航行して東シナ海に戻ったと発表したようだ。今回の中国艦艇による太平洋上での活動
は過去最大規模で、艦載の無人機飛行も確認された模様。同省は中国海軍の増強ぶりを示すものとして分析を
急いでいるようだ。
同省によると、１１隻は今月８～９日にかけて宮古島の北東約１００キロの海域を南下。２２～２３日にほぼ同じ
海域を東シナ海に向けて北上するのを海上自衛隊の護衛艦が確認した模様。１１隻は今回、沖縄の南方約
１５００キロのフィリピン沖まで進出。ヘリの発着艦や洋上補給を夜間に実施するなど、これまでにない訓練を
実施したほか、射撃訓練も行った模様。無人ヘリが艦艇の周囲を飛行するのが確認されたようだ。
