キャンベル米国務次官補（東南アジア・太平洋担当）は２４日の記者会見で、南シナ海で中国と周辺諸国の
領有権をめぐる対立が高まっていることについて、「米国は南シナ海で対立の炎があおられることを望んで
いない」と述べ、２５日に行う米中協議で中国側に自制を求める考えを明らかにした模様。
米中協議は、キャンベル次官補と中国の崔天凱・外務次官らが出席してホノルルで開かれる予定のようだ。
キャンベル次官補は２６日から７月１日にかけてサモア、トンガ、パラオ、マーシャル諸島など南太平洋８か国を、
ウォルシュ米海軍太平洋艦隊司令官と共に訪問する予定。米高官がこれら島嶼国を訪問するのは異例で
中国をけん制する狙いがあるとみられているようだ。
