「ジェット・リー、若いな~」
香港アクション映画の俳優をダイジェストでまとめたもの。
関係者のインタビューや、俳優の古いフィルムも観れたりして、資料としてはなかなかのものである。
以下、印象深かった点をいくつか列挙する。
1.若いリー・リンチェイ
カンフースターとしては絶対にはずせない、リー・リンチェイ(ジェット・リー)。
リンチェイが演舞を披露しているのだが(パイロットフィルム?)、そのリンチェイがロンゲ!
ロンゲといっても弁髪じゃない。なんか、中途半端なヒッピーみたいな髪型で、かなり笑える。
2.ジャッキー・チェンは嫌いですか?
当然、ジャッキー・チェンも出ている。インタビューもある。
ところが、取り上げられた映画は『拳精』『ヤングタイガー』などのメジャーになる前の作品ばかり。
メジャーになった後の作品も、どういうわけか『炎の大捜査線』という徹底ぶり。
なんで失敗作ばっかりなのか、ディレクターの選択に疑問が残る。
まあ、でも希少なフィルムという点では、見る価値はあるかもしれない。
3.ヤン・スエ
この『死闘伝説』のすごいところは、ブルース・リーなどの超メジャーばかりでなく、今となってはビデオを探すのも困難なマイナーな俳優も扱っているところ。
で、そのなかで一番の爆笑ものだったのが、ヤン・スエが出演した『チャイニーズ・カンフー』の予告編。
なにせ「老いも、若きも、男も、女も、刃向かう奴はぶちのめす!」っていう、情け容赦もない煽りなのだ。
こんな馬鹿なキャッチコピーというか、煽り文は初めて見た。
他にも、ジミー・ウォングのインタビューや、今となってはビデオも見つからないようなマイナーな俳優のフィルムを見られるなど、この『死闘伝説』は資料としての価値はなかなか高い。
『死闘伝説 TURBO!』(ビデオ)
出演:ブルース・リー、ジャッキー・チェン、リー・リンチェイ、他
評価:-(厳密には映画でないので)
資料としての評価:8点
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