表題は英語聖書ではGod works for goodと
なっています。
益=profitではなく、good=良い、善き、の方が
ふさわしいと思います。
「岩から出る蜜」(蔦田二雄著)からご紹介します
私達の宗教経験は、全て聖霊の干渉によって、
生じるものである。
聖霊のお働きとして、以下の6点を指摘する事が
できる。
①解放(2節) ②内住(9節) ③生かす業(11節)
④殺す業(15節) ⑤教導(14節) ⑥保証(16節)
しかし多くのクリスチャンは、この様なお働き
に対して、ほとんど無知、無関心である。
聖霊の教導に対して多くのキリスト者は、確かに
聖霊の管轄の中にあるのであるが、必ずしも
その事実を意識した生活となっていないのでは
ないか。
私達はまず、聖霊ご自身を認識する事が必要で
ある。そして、更に進んで、聖霊の、ご教導に
服従する決意を持つのである。
この様に、訓練され、熟練して、刻々、内なる
御霊を崇め、その支配が自覚される生涯である
ように。
ローマ人への手紙8章の後半の部分は、ちょうど
詩編91編に続く歌ではないか、と思わせるほど
神を信じる者に与えられる様々な困難、危険の
中における保護、勝利という並行的な真理が
表されている。
保護、凱旋を頂く鍵はなんであろうか。
1、神との関係
全能者の元なる隠れた所に住みかを定め、
全能者の懐に深く保護され、(詩編91ー1)、
神を自分の味方とする、(ローマ8-31)
とは神との完全な一致と調和を表している
しかし、神は、ご自身の聖徒に対して、試練や
困難を免除してはおられない。
信仰者には試練や、困難が無いという考え方は
異教徒的である。
信仰が進めば進むほど、試みが多くなる事がある
。試練、困難をもって、私たちを戒め、警戒を
与えられる事がある。
2、神に対する心の態度
「彼が私を愛しているから」(詩編91ー14)
「私達を愛して下さった方によって」(ロマ8-37)
とあるように、神と信仰者との関係は愛による
ものでなければならない。
愛は継続的な語らい(祈り)を生むものである。
このつながりは、試練の中にも消えない力となる。
どれくらい深い所まで信仰の根が下りたであろうか
嵐の中に勝ち進む事ができる力は、見える所に
あるのではない。
彼が、その愛を私に注いでいるので、私は彼を
助ける (詩編91-14)
私達を愛した方によって、勝ち得て余りあり
(ロ-マ8-37)
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三浦綾子さんは、多くの病を抱えながら、
深い信仰を持っておられた。