合気道は楽しんで!。「健康」と「護身」と「コミュニケーション」を体得する。

高伝館TAMA道場(多摩市)のモットーは、怪我をさせない、しない、楽しく学び。自信とコミュニケーションを育てます。

山陰の旅②~神話博しまね

2012年08月13日 | インポート

初めに:先ずはおめでとうございます!東洋大学学生相談室(キャリアセンター)に勤務する、ボクシングの村田選手が、オリンピックで金メダルを取りました。今回の旅でご一緒したのは、以前勤めていた会社の上司のU氏ですが、今は同じ大学でキャリアカウンセラーとして勤務しています。これから、学生の相談がますます増えそうですね(笑)。(※右下の写真は、以前は存在を否定されていた高層神殿(48m)ですが、巨大な柱が発見されたことにより存在が明らかになった出雲大社本殿の復元された写真です)

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神楽「ヤマタノオロチ」
初めて神楽を出雲特設会場で見ました。素晴らしい伝統芸能!表現力!力強さ! ハリウッド映画の3D映画以上の力強さと迫力がありました。

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ところで、「古事記」と「出雲風土記」に描かれている「スサノヲの八俣大蛇退治」には微妙な違いに気付きました。他にも内容が違うところもあります。歴史は、残された遺跡や、伝統や、言い伝えなどを基にして自分なりに想像していくことに楽しみがあります。山陰地方には多くの
神話があり、また遺跡もあります。伝統文化もあります。大和古墳以上の消された歴史が潜んでいる可能性もあり、ますます目が離せなくなりました。

「オオクニヌシの遠距離恋愛/ヌナガワヒメとミホススミ」 講師:川島 芙美子

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出雲を代表とする神様が主人公として活躍する神話を「出雲神話」と呼んでいます。この言葉は、辞書を引いても出ません。そのひとりであるオオクニヌシの物語です。川島講師はこの話にも限らず、古代史にまつわる話を日本を取り巻く海流から説明するなど、とても参考になりました。山陰は遺跡の宝庫であり、消された文化、消された部族が潜んでいます。これからますます山陰に注目されていくでしょう。余談ですが、遺跡には、アゲハチョウが多く見られます。

日野市から出雲まで840㌔。車でちょっとしたドライブでした(笑)。黄泉比良坂(よもつひらさか)は、隠れたスポットです。

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山陰の旅①~三徳山投入堂から黄泉比良坂(よもつひらさか)

2012年08月12日 | インポート

この夏は、生まれ故郷である鳥取~出雲にかけて旅をしました。

「荒木又右衛門の墓」

江戸時代初期の剣客。「鍵屋の辻の決闘」が有名。1683年8月13日、仇討ちを果たし、鳥取の池田藩に引き取られるが、到着して17日後に急死する。表向きは病死であるが、切腹、毒殺などもささやかれる。この背景に、旗本と外様大名との複雑な意地と意地の絡み合いがある。さて、岡山の池田藩は、仇討の原因となった事件により鳥取に国替となっていたが、その時、先祖が一緒について鳥取に来たのではないかと推測される。名字の一つに(岡)が含まれるのもそのせいかも??

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「三徳山三佛寺(みとくさん さんぶつでら) 投入堂」

さて青谷上寺地遺跡の次に訪れたのは、三徳山三佛寺の「投入堂」。住職に由来を聞き、またお寺に働く方と話を交わした。話の一部を紹介すると、三徳山三佛寺の投入堂は、人里離れた400m以上の高さの険しい崖に建てられ、危険な個所がいくつもある。そのため一人での入山は認められず、二人以上でなければ入山ができない。特に、投入堂に渡るための傾斜した岩を渡る時の転落、そして参拝から下だる時に写真(下)のツタを背面で降りる際、背面降りをしてしまい、ツタに足を取られた時に掴むところがなく、年に2~3人ほど崖下に転落することによって死傷しているとのこと。まったく現場事故と同じで、ツタを持って降りるというルール無視によるもの。どこにでも現況を甘く見て、黄泉の国にまっしぐらに落ちてしまってる人がいる。

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三徳山「投入堂」での修業は1300の歴史を持ちますが、その修業方法は山岳宗教という密教であり、人目のつかない修業の場であり、簡単に行くことはできません。しかたなく登山を諦め、下で唯一、一か所だけ双眼鏡で見られる場所で撮影をしました。

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「妻木晩田遺跡」

次に訪れたのは、古代出雲が大きな勢力を持っていると証明された妻木晩田遺跡です。鳥取で発掘された青谷上寺遺跡(脳が残ったまま発見されたことで有名)と連動し、生活様式が明らかになり、大きな歴史的事実が明らかにされてつつある。まさに山陰は古事記の宝庫。新たな発見がぞくぞく!
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「黄泉比良坂(よもつひらさか)」

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松江の東出雲町に、ひっそりと現世とあの世との入口があります。イザナギが死んだ妻に会いたい思いで黄泉の国に入りますが、変わり果てたイザナミに驚き逃げます。追うイザナミを大石で道をふさいでしまいます。その場所が黄泉比良坂で、観光客は誰もいなく、なにかしら神秘的な静けさが漂っています。黄泉の国に旅立った会いたい人に会える場所とも聞きますが、そのような方がいれば、是非、会いに行かれてはいかがでしょうか(汗)。