戸籍謄本を取るため鳥取市八頭(やず)郡船岡役場に赴いた。母親の産まれた地に白うさぎを祀った神社が幾つもあり、この山奥に何故、因幡の白兎伝説があるのか役場に尋ねてみました。
(八頭町、若桜町、河原町に点在する白兎の史跡)
神話「因幡の白兎」は大国主命が八神姫を訪ねる旅の途中でのお話。因幡の中心地は八神群(今の八頭郡)であり、八神姫の住んでいた所です。霊石山(当家の菩提寺)の麓には極めて貴重な白兎の伝説が残っていて、白兎の木彫りの像が幾つもの神社に残っているとのことでした。そう思うと遠い先祖が神話に関係していたということに、何かしらの感慨と歴史を感じてしまいます。この後、娘に二卵性の双子を身ごもったという話を聞いたのも何かの縁でしょうか。
(霊石山は、因幡の神話の起源)霊石山の側には千代川が流れそろそろ鮎の解禁となります。この地は自然が多く残っていますから自然を壊すことのないよう、また、神話も歴史の大切な資料ですから伝えることも大切なことです。
(砂像ー八神姫の前に跪く大国主命)オオクニヌシは国譲りとして知られ、出雲大社の神殿は威厳に満ちた造りとなっています。一般に11月は神無月(かんなづき)と呼ばれていますが、出雲で神在月となります。しめ縄も逆方向となっています。日本人のルーツを考える上では山陰の地、特に因幡の地域も深く関わっているようです。