「我が身をたどる姫宮」 その10
今日は、姫宮様が、久方ぶりにご実家の皇嗣邸に里帰りをなさいます。母君の皇嗣妃殿下は、姫宮様の到着を心待ちになさっておられましたが、...
「我が身をたどる姫宮」 その9
皇嗣家からの許可が、下りまして、姫宮様は、初産をご実家でなさる事に、なりました。何かとこれから、準備をする事が、ありますので、一度は、皇嗣家へと行く事に、したのでした。事に皇嗣家...
「我が身をたどる姫宮」 その8
姫宮様の、懐妊の知らせは、やがて皇嗣家より、御所のお上と、皇后様にも伝えられました。 お上は、その知らせを受けられまして、御機嫌宜しくあらせられ、恐れ多くも、皇嗣家と姫宮様にお喜...
「我が身をたどる姫宮」 その7
こうして、ご姉弟同士でお会いになられると、姫宮様は、長い夢から目覚めたという心持ちですが、しかし感傷に浸っている、いとまは、ありません。姫宮様も、自身の「離婚」というのは、近代か...
「我が身をたどる姫宮」 その6
姫宮様は、弟宮でいらっしゃる、宮殿下には、自分達の結婚の一番の、被害者であると、思われていらしたのです。それ故、心底申し訳ないと気持ちでいっぱいでした。自身のせいで、弟宮様の多感...
「我が身をたどる姫宮」 その5
K氏との別れを決心した姫宮様ですが、そうなれば、又ご実家である皇嗣家が世間から喧しく言われる事は、ご自身の経験でも、知り抜いておられますから、カウンセリングを受ける時には、今後...
「我が身をたどる姫宮」 その4
姫宮様は、K氏との別れを心に決めていました。何を今さら、だからK氏と、一緒になられるさい、あれだけ姫宮の行く末と...
「我が身をたどる姫宮」 その3
松岡映丘 「伊香保の沼」 木部姫伝説から題材としたものです。木部姫伝説 緑野郡木部(今の高崎市...
「我が身をたどる姫宮」 その2 (題名を変えました)
明治の御代、うら若き与謝野晶子は、月明かりのなかで恋人である鉄幹を思いこの歌を詠みました。「なんとなく 君にまたるる ここちして 出でし花野に 夕月夜かな」...
「我が身をたどる姫宮」 その1 (題名を変えました)
今現在も眞子内親王殿下は、ご結婚を諦めていらっしゃらないとすれば、(その可能性大かも)今でも「...