お隣さんが 芭蕉さんなら奥の細道に行きましたよ！ あれま あっしは大奥から来たのですがな
芭蕉さん わしにひとこと後を頼むと言ってくれたらよかったのに まあ江戸の俳界は任せなさい
お隣さんが 芭蕉さんなら奥の細道に行きましたよ！ あれま あっしは大奥から来たのですがな
芭蕉さん わしにひとこと後を頼むと言ってくれたらよかったのに まあ江戸の俳界は任せなさい
お隣さんが 芭蕉さんなら奥の細道に行きましたよ！ あれま あっしは大奥から来たのですがな
芭蕉さん わしにひとこと後を頼むと言ってくれたらよかったのに まあ江戸の俳界は任せなさい
世間知らずの殿さまは 年の暮れがせわしいのも 古着やという商売があるのも知りませんでした
後にも先にも古着を着たたった一人の殿さまです それにしてもその古着全然似合いませんですよ
それで隠したつもりなのかよ くノ一の 木の葉隠しは大したこないなぁ
長屋の共同雪隠（せっちん）は隙間だらけ寒いのだ これではお尻がしもやけだ
これはジャンピングスマッシュじゃないだと 錦織がいったのか このオレ様によく云えるよ
おいらはネコ舌なんだ どれも熱くて食べられないだろうが！
殿さまの俳号は との治 季語気にしない 字余り 字足らず気にしない なあ～んにも気にしない
長屋の隣りに住むあの青ヒゲはどこかで見たんだけど どこだったかなぁ う～ん
との治はくノ一にメロメロ ほんとうは還暦過ぎたバアさまかも知れないのに
さすがは殿さま 欲がない 百両とバアさまを気前よくあげちゃうんだ
たっぱりバアさまただものではない 流星投げてる！ いや手裏剣投げてる！
百両は重い 日は暮れはじめる 寒くなってきた 長屋は遠い バアさんはついてくる
追いはぎって話には聞いたことがあるが こんなに早く出会えるとはわしも運がいい～！
富くじは近くの寺で買いなされ とバアさんが云った このバアさんはダレなんだい
大当たり! 一等百両！ 百両って一杯16文のかけそばが なん杯食べられるのかな
殿さまの俳号は との治 季語気にしない 字余り 字足らず気にしない なあ～んにも気にしない
くノ一はどうしているかって 路銀がそこをつたと云ってお城に出かけたな
いつもはくノ一がいっしょだが きょうは１人だな ひとりの方がなんだかいいな
殿さまの俳号は との治 季語気にしない 字余り 字足らず気にしない なあ～んにも気にしない
噺家の才能なし！ と早く気づいてよかったよ との治さん
取りの歌丸で どうにか面目躍如の 前座寄席 めでたし～♪
との治は裏長屋のひと間を寄席にしちゃった 名前は「前座寄席」 出演はとの治 歌丸
入場無料で茶菓子つきで本物の噺家がくるわけがないよな それにしても下手な落語だね ！
との治 何時だと思っているんです！ 世の中の人はみんなもう働いているんですよ！
江戸の風呂やは朝は８時からやっている Aサン Bさん Tさんの好きな混浴ですよ
との治は驚いた 江戸にはこんな朝早くからご飯を食べられる飯やがあるのだと