あっしは屋形船の船頭です。
いたって口が堅い船頭なんです。
ですから、きょうのお客さんは、琉球屋の旦那と
にゃんこ姐さんだなんてことは言いません。
おや、三味線の音が止みましたよ。
間もなく波もないのに船が揺れはじめますよ、
なぁんてことは言いません。
なにしろ、あっしは口の堅い船頭なんですから、はい。
世の中は春ですねぇ~♪
あれさ、琉球屋の旦那、どうしたんでありんす?
さっきからあちきのカンザシばかり数えていんすえ。
今宵あちきは春を売りんす。
さあ旦那、あちきの手をとってくれりんしょ。
ありゃ、旦那ふるえているんでありんすか。見かけに
よらずウブなお方でありんすなぁ~♪
(大尤のしゃべりは、かなり怪しいんでありんすよ)
もう一度だけ予約投稿でご勘弁くださいませりんしょ。
「太夫」の文字を間違えて投稿しておりました。
絵里亜太夫さん、スンマセンでした。
かまど師は鏝(こて)や塗土を持って市中を歩く。
注文があると手早く塗り直し、きれいなかまどにする。
裏長屋のお熊ばあさんのかまどを直して、口説かれた
ことがあるので、近頃はもっぱら商家の多い辺りを歩く。
きれいな女中さんに「ちょいとかまどやさん~♪」と
呼ばれると、わくわくするのです。
今回も予約投稿です、はい。
あらら旦那、いい男だね。うちの宿に泊まんなさいよ。
もうすぐ日は暮れるし、この先にはもう旅籠はねえんだよ。
今夜、あたしがたっぷりサービスしてやるからさ。
旅籠の飯盛女は強引な客引きで旅人を泊めてしまう。そして
夜になると、この顔に念入りに化粧して、娼婦に早変わり。
宿場の旅籠にはこんな飯盛り女がずいぶんといるものだと、
その道に詳しい、房州やさんが、言っておりました、はい。
留守にしています。予約投稿です。
おい聞いたかよ、あの千葉周作が他流試合で
負けたんだってさ。その相手がだれだと思う!
聞いて驚くなよ。
この長屋に住んでいる筆ペン侍だとさ!
へえ~、あの間抜け面の侍がそんなに強えのかい。
人は見かけによらないもんだね。
その間抜け面の山豚火は、またまた野暮用で
一週間ばかり留守にします。いえ!下駄屋の
女房の後を追いかけて行くんじゃありませんの
でご心配なく。
下駄屋の亭主は女房に逃げられてから、すっかり腑抜けに
なっちゃったじゃねえか。
お熊ばぁさんよ、ちょっと行って慰めてやったらどうだい。
やだよ、あたしを幾つだと思ってるんだい、もう70だよ。
そんなことが出来きるわけないじゃないか。
あれ? ばぁさんなにか勘違いしてやしないかい。
里芋の煮っころがしでも持っていって、元気を出すように
励ましてやったらどうだい、といったんだよ。
あれさ、そうだったのかい。そうだろうよね。あははは。
さて、それじゃ里芋の煮っころがしでもつくろうかね。
夕んべ下駄屋の女房が消えちゃったってじゃないか。
通いの職人もいなくなったらしいぜ!
二人して駆け落ちだとよ。
あんな女房と駆け落ちするとは、たまゲタ!こまゲタ!足駄ゲタ!
だれか、うちのおっかぁと駆け落ちしてくれねえかなぁ
昨日の「47人の赤穂浪士」に
「そんなの容認いたしません!」「ズル!」などのコメント。
このコメントは女性からです。女性は怖~いです。
そんなわけで「江戸の100人展」続けさせていただきます。はい!
赤穂浪士がみごとに主君の仇を討った後、切腹をして果てたのは
討ち入りの翌年、元禄16年2月4日(西暦3月20日)桜の頃でした。
赤穂浪士はご存じのように、大石内蔵助をはじめとした四十七人。
47人ですよ!
きょうの47人で「江戸の100人展」は100人を越えました!
長い間、お付き合いありがとうございました。
え?
いけませんか? どうして!
根深汁(ねぶかじる)は葱の味噌汁。千住葱や下仁田葱の
ように、土を盛り上げて根を白軟化させた白葱を使う。
池波正太郎の時代小説には、しばしば登場する。
おい、聞いたかい。あの八百善の娘が大奥にあがるんだとよ。
色が黒くてかぼちゃみたいな顔したあの娘がかい?
コネと金がありゃあの顔でも大奥勤めができるんだ。
あれだったら、うちのおっかぁの方がまだましだよなぁ
そうかなぁ~!
あの牢名主、穴の空いたナベの底みたいな顔して桜だなんて
顔に似合わず風流なことを言うじゃぁないか。
あの顔で桜は似合わないよなぁ。娑婆が恋しいんじゃないのかい。
し~っ、聞こえたらリンチだぜ。
突然ですが、急用、ヤボ用でちょいと出かけてきます。
3回分は予約投稿してあります。では失礼します。10時43分
火付盗賊改方長官 長谷川平蔵。
江戸中の盗人から、鬼の平蔵、鬼平と恐れられている凄腕の長官。
時には浪人の姿で江戸の町を探索する。
上野の桜も見ごろだなぁ、とつぶやきながら、浅草に向かって
のんびりと歩いていた鬼平の目がきらりと光った・・・!
俳廻を予定より2日早く切り上げて、帰宅しました。
なぜ早く帰ってきたかって? そりゃ、なんといっても
江戸が一番いいからですよ。
留守中に沢山のコメントありがとうございました。
あたしは酔ってなんか、いませんよ、
酒の3合、4合ぐらいじゃ、酔っ払いませんよ~。
おい大家、いい花見でしたよ。
日頃はケチな大家にしたら、酒も料理もまあまあでしたね~。
きょうだけは、いい大家だよ、うぃ~っ!
お~い、亭主はどこだ! あたしを連れて帰るんだよ。
今夜は寝かせないぞ~~っ、
♪上野のさくらは~にほんいち~♪ と・・・
山豚火はきょうも花を求めて俳廻してます。