ACC-J [Alpine Climbing Club of Japan]

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巳の戸沢

2013年08月03日 12時30分59秒 | 沢登り
名雪さんからの山行報告です。

6月29日土曜日 
 
日原川孫惣谷出会いに車を置き、
フライ用ブルーシートを三枚、炊事用具一式、缶ビール2本焼酎400cc
つまみ少々雨具など背負い、巳の戸沢に入る。
 林道を10分歩き、急な降りで日原川に降り立つ、大滝を右から巻くと
やがて広い河原に出る。今日はここまで。
フライを張り、薪を集め、缶ビールを一本、で釣りをしてみる、ここは山女の生息する沢だ、なんと毛ばりに24㌢一匹ゲット。
フライに戻り昼寝、3時頃起きて焚き火を始め、買ってきた生のめざしを焼く、冷奴、ワサビ漬け、でビールと焼酎の水割り、飯を炊き、酢飯にのりをまぶし、マグロの漬け、半分はつまみ。
 7時頃からしとしと雨、8時40分まで起きていたが、その後意識不明。

6月30日日曜
  
 夕べ一回3時頃目が覚めて、薪を6本ほど放り込んだが、5時目がさめると火の勢いが盛んでお湯が沸いていた。
お茶を飲み一服、酢飯をお茶漬けにして、またお茶の時間。
ラジオの声があるだけで、沢の音がさわやか、本日奥多摩辺りは良い天気になりそう。
 8㍉×30㍍一本、シュリンゲ3、ビナ4ヘルメット、軍手雨具、草もち、など持って7時30分出発。忌山の悪場を抜けようと思う。
初めの滝は左岸右側のバンドをたどる。さらに右側の壁を5㍍登り滝を下に見て、左トラバース、ここが笹がすべて枯れていて悪くなっていた。
悪場の真ん中に下降。
沢身を行き6メートル滝の左壁を登る滝の流芯から離れないで悪場を通過、
しばらく行くと4㍍滝、ここは左、右岸を巻く、やがて鞘口窪をすぎて小屋跡に出る。3㍍滝を越えて、右からの崩壊を超える。
穏やかな沢になる。ここは、30~40年前、海沢の水産試験場からただでもらった、純正の日光岩魚の稚魚を2回放流したところだ、一回30匹ほどだったと思う。試し釣りをしてみるが、まったく岩魚は出てこない。
絶えてしまったのだろう、残念。
大きな岩魚がうじゃうじゃいることを夢に診ていたが、現実はそんなに甘くないのだ、がっくり来て下降に移る2回の懸垂でテント地到着。
夕べの山女の焼き枯らしでウイスキーで乾杯この独り占めの自然に感謝しつつ、孫惣谷出会いの車に帰った。13時丁度。

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