ハワイの公立高校の説明会に行きました。
説明会は夕方に映画館のようなホールであり
全体の説明会のみで
担任制がないために
クラス単位での説明会はなし。
スクリーンにはQRコードがあり
それをスマホで撮影して
学校のアンケートと不安な点を
入力して送信します。
その後は夏休みに希望者が通う
プレスクールで見た映像と
全く同じ映像が流れた後に
学校のカリキュラムや単位の説明が始まり
スクリーンの画像を見ながら説明があります。
必修科目は5つで
これができなきゃ留年になります。
逆にいうとたったこれだけで留年しない事になります。
アメリカは飛び級がありますが
ハードルはそこまで高くないです。
日本は
国語、数学、理科、社会、英語ですが
国語は現代文や古文があったり
理科も化学や物理があったり
けっこう細かく科目が分かれていて
さらに体育や美術がありますが、
アメリカの必修は
数学、英語、物理化学、
世界史とアメリカ史、体育の5つのみ。
11つ取れば2年生、
17つ取れば3年生分とった事になり
1年で卒業できてしまいます。
17つ取るのはちょっと厳しいですが
11つなら少し頑張れば取れるレベルですが
よほど勉強ができる子じゃないと
普通は飛び級は望みません。
なぜなら子供は学校生活での経験が必要で
友達と過ごす時間が大事だという考えで
飛び級をしてその時間を飛ばす必要があるのか?
と考えるからです。
日本のマスコミがいうほど
みんなが飛び級を望むわけじゃなく
青春時代の時間を削ってまで
飛び級が必要か?という事をしっかり考えます。
対人関係が苦手で
勉強に没頭するタイプの子なら
即決な気もしますが
苦手だからこそ
学校でみんなと一緒に学んで欲しい
と思うのはアメリカも同じで
親の悩みは万国共通です。
十で神童、十五で才子、
二十歳過ぎれば只の人
という諺があるように
子供の頃に天才だと話題になった子供が
大人になって大成する事は稀で
実際には普通の子供が
偉業を成し遂げる事が多い。
(芸術は別)
飛び級した子供を追跡した
アメリカのドキュメンタリーで
ほとんどの子供が飛び級を後悔している
と答えていました。
普通の子供のように過ごして
コミュニケーション能力を付けたかった、
友達と青春時代を過ごしたかった
と答えた子供がとても多かったです。
なので勉強が好きだから
早く大学に行きたい!と自ら言う子以外は
1〜2学年程度の飛び級くらいで
それ以上の飛び級はあまりいないです。
たまに貧しい家庭の子が早く働きたいと
飛び級する事もあるけど
近年はそれも少ないです。
ちなみにコロナウイルスへの警戒は
一応やっていて
コロナ陽性なら5日休むのが決まりで
日本と同じです。
去年まではそれなりにいたマスク着用も
かなり減りましたが
ゼロではなくチラホラ見かけます。
消毒液は
管理が行き届いた場所には設置されていて
リュックにミニサイズをぶら下げている子も
たまに見かけます。
高校は担任もなし、決まったクラスもなく
大学のように授業がある部屋に移動しますが
カリキュラムは
最初から学校側が組んでいて
それに沿って授業がある部屋へ
移動しているみたいです。
英語は相変わらずELクラスという
非ネイティブクラスですが
五人だけの少人数クラスで
長男以外は皆中国人らしく
もう一人いる日本人とは別々になったらしい。
少人数になり
上達が加速したらいいなー。
全ての説明が終わった後は
教科の担当教師と握手して帰りました。
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