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今、ショックドクトリンの中にいるのではないか

2021-01-11 17:13:31 | 日記
ショックドクトリンークライン ナオミ、カナダ
      
クラインは、2007年9月にthe shock doctorine;the rise of  disaster  capitalismを出版。同書は30数か国で翻訳され、日本語版は2011年9月に刊行された。

彼女は、ケインズ主義に反対して、「新の変革は危機状況によってのみ可能となる。」と述べるなど徹底した市場原理謝儀を主張したシカゴ学派ー経済学のミルトン フリードマンを批判。こうした主張をショックドクトリンと呼び、現代の最も危険な思想とみなしている。そして、現代の悪名高い人権侵害は、反民主主義的な体制による残虐行為とみるばかりではなく、民衆を震え上がらせて抵抗力を奪うために綿密に計画され、急進的な市場改革を強行するために利用されてきた側面に注目すべきだと説く。

ショックドクトリンの最初の応用例は、1973年の軍事クーデターによるアウグスト ピノチェット政権下のチリであるとする。シカゴ学派は、投資家の利益を代弁、「大きな政府」や「福祉国家」を盛んに改革し、国家の役割は警察と契約強制のみであるべきで、他はすべて民営化し、市場の決定に委ねよ、と説いていたが、そのような政策は有権者の大多数から拒絶され自国で推進することができず、独裁政権下のチリで実行された。チリでは、無実の一般市民の逮捕、拷問、死刑が相次ぐばかりではなく、『参事便乗型資本主義」がはびこり、「小さな政府、」が金科玉条となり、公共部門の民営化、福祉、医療、教育などの社会的支出の削減が断行され、多くの国民が窮地にたたされた。
       

以後、天安門事件、ソビエト連邦の崩壊、アメリカ同時多発テロ、イラク戦争、スマトラ沖地震による津波被害、ハリケーンカトリーナといった、政変、戦争、災害などの危機的状態を上げ、参事便乗型資本主義、参事活用型資本主義、災害資本主義、火事場泥棒資本主義はこれに付け込んで、人々がショック状態や茫然自失状態から、自分をとりもどし、社会生活を復興させる前に、過度なまでの市場原理主義を導入し、経済政策や利益追求に猛進してきたという。 
         

このコロナ禍のなか、高齢者の病院代があげられる、その代わりに、病院には、とてつもない政府予算が補助として支給される。

竹中平蔵、橋下徹、三浦瑠璃あたりが、一般病院がコロナ受け入れに前向きではないと批判しているあたり、この予算措置にも胡散臭いものを感じる。1床につき2000万円が妥当かどうかはわからない。ただ、竹中平蔵が絡んだ政策決定には、とてつもない銭が無為に消えてなくなる。

コロナがどうであれ、竹中は、即刻、政府機関から排除するのが、政治家の矜持というものであろう。

コロナに次いで北朝鮮がまた出てきた。

どうかしているのは、危機感をあおるマスコミという奴だろう。

正しく情報を受け入れられない時代の中を生きている。

ビアノの音、オペラ的な音響、この国の情報は、この国のものではない。