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冷え冷えした正月、今年はコロナのせいか、早朝の泥棒市には人込みはまばらだった。売っているものは、相も変わらずエロdvdと薬。薬は、生活保護者が社会医療センターから無料でもらった睡眠薬だとか、精神安定剤の類だが、睡眠薬はなかなか手に入らず、重宝されているらしい。えろdvdは、無修正物で、一枚200円で購入できる。その他、時計、服、靴などが売られているが、パッとしたものはあまりない。
狭いドヤから出て生き抜きに来ている人が多いのだろう、タバコ片手に、いろいろな人がたまって話こんでいるが、僕はあまりかかわらないようにしている。ほとんどが、人と付き合うのが下手なのだ。
最近、西成でドヤ、手配師、愛隣の町をyoutubeに上げている作品を見るのだが、見ていて、違和感を感じる。
あいりんはやばい街、現場仕事はしんどい、そんなところは全国に五万とある。
あいりんなんか住んでいる自分としてはいいほうだと感じているのだが、なんかこの人たちには、先入観がひどいのか、youtuberとしての功名心がそうさせているのか、全くいい迷惑だ。
九州は福岡当たりの飯場の日当は8000円だった。風呂はない。飯はまずい。仕事はない。寮生は、パチンコ屋に行って、シケモクを拾い集めるざまだ。元受けはヤクザ丸出しで、作業員にユンボぶつけても、作業員に「貴様なにしとるか」としかりつけている。負傷者は、背中に青たんを作っても何の保証もない。休んで寮代がかさんでトンコー夜逃げみたいなものーするしかないようなところだ。
大分の飯場などは、2kのアパートに5人押し込められていた。仕事はない。
これが本当の飼い殺しの世界だ。さすがにここだけは3日もしないうちに逃げ出した。
まだまだ大変なところはいっぱいある。そんなことを話して何か生まれるのかと言えば、何も生まれない。
あいりんは、やばいところではあるが、いまだに日雇い現金労働で生計を立てている人間だっている。
ホームレスも少数であり、生活保護者も多いが、法律の範囲で生計を立てなくてはならない人は全国にいる。
という意味で、自分の功名心のためにホームレスをもてあそぶのは辞めたほうがいいのではないかとおもうのであるるが、止むことはないんだろうなと思う。
あいりんは、孤独なスラムだ。ただそれだけのところに分け入って、酒をふるまっていい人ぶっているのは考え物だ。
どうせやるのであれば、あいりんからホームレスをなくす方法を模索するなり、貧困とはどういう意味なのかを考える材料になるようなものを上げてほしい。
ただ、本人が露出しない西成ホームレス、番組名は忘れたが、西成の現状を冷静に報告するそれは、僕は交換を感じているのだが、