素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーキバ(第37話)

2016-04-18 10:00:00 | 仮面ライダーキバ
今回も、盛り盛りの回ですね。
終始ニヤニヤしながら見てました。いやなんでニヤニヤしてるのか自分でもわかんないけど。

ご機嫌でパスタを作る渡くん。
指摘されて一転「浮かれてる場合じゃないや」って、浮かれてたんかい。
確かにみおちゃんから告白されたけど、それを否定したり返事を保留にしたりで
やってることは割とひどい男だからな!
でもご機嫌な渡くんがとっても可愛いかったのでオッケーです。

不機嫌な太牙くん。
「あいつは人間のなかでもダメな部類だ」
えー!!!それ言っちゃう!?
今までかなり渡くんageだったのに。友達だから殺せないとか言ってたのに。
つまるところ「人間で初めて遊んでくれた子なんだよ!」っていうだけの話で
言ったら猿山のサルと仲良くなれました程度のレベルだったんですね。ひどい。

太牙くんにたいして「初めて好きになった人なんだ、諦めたくない」と宣言し、
みおちゃんを守るために、勝ち目もないのにファンガイアにくらいついていく。
普通であれば、好感度うなぎのぼりの行動なんですが。
太牙くん、いきなりグーパン、からの「だからなんだ、なにも行動できないくせに」
そしてタコ殴りされてる渡くんを前に「あいつにお前は守れない、俺なら守れる」
うわぁ、正論。メカラウロコ。

「あきらめない」という口先だけのセリフなら誰にだって言えるし、
どんなに勇気を持って立ち向かっても、あんな状態ならみおちゃん殺されてるし。
力が正義とは言わないけれど、でも太牙くんのいうことも一理あるよね。

まぁもっとも、えらそうなこと言った太牙くんも守りきれてなかったけどね!
ネズミファンガイアがな、ネズミ算的に増えてたからね。なんでだよ。

なんとかソード、意外とすぐ抜けた。気合いの問題だった。
戦うことに悩んでいた渡くんが、とうとう心の底から力を望んでしまった。
うーん、大切な女性を守るためだから、あるべき展開なんでしょうけど、
これでよかったのか、ちょっと心配にもなってみたり。

ソードと合体する三人組。
あの剣、切るたびにシュコシュコするの、どうにかなりませんか?
あと、三人組はお城を留守にしても大丈夫な感じなんでしょうか?

ラスト。ビショップからクイーンに出題されてた「キバを倒してね」という宿題が
まさかのこのタイミングで活きました! もう忘れてるかと思った。
一度にまとめて身バレ祭り!予告では「僕らは兄弟なんだ」まで。

渡くんは大ちゃん騒動時に「どうして大事な人がみんなファンガイアなんだ!」って言ってて、
なんかもう、そうだね本当にそうだね困ったもんだね(もう慰めようがない)
まったく関係ないけど、クイーンやキングに仕事が割り振られていたように、
ルークにもたぶん「他の人外を滅ぼせ」みたいな業務が振られていたんだなと思った。
じろさんの一族とかね。

過去編。
クイーンまさかの「あの人の一番大切なものをいただくの」宣言。
相手の意向はまるで無視。さすがクイーン。
でもゆりさんのこと考えると切ない。一時でも音也さん返してもらえるかなと思ったのに。

キング。キャラ濃い。苦手なタイプ。

さて話がどんどん佳境に入り、いよいよ残り話数も10話程度、
終わっちゃう、このままだともうじき終わってしまうよ切なすぎる。

仮面ライダーキバ(第36話)

2016-04-17 10:00:00 | 仮面ライダーキバ
お笑い回。
いやお笑い回じゃないんだけど、なんだもうこれ、みんなしっかりしようぜ。

とにかく太牙くん。おとぼけ。
「みおさんの好きな男って、誰なんだ」
うわあこいつ、本気で全然気づいていない!

あのさ、いままで散々「渡くんは素晴らしい人だ」
「その素晴らしさに気づかないなんて最低だ」って言ってきたじゃん?
その渡くんが「みおさんが好きなんだ」って、前回太牙くんに告白したじゃん?
そういうことだよ!そこに答えはひとつしかないだろ!
前回の固い握手は、王者の寛容ではなく
「まあ相手はファンガイアのクイーンだから君には無理だけどね」
の、生暖かい握手かよ!びっくりだ。

さらに驚いたのは渡くん。
「みおさんの好きな人って、一体誰なんだろう」じゃねーよ!
お前ら散々二人でイチャイチャしてただろうが!
「私からずっと離れないで」って言われて、肩を抱いてただろうが!
お前ら、お前らとりあえず校庭10周走ってこい!
そういうとこ、本当に兄弟だな、やっぱり君たち兄弟だわ。

そしてさらに、みおちゃんもひどい。
相談相手だったら恵さん一択なのに、なぜかここでケンゴさん召喚である。
ねぇよ!その発想はあり得ねぇよ!
案の定、やけぼっくいに火がついて炎上ですよ。

そこに飛び出してくる太牙くん、渡くん。
そうです、絵に描いたような「私のために争わないで!」状態です。不毛すぎる。
お前ら、お前らもう本当に小学校からやり直してこい!

つまりあれだ。
ファンガイアは、恋愛面においてひどく残念なレベルにあるということだね。
ていうか、そもそも群れで生活するような種族じゃないもんね、単体で生きてるもんね。
そんな生き物に、相手の気持ちを推測し、理解し、共感するとか、
「え?なんのために?」って言われるレベルだったわ。そりゃ仕方ない。

さらに。不自然なタイミングで突然現れるファンガイア。
一撃で気絶するみおちゃん。
はい予測してました。ぼちぼち戦闘ノルマを消化しないといけない時間です。
これはもう見事なくらいの、「無理やりねじ込みました感の高さ」である。
「とりあえずこのへんにつっこんでおこう」という制作の気持ちが伝わってきますね。

そんな感じのお笑い回。
いや、その、嫌みとかで言ってるんじゃなくて、
まぁ戦闘シーンは、カットできる権限があれば違ってくるんだけど、
そういうわけにもいかないしね。

あのみおちゃん周りのグダグダも、
なんかもう、なんかもう仕方ないなという、愛すべきバカ展開だなぁと。
これも含めて味ですからね。もう私が作品に惚れちゃってるから、アバタもエクボである。

ところで。キバの鎧はクイーンが与える力だそうです。
基本的には王の跡継ぎに与えられるもの=王の証、という話でしょうが、
それを別の人間にも勝手に与えてしまったので、イレギュラーが生じている模様。
つまり、「キング→キバの鎧を持つもの」だけど、
「キバの鎧を持つもの→キング」とは限らない、というわけで。
必要条件とか絶対条件とかのあれですよ(数学の時間ボーッとしてたらしい)

ではキングの条件とは何か。
やっぱアレですよね、なんとかソード。
渡くんは早くも挑戦して、びくともしなかったんだけど、
ここ大事なポイント、抜けなかったけど「拒絶はされなかった」

なんとかソード的にも、まだキングを決めてないってことでしょう。
日和見なタイプだなきっと。

名護さん。
神頼みと思いきや「あなたは間違っている」と、
まさかの神様にダメ出しである。バチ当たるよ!さすがは名護さん!
小吉のおみくじをとりあって恵さんとイチャイチャする名護さん。
いつの間にか「恵くん」じゃなく呼び捨てしてるのね。

あれはね、嶋さんの意地悪で、ケンゴくんは噛ませ犬に使われてるだけだと思うので
ここはしばし耐えてくだされ。
ケンゴくんもその辺り了解して悪役やってるじゃないかな?と予測したけど、
言動見てると本当に性格変わってる気配。
それだと後々、ケンゴくんが悲しい展開になってしまうんじゃない? 心配。


ところで。社会性とか協調性に欠けてるファンガイアという種族について。
思いを馳せてみたわけですが、
あの人たち長命だから、たぶんすごい昔からそれほど進化してないと思うのだ。
ファンガイアが人間のエナジーを吸いながらまったりと暮らしてる間に、
人間は爆発的に増えて社会を作り出し、気がつけばこんな世の中に!みたいな。

そもそも人間は、個体としてはさほど脅威を持たないものの、 個体数を増やし、
種のバリエーションをとことん増やすことで、繁栄しいまに至るわけなんですが、
この様子を目の当たりにして「あれ?これ人間が総力戦かけてきたら、まずくね?」
と危機感を覚えるファンガイアだっていると思うのです。

そう、それがビショップ。

「やべぇファンガイアも群れ作って結束しないとピンチじゃね?」
っていうんで、人間社会にならって群れづくりにチャレンジします。
キングとクイーンという「象徴」、人間との恋愛禁止などの「ルール」を決め
次第に組織化をはかっていきます。
そもそも人間とファンガイアの混血がすすんだら、
ファンガイアの存在が薄まり、じきに消えちゃうからね。大事。

そして次に必要なのは、集めた一族の結束を強めるためのイベント。
つまり「祭り」です。

ビショップの言ってたセリフ
「キングとクイーンの婚礼を、みなが楽しみにしているのですよ」
嘘くさいなぁ、と思ったんです。

うん、たぶんみんな、そんなに(ていうかまったく)盛り上がってない。
でも大事なのは「盛り上がってる」かどうかじゃない、「盛り上げる」ことなんだよ!
「王の婚礼だぜ!一大イベントだぜ!」と叫べば、周りも「そうなの?」って気分になるし、
「みんなが楽しみにしております」って言えば王も「そうなの?」って気分になるんだよ。

そう、ビショップはいま必死になって、祭りのプロモートをしてるのですよ。
あの!おそらくファンガイアで最も陰気な男が!
若い衆が惚れたはれたとしょーもない騒ぎしてる横で
どんなイベントやったら盛り上がるのか必死で考えて、手配段取りしてるんですよ。
いまいち乗り気にならないみんなを、なんとか仕切って頑張ってるんですよ。
これは単なる結婚式じゃない、ファンガイアの命運をかけた大事なイベントなんですよ!!!

そう考えたらなんかすごく可愛く見えてまいりました。いやビタイチ可愛くないけど。

うわーしかし困ったな。たぶんビショップこのあと倒されるよね。
ビショップ倒されたら、ファンガイアの一族も終わるよ。どうしよう。

仮面ライダーキバ(第35話)

2016-04-16 10:00:00 | 仮面ライダーキバ
ううう、心臓が・・・痛い・・・。
とりあえず録画してた新ドラマ「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです」
を見たらOPに瀬戸くんの名前があるという不意打ちで、
マジか!と凝視してたらこれが「婚活市場もっとも価値のない男」と揶揄されるも
ハイパーコミュ能力の持ち主でな。
ヒロインにガンガン接近(物理)して
挙げ句、隙をついてヒロインを抱き締めてしまうのだ、いきなり。
いきなり。

もはや人間ではない、犬である。ワンコキャラである。
「瀬戸康史はこうやって使うんだよ!」って出会い頭に往復ビンタくらって
「は・・・はい・・・」って頷くしかない気分である。
素晴らしい!素晴らしい! あと三ヶ月はこれで生きていける!

というわけで、1日必要摂取量をはるかに超えるトキメキを過剰摂取してしまい
今日はもうお腹いっぱいだな〜どうしようかな〜、と思いながら視聴した35話。
いや、これはまたターニングポイントになるすごい回でした。

とりあえずクイーン。
あのね、私も男児の母なので、とにかく「母と息子」系にはめっぽう弱いんですけど
最後の「会いたい、渡!」にすべてを持っていかれました。
あのクイーンが初めて感情を見せたのが息子相手とか、ウルウルです。
やっぱりお守りのボタンを渡くんにもたせたのは、クイーンの愛だったよ。
こんなに会いたがっている人が同じ空の下にいること、
いつか渡くんにも伝わるといいのに。

しかしこれは逆に太牙くん可哀想。同じ母と息子なのに。
みおちゃんも取られる展開だしね。
渡くんのまわりには美女たくさんなのに、
太牙くんには執事のおじいちゃん(倒された)と陰気なビショップしかいないんだぜ?
王様なのに。悲しい。
倒すとか奪うとかじゃなく、仲良くエンディングが迎えられればいいのにな。

「僕もみおちゃんが好きなんだ」と言われ、
固く握手をする太牙くん。さすがキング。
王として育てられたって貫禄出てました。

ファンガイアと戦闘になるも、みおちゃんがいて変身できない渡くん。
ここで太牙くんも到着しちゃって、三人そろって内心で
「これ変身しないと収拾つかないんだけど、みんなちょっと外してくれない?」
って心理戦になる、チキンレース的展開を期待しちゃった。
まだ身バレには早いということですね。

今回の渡くんの「変身」も、表情たいへん格好良かったです。

じろさん。渡くんに「誰ですかあなた」と言われる。
うわー、本当に今まで陰から見守ってたんだな、初登場かい!って思った。

音也さんの「祈り」
そういえば序盤で「誰しも心にメロディーを持ってる」とか言ってたなと思い出した。
キーワードになると思ってたのに、出てこないからすっかり忘れてたよ。
うーん、これは折々でもっとアピっても良かったんじゃない?

んで。見終わってから思ったんですけど「渡くんは何のために戦うか」問題。
今回、ブラッディローズを通して音也さんの祈りを知り、
それに自分の祈りを乗せることで、ようやく戦う意味を見つけ、
それで覚醒したっていう流れなんですよね。

ということは、あのとき渡くんは何を祈ってたっけ?
なんとなく流しちゃったけど、この祈りがすごい大事だよ!
と思って該当シーンをもう一度見直したら

「僕は僕の音楽をみつけたい、それでみんなを幸せにしたい」

だった。
うん・・・、まあ祈りっていうのは気持ちだからね。
言葉に変換すると、そんな感じになっちゃうのかもしれないけど、
なんだ、そんなフワーッとした内容だったか。
道理で記憶に残らなかったわけですよ。もっとなんか言い方なかったのか他に。

まあな、個人的にはオーズの映司くんの「みんなを守る、もっともっと大きな手が欲しい」
くらいの祈りが欲しかったんですけれど、
あれはもう第1話から積み重ねて積み重ねて、最後にようやく出た言葉だからな。
重みが出ないのは仕方ない。

あれだよね!地に足ついた、渡くんらしい素直な祈りだよね。
「僕の音楽をみつけたい」って、結局自分の心の形がまだ見つかってないってことだけどね。
やっぱりまだ戦う意味が見つかってないんじゃね?だけどね。
まあ、肝心なときにちゃんと音也さんが手助けしてくれたんだよ!
ってことで納得することにする。

しかしなんで「ブラッディローズ」って名前にしたのか。厨二ネーミング。

後半ひたすらバイオリンを弾く渡くん。良かった、良かった。
バイオリンを弾く男子とか、たまらんね!
前作の電王でも、ピアノマンの回が大好きなんですよ。
今回のキバがバイオリン男子なのも、ピアノマン回の影響があるのかな? だったら嬉しい。

そして覚醒ドラゴン。
巨大化からのCG戦はつまらないから好みじゃないと前に書いたけど、
覚醒に至る流れが良かったし、ドラゴン格好良かったから、良し!

いやもうなんかいろいろと格好良い、熱い展開で、
名護さんがイクサ没収されたのなんか忘れちゃうくらいの感動回だったんですけど、
思い返してみると、謎がますます増えただけ、っていうね。

キャッスルドランに現れた剣、おそらく王の剣なんでしょうが、
そもそもキャッスルドランが何なの?っていう。
最初はクイーンの城だと思ってたんだけど、
赤ちゃん時代の太牙くんが座る王座があったので、王城だよね?きっと。
クイーンの城だったら、いまはみおちゃん所有になってるはずだしね。

でもキングの城だとすると、なんで渡くん所有になってるのかと。
(本人は把握してないけど)
ビショップがそれを見逃してるのはなぜか。
このままだと、大事な王の剣(たぶん)を渡くんが抜いちゃいますよ?
あれか、あの三人が不法滞在してるから干渉できないのか。

あと、謎なのがもうひとつ。太牙くんの変身姿、あれサガっていうんですよね?
本編では名乗らないし、名乗らないままいくのかもしれないけど、
こどもの持ってる仮面ライダー絵本ではそう紹介されてた記憶だし、
あとサブタイで「サガ」の文字を使ってたし。お供はサガットだし。

でも「キバは王の鎧」でしょ? だったら二人ともキバだと思うんですよ。
むしろ、太牙くんの方が正統なキバだったりしない?
同じ名前が二人いると紛らわしいから、識別記号としてつけたのかな。
キバ(赤)とキバ(青)でいいじゃん! ダメか。

仮面ライダーキバ(第34話)

2016-04-15 10:00:00 | 仮面ライダーキバ
突然始まる「前回のあらすじ」
やっぱり入れないとまずかったんでしょうね、展開激しいし。

相変わらずの要素てんこもり展開です。
今回も何から手をつけたら良いかわからないので、
とりあえず時系列順(?)に思い付くままツッコミいれてきます。

ケーキ作る渡くん。
完璧にヘンゼルです。いやヘンゼルの方が後なんだけど、
もうヘンゼルにしか見えません。「かまどー!次はどうするの?」
あのさ、可愛い系男子を風呂に入れたりケーキ作らせたり、
やりかたがあざといよね。いいぞもっとやれ。

失恋パーティー。名護さんの笑顔が素敵すきる。
喜びすぎです。それはもう完全に非モテの反応です。
そこへ現れる太牙くん。完全に傷口に塩を塗り込むためだけに来てます。
んでもって、なぜかデートに巻き込んでるし。
失恋した人を自分たちのデートに参加させるのはやめなさい。
渡くんも断れ。

そしてなぜか遊園地に現れる脱獄犯。いやいやいやー(笑)
え?わざわざチケット買って入ったの?遊園地なんて封鎖されたら袋のネズミなのに?
あ、もしかして幼い娘と遊園地に行く約束とかしてた?
必死で脱獄して娘の願いを叶えていたところで、名護さんに見つかったとか、そういう???

けんごくん再登場。
嶋さんの眉間の縦ジワ、半端ない深さが気になります。渋い。

音也さんと真夜さんのバイオリン作り。
別に何のやましいこともしてない、ただバイオリン作ってるだけ。
それだけなんだけど、二人の間に特別な空気が生まれていくんだよね。
そしてゆりさんも、いつのまにかその風景に魅入られてるんだよね。
あの、背伸びするゆりさんの足元のカット。すごい、よくそんな表現を思い付くもんだ。

最初は二人の姿に苛立っていたゆりさんだけど、
いつのまにか二人が、手の届かない世界に行ってしまっていて。
ヴァイオリンの出来を見せあう二人の様子が、二人の愛しい子どもを慈しむ姿にも見えて。
ゆりさんはもう、怒りも嫉妬も悲しみも越えて、ただ一枚の絵画を前にしたときのように、
全然違う世界から、二人の姿に見入っている。

あのロフトみたいな部屋の造りも、まさかこの演出のためなんじゃ?っていう、
なんか、なんだかもうとんでもないことになってる。
こ、こども向け番組ですよね???

えっと、話は飛ぶけど、いまNHKで「精霊の守り人」という
ファンタジー小説のドラマ化をやってて。
これがまた、巨額の費用を投じた一大プロジェクトでド派手に作ってるんですよ。
その番宣で原作ファンだというどこかの偉いお医者さんが、
「おとぎ話の作られた世界だからこそ、人間の本質を鋭く描き出すことができる」
みたいな感じのことを話してたんですよ、いや流し見しててちゃんと聞いてなかったんだけど
たぶんそんな感じの話をしてたような記憶が。

そういう「人間と人外の者が入り乱れた世界を描く」っていうのは、
いまのテレビドラマだとニチアサくらいしかやってないんじゃない?
それってすごくない?
真剣におとぎ話を実写で撮ってるのって、子ども向け特撮番組くらいなんですよ。
いや〜、なんか本当にもったいないよね。
こういう極端に特化しちゃった物語、もっとたくさん見られればいいのに。
「魔物の女王様が人間と恋に落ちて破滅する話」なんて、
現状、仮面ライダーくらいでしか見られないんですよ! どうなの???

真夜さんと音也さんの海イベントあたりの頃は、
型破りな音也さんに真夜さんが惹かれていく展開なんだろうな~と思ってたんだけど、
意外や、音也さんの音楽の才能を気に入った悪魔が
音也さんの魂を連れていってしまった、みたいな話になりましたね。
真夜さんサイドの気持ちがどうなっているのか、乞う次回にご期待。

一方で、そのブラッディローズが壊れた。結構ぱっくり。
これは中から何か出てくる(音也さんからのプレゼント)という展開を期待。
中に異物が入ってるバイオリンから良い音が出るはずがない?
いやもうこまけーこたぁいいんだよ。

キバ。キバはキングの鎧だそうです。そっかー(いまいちピンときてない)
であるならば、太牙くんの変身した姿も「キバ」と呼ぶべきなんでしょうね。

なんかね、キバの姿が明らかになるにつれて、
渡くんの体を借りてキバに変身した音也さんの気持ちを考えてしまうのですよ。
どんな力で、どんな感覚で、どんな気分で戦うのか、
それは変身した人にしかわからない訳ですが、
自分が息子に背負わせしまった「王の力」という名の鎖を
はからずも、体感してしまう結果になってしまった訳で。
やるせない、っていうのかな。なんか、切ない気分になります。

ニセモノという言葉に反応する渡くん。むかし誰かに言われたんだろうね。誰でしょう。
渡くんの両親を問いただすビショップ。
いや、大方の見当はついてるよね?ついてない?

キングに付き従っていた執事のおじいさん、倒されてしまったんですけど、
何の感慨もなくあっさり後釜がついてて泣ける。
太牙さんちょっとは気にしようぜ(いや、それをスルーするのがファンガイア)

最初は「イヤだよー!変だよー!」と言ってたタツロットフォーム(?)ですが
見慣れてきたら格好よく見えてきました。王様です。

仮面ライダーキバ(第33話)

2016-04-14 10:00:00 | 仮面ライダーキバ
まとめる言葉が見つからない! なんかもう、ぐちゃぐちゃの回である。
もう、何から言及したらいいんだこれは。

とりあえず名護さんにツッコミいれとこ。
やっぱ渡くん宅のお風呂が気に入ってたんだね。
前回も、たぶん途中から恋愛相談なんか聞き流して、
お風呂堪能してたんだろうな〜って感がぷんぷんしてた。
忘れてなかった「渡くんの母」問題(しかしまったく解決せず)
しかし、なんでバスタオルで胸まで隠してるの?
「女の尻を追いかけるな!」の台詞も、あの格好で言われると、
渡くんのあの険しい表情も「笑いをこらえてるんじゃないの?」とニヤニヤしてしまう。

渡くん。
お風呂シーンのみならず、洗い髪の半乾きモードありがとうございます!待ち受けにしたい!
みおちゃんの「離さないで!」の台詞に、ここは抱き締めるところか!と思いきや、
肩にそっと手を置くだけ!それがいい!逆にいい!キュンキュン来ましたごちそうさまです!

案外早く、太牙くんの婚約者を紹介されちゃったなー。もうカオスっす。

太牙くん。
「君の彼女を奪った男に会わせてくれ!」とか、わざと言ってるだろ(笑)
そりゃ渡くんじゃなくともあんなリアクションしかとれないよね。
悪い人じゃないんだけどな、なんだろな、なんかちょっと鬱陶しいんだよな。
人外ならではの、なんかこう相容れない感?
非の打ち所がない完璧な体面を演じてるけど、中身が全く見えないみたいな、
そんな感じが出てる気がする。

太牙くんのファンガイア体が、あのライダー形ということでしょうか。
ベルト使って「変身」って言ってるよね。他のファンガイアとは違うよな。
キバと同じだよね。であるならば、キバもキングたりえるということでは?

必殺技も、夜に月のイメージで、真夜さんと同じ。渡くんと同じ。
なんかこう、みんなそうとは知らなくてもつながっているんだなと、胸に込み上げるものがあります。
そしてまさかのフェンシング、まさかの絞首刑でした。ヨーロピアン。

いやちょっと待て、キバもキングだとすると
(真夜さんが予定外のこどもを作ったのでイレギュラーが発生していると思われ)
キバを倒すのはキングの役目じゃないか。
あのビショップ、「なんか面白そうだなーと思って」くらいのノリで
クイーンに退治を頼みやがったな。やっぱり。

過去編。
序盤で渡くんが先生からバイオリンの作り方教わってるのを見て、
なんかこう、えもいえぬBL臭を感じたりしてたわけですが、
やっぱりこれエロスだったな!
もう音也さん完全にはまってるし!あっさり陥落してるし!

しかし真夜さんをゆりさんとの同棲場所に連れ込んだらダメだわー、
ちょっとデリカシー無さすぎだわー、せめて隠れてこそこそやろうよ、
ゆりさん可哀想すぎるわー。
ちょうど母の敵を打って、これからどうしよう?って隙間だもんね。
そりゃ新しい男にフラッと行っちゃう展開になりますよ。

驚きの次回予告。
真夜さん生きてたの!?
聞きたいことがあるって「どうして人間を愛したらいけないのですか?」だよね。


そういえばこんなのあったよね「平成ライダーシリーズMOOK」
これ、電王とオーズを買ってて、
買ったことに満足してあんまり開いてないというやつですが、
キバ、買っちゃうかな。買うしかないよな。最後まで見終わったら買う。

平成 仮面ライダー vol.9 仮面ライダーキバ 平成ライダーシリーズMOOK / 講談社 【ムック】