素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーカブト 第29話

2017-04-06 22:00:00 | 仮面ライダーカブト
料理人・生簀一郎。どんな人間の心をもつかむその技巧は、天道をも上回る。しかし彼は、人の心をあやつるために包丁を振るう闇の料理人。はたして料理の正道を守れるか。誇りをかけ、闇の料理人と、伝説の料理人の戦いのゴングが鳴る。


井上脚本と石田監督のマリアージュである。
素晴らしく豪華にネタに走りまくった回でした。清々しい。

劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE

2017-04-05 17:00:00 | 仮面ライダーカブト
地球最後の日。巨大隕石が地球に接近!人類の存亡を賭けて、黄金のライダーとの死闘が始まる。仮面ライダー、ついに宇宙へ!!平成仮面ライダーシリーズ第7作目の劇場版。


「ついに宇宙へ!」と言われると、どうしてもフォーゼが脳裏に浮かぶんですけど
この当時(2006年か)は「仮面ライダーが宇宙に行く」っていう発想がすごかったんだなと。

さて劇場版。
本当は劇場版公開タイミングにあわせて、26話視聴後に再生したんですが、
再生時間たったの65分なのに、途中で2度ほど寝落ちしてしまってですね。
3日間かけてようやく視聴完了しました。いや年度末でいろいろ体力消耗してて・・・(言い訳)

そんな感じで、とびとび視聴になってしまい、
ストーリーもちゃんと頭に入って来ず、これと言った感想も出てきません。
タイトルの「GOD SPEED LOVE」
この意味も映画見たらわかるんかな〜と思ってたんですが、わからず終いでした。

いろいろ中途半端になってしまい本当に無念である。
時間を見つけてちゃんと見たい・・・と思いつつも、
世紀末感満載の、あの埃っぽいような全体的に茶色&灰色の画面構成と
終末観漂うキャラクター達が、なんか苦手みたいです。

そんななか、かろうじて感想を箇条書き。

・この映画見てようやく気づいたんですが、渋谷隕石は1999年なんですね、
 これが「恐怖の大王」っていう設定なんですね。懐かしいなぁ恐怖の大王。(過ぎてしまえばなんとやら)

・久々に矢車さん登場! あらためて見ると矢車さんいいなぁ。
・ZECTの片マントみたいな衣装、好きだぜ。
・「ひよりちゃん=天道の妹」ネタは、ここでバラしちゃうのか!もう!?

・そしてクロックアップをパワーアップさせた時間逆行!
・過去改変ビームと言えば劇場版ショッカー軍団のお家芸なんですが、
 もしかしてこれが始祖ではないのか?
・本編の天道はいろいろと最強の俺様キャラなんですが、
 劇場版の天道が時間逆行&こどもに戻って、2周目人生やってるとか?

仮面ライダーカブト 第28話

2017-04-03 08:00:00 | 仮面ライダーカブト
殺人容疑で指名手配された風間大介。そんな彼をかくまおうとした天道だが、それは擬態の大介だった。入り乱れる本物と擬態の大介。そんな中、大介の遺体が発見される。犯人はワーム?! 弔い合戦に乗り出すライダー達だったが・・・。


「風間大介が」「風間大介?」「風間大介が」「風間・・・大介が・・・」

という四人の電話が交錯するシーンとか、

「こいつは偽物・・・いや、本物だ!」
「何をいう、お前こそ偽物・・・いや本物だ!


という「本物がアウト」なクイズとか、井上先生らしい遊び心を感じる展開です。
ドレイクゼクターは主人が本物でも擬態でもお構いなしかよ、もうちょっと頑張れ。

4ライダーの同時変身。

このメンバーで共闘とかあり得ないんですけども、あり得た。
もうこの先見られない、一回限りのスペシャル映像な気がする。

「私の目はごまかせない、見ればわかるわ」
「さすがゴン、なんてったって俺たちは永遠にひとつの、ひとつの・・・えっと・・・その・・・」
「相棒!」
「そうそう!それそれ!」


というお決まりのやりとりが、もう微笑ましくてたまらなくてニヤニヤしてしまった。
幸せ映像をありがとうございます。

そしてラスト。「いつだってしてやるよ、お前のメイクくらい」と笑いながら
ゴンに色付きリップ塗ってあげるとことかね。最高ですよね!本当に良い回でした。

仮面ライダーカブト 第27話

2017-04-02 09:30:00 | 仮面ライダーカブト
大介との記憶をなくし、百合子として暮らすゴンの記憶がよみがえった。「大介に逢いたい!」ゴンの旅路がはじまる。一方、「じいやが倒れた!」と大騒ぎの剣。新たな動きを開始するZECTとワーム。すべてのライダーを巻きこみ、事態は思わぬ方向へ・・・。


ゴン復活の井上脚本回である。待ってました!
途中で休憩を挟んだのですごく久しぶり感あるんだけど、20話以来か。
そして、風間大介と顔をあわせる神代剣がノーリアクションなんですが
面識なかったんだ! そういえば確かに入れ違いで登場したんだった。

間宮麗奈の「私には握手をする習慣はないが、いいか?」のセリフが好き。

そして。ワームと手を組むことについて

「しかしそんなことはどうでもいい、排除すべきものを排除できればな」

とあっさり恐ろしいことを言ってのける三島さん。いやいやいや。
ワームの殲滅を目的としていたはずのZECTが、「そんなこと」呼ばわりかよ、と。
排除すべきものって・・・カブトか。あとZECTに所属してないライダー達?
もう確実にZECTが悪の組織だし、加賀美パパがラスボス。

このシーン、絵面が好き。

メイクアップ界の新星、相良和彦。
なぜか消火器ケースにアイテム一式を入れ歩いてるという謎の設定。
彼はいいキャラだったんですが、大介が「殺人犯」になったということは
殺されちゃったのか。無念。

いつもイヤフォンで視聴してるんですけども、二人の奥義が対決したとき
左右の耳から各自の「メイクアップ」っていう決め台詞が入ってきて
こちらがやられそうになりました。殺傷能力高いぞこの二人。

こんな冗談みたいなメイクアップ対戦なんですが、
その結果、メイクを洗い落とした大介が本物で、
アイメイクを残したままの大介がワームという、視聴者にだけわかる仕掛けが
すごいなぁと思いました。

ゴンが大介を思い出すときに、手が大介を求めるように動いたのが
とても良かったです。

仮面ライダーカブト 第26話

2017-04-01 08:30:00 | 仮面ライダーカブト
それぞれに謎を追う天道と加賀美。そして、岬の擬態と出会う神代剣。ひよりを守って追いつめられた天道の口から語られる真実とは・・・。


前回の「35年前の仮面舞踏会への招待状」とは
マスクドライダー計画の文書の暗喩だったんですね。

「実に不幸な事件だった。きみのご両親の事件は」

さてうろ覚え2周目ということで、1周目の記憶をほぼ失ってる残念な私ですが、
唯一覚えてるのが、ひよりちゃんって天道の妹だったよね?確か。
だから「きみのご両親」というのは、ひよりちゃんの持つ写真の夫妻だし、
渋谷隕石が落ちる前から、なぜか隕石のかけらを持ってた人だし。

あ。その隕石のかけらが、渋谷隕石を呼んだんじゃない?
だから、マスクドライダー計画の中心地がピンポイントで被災したんじゃない?
(ガチで忘れている残念な脳みそである)

「たった一人の肉親だ、大切にしてあげなさい」
「(あいつまさか・・・妹のことまで・・・)」


というのは、ここでは敢えて名前で呼んでないんですが、
ひよりちゃんのことだよな、と胸熱。

あの天道が加賀美パパに「どういうことだ!?」と本気で食らいついてくとことか、
ひよりちゃんに「実は・・・お前も危ない」と詳細を濁しながらも説得するとことか、
「僕のことならいい」とつれないひよりちゃんに「ダメだ、俺のそばを離れるな!」と
珍しく声を震わす天道とか、

「だが、これだけは覚えておけ!
 たとえどんな敵が相手でも、俺はお前を守る!!・・・永遠にな」


と絶叫する天道とか。あぁもうネタを知ってるとテンション上がりまくりです。

今回は同時多発的に樹花ちゃんとひよりちゃんがワームに襲われるわけですが、
加賀美パパの警告どおりひよりちゃんを襲っている間宮麗奈は、
パパとつながってるということでよろしいか?
パパ、完全に黒幕ポジションじゃねーか。

パパが「きみのご両親が」と言ったところで
「あれ?天道は自己紹介してたっけ?」と疑問に思ったんですが、
初対面の10話でも、前話ラストでも、名前をなのってないんだよね。
なんで天道のことを知っているんだろうね。

神代剣。
神代剣がワーム岬さんに思わず「姉さん!」と呼びかけてしまうのは納得なんですが、
ワーム岬さんがなぜ神代剣をかばったのかが、あんまりよくわからなくて。
素にした人間の記憶が云々言ってましたが、岬さんにリアル弟がいるとか、そういう?

神代剣は、前半で「あれ?正体ワームじゃね?」っていうネタばらしがあったのにも関わらず
それに触れないまま今に至るわけですが。いやネタばらし早すぎじゃないですか?
今回のように、ワームに敵認定されて攻撃されているのを見ると
えーっと、君たち同族を見分けられないのかい?などと思うわけです。
まぁ、見分けられたら神代剣自身が自分のアイデンティティーを失いそうだけれども。

ともあれ。「すべてのワームが俺が倒す」が口癖の神代剣が、ワーム岬さんに親愛をこめた対応をしていて
あれれ?と思ったところからの衝撃展開でした。それでこそ神代剣だよな。