戦うアナザーアギトとギルス。その戦いに駆け付けた氷川誠と北條透は、アギトが木野に戻るところを目撃。氷川誠は、木野が医者としても人の命を救っていることを知り、心酔する。一方、北條透は再び「アギト捕獲作戦」を進める。
一話が、長ぇよ!(※個人の体感であり、放映時間は通常どおりです)
中盤くらいから
「もうこの辺で『続く』にしちゃっていいんじゃないかな? ね? もう終わろうよ?」
ってずっと思ってた。正体を隠したヒーロー物は!心臓に!悪い!
いやぁしかし。正体を隠したヒーロー物っていう設定、たまりませんね。
そしてそれを活かした展開を、今回はガンガンぶっこんできましたね。
終始「うわあぁぁぁ!」「ちが、ちがうから!」「だめだあぁぁぁ!」って心中が嵐でした。救心をくれ。
アナザーアギトのシルエットを見て、アギトだと誤解する氷川さん。
全然ちがうじゃん!ツノも小さいし、胴回りも太いし、ヒジになんか生えてるし!!
・・・とか思うのですが、先入観ってやつですよね。
こんな存在、二人もいると思わないよね。いたんだけど。
んで。氷川さんは木野さんのことを、高潔で高邁な想像どおりの人だった!と勝手に感動してるし
木野さんはすぐに事態を把握して、それを否定しないっていう。お前!お前なぁ!!!
木野さんはこのあと、約束を破った氷川さんに対して
「あなたは私の信頼を取り戻さなければならない」と断言し、一方的に指令を出すんですが、
怖いよ、この隙あらば相手を支配しようと狙う姿勢。人間を憎んでいるような?
小沢の姐さんとの勝負になるのかも。天才同士の対決見てみたい。
翔一くん。
「俺にもしものことがあっても、こいつら(菜園)の面倒だけは見て欲しいんだ」
やめてー!死亡フラグやめてー!!!
北條さん。
現場に向かおうとする氷川さんに「頑張ってください!」と声をかけます。意外。
そしてまさかの、アギト捕獲作戦再びですよ。
渋る上層部に対して「アギトは人間です」と勝算を語る北條さん。
前回、氷川さんにむかって「アギトは人間にとって脅威の存在」と言っていたのに、
相手に応じて柔軟に表現を変える態度、さすがです!大好きです!
今回は戦闘後のアギトを追跡し、人間体に戻ったところで捕獲するという作戦。
あぁ北條さん、有能すぎる。有能すぎるけどそれはやめてあげて!!!
・・・などという願いも虚しく、いよいよ「正体を隠したヒーロー物」の醍醐味、正体バレの瞬間が!
「アギト!あなたの身柄を拘束します!」
「あれ?北條さん、何かあったんですか?」
この無邪気な笑顔である。相手が氷川さんだったら誤魔化せた気がするんだけど
北條さんだからな〜、誤魔化されてくれないよなああぁぁぁぁあああ(頭を抱えている)
ていうかね。氷川さんは木野さんを捕まえるつもりだったんですよ!
本当だったら、アナザーアギトから木野さんに戻った瞬間に任意同行しちゃえば良かったんだけど、
もちろんその場では証拠もなく、逃げられるのは目に見えてたから
わざわざこれだけの警官隊を組織して、大仰な捕獲作戦を仕組んだんですよ。
なのに・・・なのに、なんだこの、誰も幸せになってない展開。
なんで、なんで来ちゃったかなぁ翔一くん。
あ、そっか木野さん手術中だった。それも涼くんの。
そこもですよ! そこも!主治医への挨拶を真島くんがやってたら、また展開が変わってたのに。
もうなにもかもが「ああああぁぁぁ!」すぎて、本当に心臓に悪い。すごい計算高い脚本だぞ。
落ち着いて見直してみたら北條さん祭りの回でもあった。眼福。