コング・デッドマンの事件が解決しない中、さくらは彩夏と彩夏の妹・美春のライブへ。二人に付き添った一輝は「愛情を込めて作った」弁当まで用意する。そこへデッドマンが現れた。一輝はアイジョウくれたら一緒に戦う、というバイスを説得し仮面ライダーリバイとバイスに変身!が、デッドマンを取り逃がしてしまった。 そんな事態にもフェニックスと契約しない一輝に、ついに大二がブチギレてしまい・・・。
■まずは基本設定。
「いけにえはまだ?ギフ様の復活には、あと6体必要なのよ」
「誰もが私やフリオのような、いけにえに相応しい存在
ギフテクスになれるわけではありません。
バイスタンプを使って生み出せる悪魔には個人差があるのです」
「デッドマンが生み出せれば上出来。
普通の人間じゃ、ギフジュニアが関の山ってわけだ」
「そして。生み出したデッドマンと上級契約を結び、
一体化できた人間だけが、いけにえになる資格を得られる。
この子にその覚悟があるかしら。
上級契約したら、二度と元の姿には戻れないよ?」
「彩夏ちゃんにも会えるしね。初恋の人だもんね」
「ただの幼馴染だ!」
初恋の人が敵幹部になるっていう展開だと思いました!
すごい!めちゃ熱展開じゃん!って思いました!
違ったw。さすがに子供向け番組の制約があったかw。やって欲しかったけど残念。
しかし。その設定から言うと、アギレラ様たち3人はまだ
「いけにえになる資格を持ってる」というだけで、上級契約はしてない?のかな。
あと、アギレラ様の人間体、字幕に「夏木(なつき)花(はな)」ってあってビックリ。
もともと人間だったんだよな、きっと。
その辺りも、たぶん今後出てくるのかと思うと、ネタの鉱脈だらけだな。
■彩夏ちゃんまわり。
「家族だろ?なんで憎むんだよ」
「一輝くん、幸せな家族だけじゃないんだよ」
このあたりも、考え方が今風というか、
家族「だから」大切にしなければならない、愛情をもって接しなければならない、というのは
その場で優位に立っている親の義務ではあるんだけど、
それを子どもに強要するのは、呪いでしかないんだよな。
それを、「幸せな家族だけじゃない」ということを、子供向け番組できっちり明言するのは
ある種の家庭の子どもたちにとっては、救いになるのかもしれないなと思いました。
どうかな、こういうのは、昭和の人間である私たちの価値観であって、
令和の時代には、もう常識になりつつあるのかもしれないけどさ。
ホント、元号が変わるにつれ、めまぐるしい勢いで価値観がアップデートされてるのを感じる。
ツイッターで指摘してる人がいたけれど、
彩夏ちゃんの変身態、テーマカラーが赤で、どことなくステージ衣装っぽいデザインしてて、
妹の立場に焦がれてる内心を表してるようで、確かに!!!ってなった。つらっ!
まぁなんやかやでお母さんとは和解したんだけど、なんていうかその場限りっていうか、
何日かしたら元通りになりそうだな、っていうのは見てて思ったんですけど、
でもやっぱ、怪人態を抱きしめるっていうのは相当の覚悟だと思うし。
うん、例えば。一輝も今までのやり方を変えられないけれど、
その陰で、誰かが辛い想いをしているかもしれないと、考えることができるようになった。
多分、その「考えることができる」ことが大きいんであって、
彩夏ちゃんのお母さんも、ステージママとして駆けずり回りながら
彩夏ちゃんのことを考えることができるようになったとすれば、それだけでも前進なんだろうなと。
■一輝と大二。
「大丈夫。デッドマンズが現れたらちゃんと駆けつけるから」
「そんな片手間でやられても迷惑だ!」
大二のその台詞って、
前回の、自分の都合で仮面ライダーやりたいって言って自分を
ばっさり斬り捨てた台詞に似てると感じたんですよ。
自分を刺してきた刃物を、今度は一輝に向けて振るうような。
「だったら、お前が変身すればいいだろ!
焦ってんのか知らないけどさ、変身できないからって、俺に当たるなよ!」
地雷!地雷を的確に踏み抜いてくるよな!!
見てて悲鳴が出たわ思わず。
もうね、完全に大二の八つ当たりだと思うんですけど、
見ていて、立ち位置が大二サイドになってて、
一輝の無神経さに苛立ってくるんですよ。でもお兄ちゃんは悪くないんだ。ギャー!
いちばんしんどいパターンよな。誰かを責めたいのに、責める相手が自分以外にいないっていう。
「あの子は優しいの。誰も傷つけたくはない、自分のこともね。
大二は大二なりのやり方で、生き方を模索してるの」
「そういうもんかな」
「一輝、人の気持ちに寄り添えるようになりなさい。
強い人間なんていない。みんな弱いのよ。
あんたが後先考えずに動いた時、陰で誰かが傷ついているのかもしれない。
それに気づけないなら、いつまで経ってもあんたは半人前の男よ!」
母が強い。こんなカーチャンになりたい。
■その他
「世界を守ることが、家族を守ることにつながるんだって」
「いいや、家族を守れないヤツが、世界なんか守れないんだよ」
大事よ? 当たり前のことだけど、すっごく大事よ?
結局、ヒーロー物を見ててモヤってするのは、そういうとこなのかもしれない。
セイバーとかさ(って、すぐ悪い例に引き出すのもどうかと思うが)
足元を大事にしないで、天ばかり目指してたようなところ、あるじゃん。
そういうのって、言ってることは格好良いけど、地に足がついてないっていうか
どうしても薄っぺらく見えてしまうんだよね。
「俺はどうなっても構わない」「俺の命ならくれてやる」みたいなの、
覚悟ともとれるし、無責任とも言える。
どうなんかな、こういうのは見てる人の好みによるものかもしれないけれど、
私はクウガの自己犠牲精神より
アギトの、ピンチのときに必死の形相でお弁当かきこむみたいな
泥臭いヒーローが大好きなんだ。好きだー!!!(何の話。
次回は上堀内監督回だそうで。楽しみ。
>まずは基本設定
分かり易くて助かります!
作品的にしっかりと基本ルールを明言してくれるのいいですよね。
まぁもちろんまだあるんでしょうけど。
二度と元の姿には戻れないよって言ってましたが幹部の人達は人間体になってるし、
黄色サングラスの人もフェーズ2ならとか言っていたし上級契約者にも段階がありそうですね。
写真から一輝が消えたのもフェーズ的なものかも。最終的にジョーカーになっちゃうとか。
そーいやデッドマンって死人って意味で、フェニックスといえば不死鳥とか復活。
なんとなく近しい感じがしますし何かありそう。
>地雷!
私もあーあ…ってなりました。
前回の当り前の押し付けもそうですけど脚本家さんが特撮畑の人じゃないからなのか、
痛いところをエグってくるイメージですね。
>クウガの自己犠牲精神より
ほんとそれです。
ヒーローの行動の動機付けとしてはお手軽なんでしょうけど。
もう井上先生はライダー参戦しないんでしょうかねぇ。
オリバーな犬を観てて思ったのですが、
上手い事口車に乗せればオダジョーは五代雄介やってくれそう気もするんですよね。
オリバー、脚本からオダギリジョーさんが関わっていて
本当に多彩だなってビックリします。
台詞まわしとか、独特で面白いうえに
あんだけ多くのキャラを出して満遍なく使いこなしてみせるとか
ホントにすごいな~ってビックリしてます。すごい。
> 二度と元の姿には戻れないよって言ってましたが幹部の人達は人間体になってるし
幹部の人たちは上級契約してないのかなって思いました。
でも違うか、自分はまだしてないのに新人に強要するとか不自然ですもんね。
どういうことなんだろう、なんかカラクリはありそうですが。
> デッドマンって死人って意味で、フェニックスといえば不死鳥とか復活。
団体名がフェニックスっていうのも、なんか不自然な印象あるんですよね。
一般的には「防衛」「機構」みたいな雰囲気の英語の長い名前で
略してアルファベット三文字、みたいなのが多いと思うんですけど、
フェニックスは「自分の命」が中心ですもんね。
まぁ、あの団体がそもそも怪しげな気配しかありませんけど(苦笑。
> 前回の当り前の押し付けもそうですけど脚本家さんが特撮畑の人じゃないからなのか、
> 痛いところをエグってくるイメージですね。
子供向けということを意識せずに書かれているのか
本当に、大人が見ても楽しい作品だと思います。
ライダーだからって子どもに寄せていかない作り方をしているの、本当に嬉しいですね。
大二は、前回の放映で仲直りしたかと思いきや
今回またギスギスした感じでちょっと驚きました。
まだまだ序盤なので展開の傾向がわからず振り回されてますね。
コメントありがとうございました!