ジョージー・クルーニ主演のヒューマンドラマ「ファミリーツリー」を観てきました。
仕事に追われ、家庭の一切を妻任せにしてきた弁護士が、妻の事故による意識不明の状態になり、二人の突然娘の面倒を看ることに。そんな中、妻の不倫が発覚し、長女と不倫相手の男を捜す物語です。
妻への後悔と怒り、反抗する娘たちとの確執。妻の家族や友人たちに妻の不倫を告白できない苛立ち。仕事以外、何も解決できない情けない父親振りを、ジョージ・クルーニが熱演しています。
クルーニファンには、クールで渋い男やモテモテのプレーボーイなど、かっこいい彼しか想像付かないと思いますが、彼のキャリアを考えれば、この役は、まさにハマり役だったように思います。
単純なストーリーの中で、ハワイの自然や二人の娘の不良ぶり、長女の連れてきたボーイフレンドのKYぶりなど、家族が関係する人々が、とても身近に感じられ、あきさせないところも魅力です。
きれいごとを一切排しながらも、とても人の温もりを感じるホームドラマでした。