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1月27日(月)は、前線と低気圧の影響で、九州や四国などでは季節外れの大雨になりました
場所によっては24時間で200mmを超える雨量になったところもあり、1月の1位の値を各地で更新しました。
中でも、大分県佐伯市では、19時27分までの1時間に117.5mmの雨量を記録し、観測史上1位の値を更新しました
気象庁のホームページによると、佐伯市の従前の観測史上1位の値は2017年9月17日の84.5mmです。
(画像は気象庁ホームページより)
この時の大雨の要因は、下記天気図から分かるように台風18号と秋雨前線の影響によるものです。
(気象庁ホームページ「日々の天気図より」)
今回の大雨も、低気圧と停滞前線の影響によるもので(見出し画像天気図参照)、大雨が降るパターンとしてはよく似ていますが、この時期としては異例の雨量です。
台風+停滞前線という組み合わせは、過去何度も大きな災害をもたらしてきましたが、それを超える雨量が、しかも真冬のこの時期に降るというのは、それこそ前例のない事態で、雪が多い地域などでは融雪・洪水・雪崩・土砂崩れといった危険性が非常に高まるかと思われます。
今日は首都圏近郊の大雪がクローズアップされることが多かったですが、今後低気圧が接近・通過する地域では、季節外れの大雨にも十分な注意が必要です