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冬によく見られる霧⛆

2020-01-09 23:18:38 | 日記

日本列島に暴風や季節外れの大雨をもたらした低気圧が日本の東の海上に遠ざかった今日。

天気は回復したところが多くなりましたが、北東の風により海から湿った空気が入った東北北部や北海道のオホーツク海側などでは、すっきりしない天気となりました

また、今朝方気温が下がり再び雪となった私の町では、雪とともに霧が見られました

冬に霧が現れやすい場所としては、雨上がりの街中、雪原、川、海、湖などがありますが、その発生要因は、それぞれ異なります。

まず、雨上がりの街中で見られる霧は、雨が降って水蒸気量が多くなった状態で気温が下がる(例えば夜になる)と、露点温度が低くなるので、飽和状態となった水蒸気が凝結するためです。

次に雪原の霧は、積もっている雪と比べて暖かい空気が雪原上に残っているときに、積もっている雪に接している空気が冷やされて露点温度が下がることで発生します。霧は割と低い位置にしか発生していないことが多いです。

そして、川、海、湖に発生する霧は、露天風呂に発生する湯気と同じ原理で、冷え込みが厳しいときに、水面から蒸発した水蒸気が急激に冷やされることで発生します。この霧は水面と空気の温度差が大きいほど発生しやすく、北海道では、冬の朝に海面に発生した霧のことを「けあらし(毛嵐、気嵐)」と呼んだりしています。

明日の朝は、北海道では氷点下20℃以下まで冷え込むところも出てきそうですので、川霧やけあらしが見られるかもしれません

↑令和2年1月9日23時の北海道南西部のアメダス気温(気象庁ホームページより)

 内陸部を中心に-10℃以下まで冷え込んでおり、所によっては既に-20℃を下回っています。



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