一昨日(5/15)は、北陸や東北でも、最高気温が30℃を超える真夏日となったところがありました🌡
(見出し画像は気象庁ホームページより)
気温の分布を見ると、日本海側で高く、太平洋側で低くなっています。
この日は太平洋側から日本海側に向かって東風が吹いていたため、日本海側ではフェーン現象の影響で気温が上がったものと考えられます。
(フェーン現象については、以前のブログ「アメダスデータに見るフェーン現象①⤴(2020.6.5)」をご参照ください)
さて、このような暑い日には、少しでも涼しく過ごしたいものですが、服の色と暑さは関係あるのでしょうか👕?
よく、黒い服は暑いと言われますが、その理由は、一般的に黒色は他の色と比べて太陽光のエネルギーを吸収しやすいからです。
大まかに言うと、人間が見ている色は、物体が吸収しないで反射している光の色が見えています。
つまり、赤色の物は赤い光を、青色の物は青い光を反射していることになります。
(実際は、見えているというよりは、その光の波長を感知しているということらしいのですが、詳しいことは、各自でご確認願います)
そして、白色の物は可視光線を全て反射しているため白く、黒色の物は反射せず全て吸収しているため黒く見えているということになります。
よって、黒色の服は他の色の服と比べて太陽光から吸収するエネルギーが大きいため、暑くなりやすいというわけです。
ただし、実際の暑さは、服の色だけではなく、服の素材やデザインにも大きく影響されるため、一概には言えません。
服の内部(服と体の間)に熱がこもると暑くなりますので、あまり体に密着せず、熱が逃げやすい服装をすることが、まず第一です。
その上で、白っぽい服を着ると、より涼しく感じるのではないかと思います。
なお、日焼け対策としては、逆に黒色の服の方がよいと言われています。理由は紫外線を吸収しやすいからと言われていますが、気になる方は、自ら調べてみることをオススメします。
また、余談ですが、光の色にはそれぞれ波長があって、人間が見ることができる紫~赤までの波長域を可視光線と言います。
そして、紫より波長が短いものを紫外線(域)、赤より波長が長いものを赤外線(域)と言います。
(紫外線域や赤外線域のさらに先には、ガンマ線や電波などがあります)
ちなみに、虹の色は、正に人間が見ることのできる光(可視光線)の色で、内側から波長が短い順に並んでいます。
自然現象は誠に奥深いものです🌈